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『宇宙の戦士』 Starship Troopersロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein) 済

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『宇宙の戦士』 StarshipTroopersロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein) 済
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(03/6/7)好戦SF、右翼SFといわれるが、前半の米国保守派、鷹派的思想開陳の部分は、支持するかどうかは別論として、一つの理屈として筋が通っていて面白い。中でも、「子供に軍隊で教育をする必要があるのは、猫にオシッコを教えるのと同じだ」という理屈は最高に笑った。大好き。後半、やや単調な戦闘シーンが続くのは少し退屈だが、総じて世間にいわれるほど悪い作品とは思わない。少なくとも面白い。今さら好戦SFと叩くのは60~70年代の左寄り学生運動世代の偏狭な老人の証しで、古い。この作品を興味深く読めたからといって、保守的で好戦的な思想を持っていると短絡はできないだろう。いつの世も自己の思想と敵対思想とを相互に相対化できる思考能力を持っていない人間こそが、右左関係なく破壊と圧制をもたらす。【ハヤカワ文庫SF、8点】


2000年日記

4/3
「悪魔の星」見つかる気配がないので、次の年の受賞作「宇宙の戦士」を買い直し、読み始める(実家に置いているため)。面白いじゃん。一気に読んでしまいそうだ。
先週から花粉症が悪化して目が開けていられず、体調的に最悪。何とか乗り切らねば。
略)に新しい古本屋ができた。生憎今日は月曜で定休日。明日行って、SFにチェックを入れてこよう(はり紙によると幻想文学がメインだが、SFもあるらしいのだ)。「悪魔の星」も見つかるかも。
そういえば、今日古本屋でサンリオをみていたら、ゼラズニイ「わが名はレギオン」に「ハングマンの帰還」が収録されていたことが判明。3000円もしたので買わなかったが、他の書店を調べてもっと安い店がなければ、3000円でも買うしかあるまい。まあ、あの値段なら他に買うやつもそうそういないだろうから、明日でも大丈夫だろう。今どきゼラズニイばかし集めているというやつもそんなにいないはずだし。

4/14
「宇宙の戦士」読み終わる。★★★★1/2。ハインラインの思想が詰め込まれてて興味深く読める。前半は少年犯罪や体罰の話が出てきて結構新しい感じがする。終盤は単調。戦闘シーンも平凡。途中までは面白いのに。ストーリーもあってないようなもので、この作品の読みどころは、好きが嫌いかは置いておいて、ハインラインの思想開陳部分の理屈が楽しめるということに尽きる。少なくとも「ダブルスター」なんかよりは遥かに面白い。
「悪魔の星」読み始める。キリスト教に疎い僕にはかなりとっつきにくく、難解な感じがする。50ページ読んだが、内容がさっぱり分らない。最後まで読めるか、読めたとして果たして内容が理解できるか甚だ疑問だが、頑張って読まねば。

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