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Scherzo withTyrannosaur マイクル・スワンウィック(Michael Swanwick)済 - (2005/12/07 (水) 15:25:24) のソース

<p>Scherzo withTyrannosaur
マイクル・スワンウィック(MichaelSwanwick)済<br>
(03/06/03)ここのところ短編部門の常連となったスワンウィックがまたもや受賞。流行の恐竜ネタにトリッキーなタイムパラドックスを絡めたところがツボにはまったか。正直、タイムパラドックスのネタ自体は特に新味はなく、また世界設定の描写が足りず今一つ分かりづらいところもある(例えば、「未来の私」と一緒に働くようになった経緯とか、古生物研究センターの仕組みや業務内容など大雑把過ぎて、今一つリアリティにかけるところがある。もちろん、スワンウィックはリアリティよりも幻想的でスタイリッシュな文体に特徴のある作家だからしょうがないという気がするけれども。そういった不満点もあるが、今どき珍しいストレートな時間SFだということに敬意を表したい。何げに結構楽しんだし。【未訳=アシモフ誌サイトよりコピペ翻訳(リンク参照)/7点】</p>
<p>***</p>
<p>2001年</p>
<p>6/17<br>
スワンウィック「ティラノサウルスのスケルツォ」★★★★★<br>
さすが短編の名手。ハインラインの「時の門」「輪廻の蛇」のようなストレートなタイムパラドックス小説ですが、途中までトリックがわかりません。後白亜紀のティラノサウルスを見ながらのお食事会、というネタが魅力的なので、ついそちらに目を奪われてしまうせいでしょう。客の娘に手を出し、役得と言い切ってしまう語り手の背徳なキャラもスワンウィック的で好きです(笑)。ショッキングな真相判明からラストへの流れもいかにもスワンウィック節といえるでしょう。とにかく、本当にSFらしいアイデアストーリーを、こむずかしい理屈をつけずに万人が楽しめるように器用に料理してしまう才能は当代随一。1冊ぐらい、わが国で短編集を出してほしい作家です。<br>
ちなみに本作は単行本未収録で、Eブックのものをダウンロードして画面上で全訳しながら読みました。したがって既に翻訳済みです。いやあ面白かった。</p>
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