SF百科図鑑

ジョセフィン・テイ『時の娘』ハヤカワ文庫HM

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September 09, 2005

ジョセフィン・テイ『時の娘』ハヤカワ文庫HM

歴史ミステリ古典
前半つまらなそうと危惧したが、さすがに面白かった。怪我で入院中の警部が退屈しのぎにリチャード3世の甥子殺しの疑いを晴らす話。英国史に詳しくない日本人の身では限界もあるものの、著者の情報の出し方がうまいので謎解きにいつの間にか引き込まれてしまう。歴史も広い意味での科学だということからすると、これも一種のSFだと勝手に決め付ける。知的なセンスオブワンダーがある。

テーマ性 ★★★★
奇想性  ★★★
物語性  ★★★
一般性  ★★★
平均   3.25
文体   ★★★
意外な結末★★★
感情移入力★★★
主観評価 ★★★(31/50)
silvering at 01:27 │Comments(0)読書
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