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<p>2001年</p>
<p>6/23<br>
スワンウィック「機械の鼓動」★★★★★<br>
遭難ものかと思えば、最初の接触ものでした。しかも、人間の脳と一体化することで星自体が機械として機能し、人間が永遠の生を獲得できるというアイデア。イオの地質や磁気、大気圏の構造や木星との関係がどれぐらい正確なのかはわかりませんが、スワンウィックには珍しい、完全なハードSFといっていいでしょう。ただ、スタイリッシュな作風にもかかわらずアイデア重視の作家ですから、驚くにはあたりませんが。古典詩や聖書の引用や、主人公の心理的葛藤の描写などにスワンウィックらしさが見出せます。また硫黄の結晶の花畑、二酸化硫黄の湖(機械となったイオによってかけられる「橋」を含めて)といった描写の詩的な美しさも特筆ものです。ランディス「日の下を歩いて」アンダースン「土星ゲーム」等を連想させる導入でしたが、後半の展開は全然違いましたし、イオを舞台とした作品としては、今までの最高作といえるのではないでしょうか。<br>
SFMで「太陽系オデッセイ」という特集がありましたが、単行本でやってみたい企画ですね。とりあえず思いつくのは、<br>
太陽
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