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<h2 class="date">September 27, 2005</h2>
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<h3 class="title">
イアン・ワトスン『オルガスマシン』コアマガジン</h3>
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完全版が日本でしか出ていないというワトスン幻の処女長篇<br clear="all"></div>
<a name="more" id="more"></a>
<div class="mainmore">結論から言うと、面白くなかった。<br>
内容がやばいとか過激すぎて英語ではどこも出していないとか、巻末で大森氏が煽っているが、この出来では、過激だから断られたんじゃなくて、単につまらないからじゃないのかと思う。<br>
とにかく前半の、セックスの道具用に遺伝子操作か何かで作られた女たちの「性の道具」ぶりの描写が、冗長でつまらない。いまどきこの程度では、さして過激と思われないし、ポルノグラフィと考えても描写が即物的なので、大して扇情的ではない。ポルノ目当てならこんなのを読むより、エロサイトでも漁ったほうがよっぽど充実する。<br>
ストーリーも、その女たちが目覚めて立ち上がり、革命を起こし、いったん失敗するが、最終的には勝つという一本調子な革命もので、陳腐極まりない。<br>
幻の貴重な作品だからといって面白いとは限らないというのが、よくわかった本だった。<br>
ただ、挿絵のヌードの女性はエロティックでなかなかいい。この絵のおかげで5割増しに見えるが、所詮内容がつまらないので評価は上げようがない。<br>
あと、翻訳は、ラノベ調の「&&っ」を連発するので悪名高い大島氏。たまたま本書の内容と合っているからいいようなものの、やはり気になった。その点もマイナスポイントだ。<br>
テーマ性 ★★★★<br>
奇想性 ★★<br>
物語性 ★<br>
一般性 ★★★<br>
平均 2.5<br>
文体 ★<br>
意外な結末★<br>
感情移入 ★<br>
主観評価 ★1/2(15/50)<br>
文体<br clear="all"></div>
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