SF百科図鑑
アーサー・C・クラーク『海底牧場』ハヤカワ文庫SF
最終更新:
匿名ユーザー
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August 09, 2005
アーサー・C・クラーク『海底牧場』ハヤカワ文庫SF
読了。
面白い。宇宙飛行士として挫折した男が牧鯨局の訓練生になり、様々な難題をクリアして英雄になり、出世して息子を宇宙に送り出すまでの一代記である。近未来の組織や海中描写に圧倒的なリアリティがあるし、人物描写にも深みがある。ストーリーも冒険あり、政治闘争ありで飽きさせない。何より、投身自殺未遂を起こすまで落ち込んでいた主人公が海を舞台に活躍し、生きる勇気や目標を取り戻していくストーリーは感動すら与える。海中という地味な舞台であるのに、何と謎の多いことか! 深海の巨大海蛇を探査し海底地震にあう(先輩が命を落とす)場面など、宇宙SF並みの迫力がある。
だが、一つだけ困ったのは、頭の中でどうしても主人公の顔が伊藤英明になってしまうことだった。
テーマ性 ★★★★
奇想性 ★★
物語性 ★★★★★
一般性 ★★★
平均 3.5
文体 ★★★★
意外な結末 ★★
感情移入力 ★★★★
主観評価 ★★★(33/50)
だが、一つだけ困ったのは、頭の中でどうしても主人公の顔が伊藤英明になってしまうことだった。
テーマ性 ★★★★
奇想性 ★★
物語性 ★★★★★
一般性 ★★★
平均 3.5
文体 ★★★★
意外な結末 ★★
感情移入力 ★★★★
主観評価 ★★★(33/50)
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