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<table width="100%" border="0"> <tbody> <tr> <td bgcolor="#EEEEEE"><font color="#000000">■2004/04/09 (金) 20:03:58</font> <font color= "#000000">イアン・マクドナルド「イノセント」</font></td> </tr> </tbody> </table> <p>SFマガジン2001年3月号<br> ナノテク技術で死者を再生させられる未来社会。赤子を堕胎した女の前に現れる、再生された死者。関係を持つが、実は息子だったという話。話自体はつまらないが、叙情派のマクドナルドにストーリーやアイデアの斬新さを求めてもお門違い。異常に詩的なディテールの描写が持ち味だから。よって好みが分かれる。ちなみにわたしは苦手。いくら文章が詩的でも、話がつまらないとねえ。詰め込み過ぎの過剰な文体もかえってうざい。元ネタであるシルヴァーバーグの「われら死者とともに産まれる」のさっぱりした文体の方が私は好きだ。好きな人は好きでしょうという以上のコメントはできない。というわけで、わたしはマクドナルドと相性悪いので、今後読む対象からほぼ外してよさそうだ。「火星夜想曲」でブラッドベリにも喩えられるけど、ブラッドベリは文体が詩的なだけがよさではなくて、ストーリーの運びがうまいからこそあれだけ評価されている。どんでん返しのうまさは天才的である。マクドナルドには残念ながら、プロットの構築、どんでん返しの設定に根本的な力不足を感じる。詩的なディテール詰め込みを楽しめる人のみに向く作家。</p>

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