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「小栗虫太郎「黒死館殺人事件」現代教養文庫」(2006/04/04 (火) 20:07:30) の最新版変更点
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<td width="100%"><span class="postdetails"><nobr><font size="1">題名:
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」現代教養文庫</font></nobr></span></td>
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<td colspan="2">
<hr></td>
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<td colspan="2"><span class="postbody"><font size=
"1">糞つまらんかった。<br>
過剰に衒学的な文体だけが唯一の売りだが、ストーリー自体は至って平凡な館ものの連続殺人事件の謎解きに過ぎない。その推理に文学や精神医学や哲学その他諸々の知識を駆使する必要があるとはおよそ思えないので、要は極端に奇を衒って読者を幻惑しているだけである。しかも、その内容は全く思弁的なものではなく、ただ単に表面的な知識を羅列しているだけであるし、テーマ的な深みも存在しないし、テーマとの関係での必然性もない。「ドグラ・マグラ」や「虚無への供物」にはどす黒いテーマ的深みがあって読んでいて頭がキンキンするが、この作品にはそんな要素はかけらもなく、あるのはスタイルだけである。<br>
探偵が大上段に構えて長広舌を振るう割には推理が右往左往し被害者が続出するし、真犯人や謎解きもそれ自体は陳腐であって、あれこれ文献を引用しなくても解けそうなものである。この法水なんとかという探偵はただの馬鹿にしか見えない。<br>
物事の表面的かっこよさだけで満足する小学生向けの子供だまし。こんなものをありがたがるやつはアホだろう。中身がなさ過ぎる。SFでいえばサイバーパンクのつまらなさに匹敵する。<br>
<br>
テーマ性 ★★<br>
奇想性 ★★<br>
物語性 ─<br>
一般性 ★<br>
平均 1.25<br>
文体 ★★★★★<br>
意外な結末 ★<br>
感情移入 ─<br>
主観評価 ★1/2 (18/50)</font></span></td>
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