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匿名ユーザー

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『大学生の就職活動 学生と企業の出会い』安田雪

就職how to 本ではなく、社会学的な視点から、大学生の就職活動にまつわる問題を提起した本です。勿論、就活に関してあまり詳しくは知らなかったので、そういう意味でも参考になりましたが。若年者雇用、とりわけ大学新卒の就職について、あーでもない、こーでもない、と考えると教育の問題にたどり着くのですが、その面に関してもけっこうしっかり書かれていたので大変興味深かったです。ウェットを好む私としては(ただの青臭さでしかないのかもしれませんが)文章の端々から感じられるドライさに一理あると思いつつ少し反感も。(05/10/12)☆☆☆☆

『正しい大人化計画-若者が「難民」化する時代に』小浜逸郎

若者がニートやフリーターにならないようにするための総合的な政策提言。枝葉末節的な部分かもしれませんが、死を内在化することで、限りある人生に対しビジョンを持つのが大人、という説が何だか印象的でした。自分が何となく思っていた、今の若者を踏まえた教育改革論を具体的かつ厳しい(若干行き過ぎな感も受けましたが)政策に仕上げられていました。機会を与え「向いてる職」に出会うチャンスを増やすことはいいことだと思います。ですが、いきなりこの様な大改革をすれば軟着陸は見込めないのも事実でしょう。ついでに言うと、猪口、小坂両大臣の発言を聞いているとこうはなりそうにないし、ついでに言うと、これをやろうとしたら谷垣財相も青ざめそうですな(笑)(05/11/10)☆☆☆☆

『ダリの繭』有栖川有栖

男二人でパーティーしてたり新婚ごっこしてたり友達がいないっぷりどころか「仲良きことは美しきかな」をバッチリアピール。野上刑事に腹立てながら読んでました(笑)一度フロートカプセルに入ってみたい。
☆☆☆☆

『つねならぬ話』星新一

オチがいまいち分かりにくい話が多かった。アイディアとしては面白いなぁと思ったのだけど。ただ最後のオチはいいね。(05/12/07)☆☆☆
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