SF百科図鑑
ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム』創元SF文庫
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
September 28, 2005
ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム』創元SF文庫
ブラム・ストーカー賞
普通のエンタテインメントで退屈だった。
70年代は叙情的ないいSFを書いていた作家なのに、80年代に入ると普通のエンタテインメント作家になってしまった。その分、一般性は高まり、一般受けしやすくなっているし、「氷と炎の歌」シリーズはベストセラーになっているわけだが、個人的には好きになれない。
本作もそういうエンタテインメント路線の典型で、19世紀のミシシッピ川を往復する蒸気船フィーヴァードリーム号を使って一族の復興をもくろむ吸血鬼をめぐるアクション小説。良くも悪くも意外性のない展開なので、退屈して後半は飛ばし読みしてしまった。
マーティンって、SF読みとしては、70年代の短編だけ押えておけば後は用なしの作家だと思う。
テーマ性 ★★
奇想性 ★
物語性 ★★★★
一般性 ★★★★★
平均 3
文体 ★★★
意外な結末 ★
感情移入 ★★
主観評価 ★★(20/50)
70年代は叙情的ないいSFを書いていた作家なのに、80年代に入ると普通のエンタテインメント作家になってしまった。その分、一般性は高まり、一般受けしやすくなっているし、「氷と炎の歌」シリーズはベストセラーになっているわけだが、個人的には好きになれない。
本作もそういうエンタテインメント路線の典型で、19世紀のミシシッピ川を往復する蒸気船フィーヴァードリーム号を使って一族の復興をもくろむ吸血鬼をめぐるアクション小説。良くも悪くも意外性のない展開なので、退屈して後半は飛ばし読みしてしまった。
マーティンって、SF読みとしては、70年代の短編だけ押えておけば後は用なしの作家だと思う。
テーマ性 ★★
奇想性 ★
物語性 ★★★★
一般性 ★★★★★
平均 3
文体 ★★★
意外な結末 ★
感情移入 ★★
主観評価 ★★(20/50)
silvering at 19:51 │Comments(1)
│読書
この記事へのコメント
1. Posted by slg September 28, 2005
19:57
あ、上下巻2冊です。