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ブルース・ホランド・ロジャーズ 『THIRTEEN WAYS TO WATER』」(2005/12/07 (水) 18:22:14) の最新版変更点

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<p>2001年</p> <br> <p>12/30<br> ジョーンズ「13種類の水撒き法」★★★★<br> 洒落たファンタジーである。少年時代、1人の女を取り合った男たち。女を奪われた男は、復讐を誓う。30年後女が男のもとを訪れる。夫が頭痛に悩みどうしようもない状態にあるという。2人は実は戦争(ベトナム戦争であることは明らか)に参戦した経験があった。頭痛に悩むこの男、従軍中に川の泥水を魔よけに持ち帰っていたが、どうもそれ以来得体の知れないものにつきまとわれているというのだ。少年時代の確執を超えて、同じ従軍経験を持つ男は、彼を許す決断をする。魔よけの泥を川に返すと、魔物は消え去った。そして30年の時を隔てて、男はつかの間、女を取り戻す・・・という内容。SFとはおよそ呼べないが、反戦小説になっている点やカットバック式の凝った構成は、スペキュレイティブフィクションの名に値しよう。作者はネビュラ賞2度目の受賞。1度目は「燃ゆる海の生命船」である。SFプロパー作家ではない。このあたりもいかにも90年代的である。<br></p>

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