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ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫」(2005/12/04 (日) 18:58:43) の最新版変更点

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<div class="datebody"> <h2 class="date">August 06, 2005</h2> </div> <div class="blogbodytop"></div> <div class="blogbody"> <div class="titlebody"> <h3 class="title"> ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫</h3> </div> <div class="main"> 何度も冒頭20ページほどで挫折していたが、ようやく読了。<br clear="all"></div> <a name="more" id="more"></a> <div class="mainmore"> 面白かった。正統派サイエンス・フィクションにして、SFミステリ。<br> メイントリックは150ページぐらいでわかってしまった。他の解答はありえないので、その後のミスリーディングも容易にスルーできた。<br> だが本書のよさはトリックの奇抜さよりもむしろ、当該トリックそれ自体が持つ気宇壮大なSF的センスオブワンダーと、一歩一歩確認をしながら様々な科学ジャンルの知識を結集して謎を解明していく緻密な科学論理の運び方にあるだろう。<br> これまで読んできたSFにおける科学の扱いは非常に表面的で底の浅いものが多かったが、このホーガンの本は、徹頭徹尾リアルで緻密な科学の言葉で書かれている。ほとんどノンフィクション、論文に近い読文感がある。<br> その分、ストーリーや人物描写は平板で面白みにかけるのだが、それによってかえって科学的謎解きの持つ生の面白さがダイレクトに伝わってくる仕掛けになっているのだ。<br> 最近の『量子宇宙干渉機』を以前に読もうとして、ただのノンフィクションのような内容に辟易し挫折した経験があるから、メインアイデアにセンスオブワンダーを盛り込めなかった作品は酷い駄作になるようであるが、そこで成功すれば本書のような個性的な傑作になるというわけだ。<br> 本書の世界設定は非常に魅力的であるため、多数の続編が書かれ、ほとんどが星雲賞を受賞しているように、日本でのマニア人気は物凄い。その理由の一端がようやく今まで苦手意識を持っていた私にすら分ってきた気がする。とはいえ続編を読むかは微妙だけど。<br> テーマ性 ★★★★<br> 奇想性  ★★★★<br> 物語性  ★★<br> 一般性  ★<br> 平均   2.75<br> 文体   ★★★<br> 意外な結末★★★<br> 感情移入力★★<br> 主観評価 ★★★(30/50)<br> <br clear="all"></div> <div class="posted">silvering at 14:24 │<a href= "http://blog.livedoor.jp/silvering/archives/29773674.html#comments"><font color="#87614C">Comments(0)</font></a> │<a href= "http://blog.livedoor.jp/silvering/archives/cat_70845.html"><font color= "#87614C">読書</font></a></div> <div class="menu"><a href="http://blog.livedoor.jp/silvering/"><font color= "#87614C">このBlogのトップへ</font></a> │<a href= "http://blog.livedoor.jp/silvering/archives/29763170.html"><font color= "#87614C">前の記事</font></a> │<a href= "http://blog.livedoor.jp/silvering/archives/29833266.html"><font color= "#87614C">次の記事</font></a></div> </div>

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