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Gregory Benford "Iceborn"」(2005/12/17 (土) 01:56:52) の最新版変更点

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<h2 class="date">2005年12月17日</h2> <div class="blogbodytop"></div> <div class="blogbody"> <h3 class="title">Gregory Benford "Iceborn"</h3> <div class="main">Paul Andersonの"Saturn Game"と合本になっているペイパーバック。土星ゲームは既に読んでいるので、今回未読のベンフォードのノヴェラを読んだ。<br clear="all"></div> <a name="more" id="more"></a> <div class="mainmore"> <p> 面白かった。ストレートな宇宙SF、地球外生命もの、最初の接触もの。それも、なんと冥王星の生物! ザンドと自称するこの生物、金属の蟹のような姿をしていてロボット的だが、自然発生の生物でおまけに知性がある! その奇抜なようでいてきちんとディテール構築された造型が見事。更に、夜を恐れ、夜には活動をやめて冬眠状態になるザンドに対し、夜の側には別の生物<ナイトサイダー>がいる。米ソ共同の惑星探査プロジェクトの女性隊員が、彼らとの対話に成功する。ところが、地球上のプロジェクト主催者たちは、この知らせを<有権者の人気取りのための捏造>と断じ、政情不安を理由にプロジェクトの一方的打ち切りを通告してきた。しかし、ザンドやナイトサイダーとの接触を果たし、彼らを救う任務に目覚めた女飛行士は、この指示に従わず独力で冥王星生物と共に生きることを決意する。</p> <p> 科学をめぐる政治的軋轢を大幅に取り込んでいるのが、『タイムスケープ』などとも共通するベンフォードらしい点だ。そのおかげでただの宇宙ハードSFに終わらず物語的なひねりが加えられている。</p> <p>テーマ性  ★★★</p> <p>奇想性  ★★★</p> <p>物語性  ★★★</p> <p>一般性   ★</p> <p>平均   2.5</p> <p>文体    ★★★</p> <p>意外な結末★★</p> <p>感情移入 ★★★</p> <p>主観評価 ★★1/2(28/50)</p> <br clear="all"></div> <div class="posted">silvering at 01:51</div> </div>

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