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<h2 class="date">November 21, 2004</h2>
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ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」(ハヤカワ文庫FT)</h3>
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<div class="main"><a href="http://blog.livedoor.jp/silvering/017a8095.jpg"
target="_blank"><img class="pict" height="211" alt="キンタナ・ロー"
hspace="5" src="http://blog.livedoor.jp/silvering/017a8095-s.jpg" width="160"
align="left" border=
"0"></a>プラチナ・ファンタジイ第二期スタート。<br>
ティプトリーの1986年の本。世界幻想文学大賞短編集部門受賞。<br clear="all"></div>
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<div class="mainmore">
メキシコ、ユカタン半島のキンタナ・ロー地方(という場所があることはこの本ではじめて知った)を舞台にした連作短編三編を収録。恐らく作者の分身であろう老人?の語り手(外部から来て現地の文化になじもうとしているらしい人物)が現地で旅行者や現地人から聞いたふしぎな話をまとめたもの。現地の自然とマヤ族の文化が一体となって、生命のようにふしぎ現象を巻き起こし、外敵を排除するというような感じの話が三編。それを通じて、(エイリアンなどの異質なものに烈しく感情移入するティプトリーらしく)キンタナ・ローの現地文化への烈しい愛着と、それを侵そうとする物質文明への批判を展開した作品と思われる。七十年代「男性作家時代」の作品のような強烈な思弁の凄みはないものの、ティプトリーでなければ書き得ない視点の作品になっていることは確か。熱狂は出来ないが、佳作といっていい。<br>
収録作<br>
『リリオスの浜に流れついたもの」<br>
「水上スキーで永遠をめざした若者」<br>
「デッド・リーフの彼方」<br>
<br>
テーマ性 ★★★★<br>
奇想性 ★★<br>
物語性 ★★<br>
一般性 ★★<br>
平均 2.5点<br>
文体 ★★★<br>
結末の意外性★★<br>
感情移入度★★<br>
主観評価 ★★(24/50点)<br></div>
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