※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 「もうっ将臣くんってばいっつも先に行っちゃうんだから!!」
 「仕方ないですよ、先輩。兄さんはいつもああなんですから」


そう言って俺は先を歩く兄を見やり、貴女は片頬を膨らませる。苦笑混じりに宥めれば いつもと同じ、あの暖かな笑顔を向けてくれる。そんな貴女を見て 一体何度…この胸に閉じ込めたいと願っただろう。


――――先輩、今の貴女の心は 何処にあるんですか…?


今日も俺は心の中で貴女へと問い掛ける。


 「譲くんっ早く将臣くんの所に行こう!!」


そんな事なんか全く知る由もない貴女は、そう微笑って俺の名を呼んで。俺に手を差し伸べてくれる。…いつも先を歩いては振り返り、待っていてくれる…優しい貴女だから、


もし俺が貴女を追い越してしまっても 俺はずっと貴女を待っている。



 「…、そうですね」



そう言って俺はその手をとって。笑いあって二人で兄の元へと急ぐ。あたたかな手の温もりに 長年の想いが胸に募って溢れていく。



 (先輩が、好きです)



決して口には出す事はないけれど。貴女が迷う事がないように。



置いて行かれてしまう事が…ないように。



―――だから…




何度だって。何度だって振り返らずにはいられない。



【何度だって振り返らずにはいられない】


…有川兄弟終了…某苦労性眼鏡な彼は半端な感じが否めないけど 気にしないで下さい(爆)…難しすぎよう・・・というか、お題に沿っているのだろうか・・?(涙)