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「『とどかない扉まで』」(2006/11/13 (月) 22:23:54) の最新版変更点
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<p> “・・・銀”</p>
<br>
<p><br>
『――――神子様・・・?』</p>
<br>
<p><br>
嗚呼、あの方が
泣いている。・・・神子様が―――泣いている。</p>
<p><br>
『・・・何故、泣いていらっしゃるのですか・・・?』</p>
<p><br>
艶やかで
色鮮やかな髪に・・・透明なる翡翠。その双眸から清らか過ぎる暖かな雫を
貴女は何故、惜しげもなく溢れさせるのか。</p>
<br>
<p> “っ銀・・・”</p>
<br>
<p>
聞こえる。あの方の・・・哀しみに暮れた声音。それは・・・私がいなくなったから―――創刊が得ても・・いいのでしょうか。</p>
<br>
<p> 『――――神子、様・・・』</p>
<br>
<p>私は
逃げません。私が貴女を苦しめる元凶の一つだとしても、私が貴女を泣かせてしまっている事もまた・・・事実だから。</p>
<p><br>
“銀・・どうして・・・”</p>
<p><br>
私が最後に見た
先ほどの光景が、瞼に焼きつく。私の出した条件を呑んではくれなかった・・・我が主。</p>
<p><br>
やはり 私は</p>
<br>
<br>
<p> 「――――まだ死ぬわけには いきません」</p>
<br>
<br>
<p>そして私はまた・・・立ち上がる。</p>
<br>
<p> “銀・・・”</p>
<br>
<p>あの方の声が
聞こえる。・・・お願いです、どうか泣かないで。私は・・・貴女を愛しております。願ってはいけないという事も
承知の上です。―――けれど</p>
<br>
<p><br>
「・・・それでも 私は」</p>
<br>
<p><br>
私は――――貴女を愛しています。愛さずには
いられない。</p>
<br>
<p><br>
そして私は走り出す。哀しみに泣き暮れた
とどかない扉まで。清らかなそれに
この手が・・・届くようにと祈りつつ。</p>
<p><br>
扉を開く10のお題より<br>
3,とどかない扉まで<br></p>
<br>
<p>あとがきという名の言い訳。</p>
<p>
・・・これ、誰ですか・・?(爆)し、銀さんのイメージが・・音をたてて崩れていっている気が・・・(汗)</p>
<br>
<p> “・・・銀”</p>
<br>
<p><br>
『――――神子様・・・?』</p>
<br>
<p><br>
嗚呼、あの方が泣いている。・・・神子様が―――泣いている。</p>
<p><br>
『・・・何故、泣いていらっしゃるのですか・・・?』</p>
<p><br>
艶やかで色鮮やかな髪に・・・透明なる翡翠。その双眸から清らか過ぎる暖かな雫を貴女は何故、惜しげもなく溢れさせるのか。</p>
<br>
<p> “っ銀・・・”</p>
<br>
<p>
聞こえる。あの方の・・・哀しみに暮れた声音。それは・・・私がいなくなったから―――そう考えても・・いいのでしょうか。</p>
<br>
<p> 『――――神子、様・・・』</p>
<br>
<p>
私は逃げません。私が貴女を苦しめる元凶の一つだとしても、私が貴女を泣かせてしまっている事もまた・・・事実だから。</p>
<p><br>
“銀・・どうして・・・”</p>
<p><br>
私が最後に見た先ほどの光景が、瞼に焼きつく。私の出した条件を呑んではくれなかった・・・我が主。</p>
<p><br>
やはり 私は</p>
<br>
<br>
<p> 「――――まだ死ぬわけには いきません」</p>
<br>
<br>
<p>そして私はまた・・・立ち上がる。</p>
<br>
<p> “銀・・・”</p>
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<p>
あの方の声が聞こえる。・・・お願いです、どうか泣かないで。私は・・・貴女を愛しております。願ってはいけないという事も承知の上です。―――けれど</p>
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<p><br>
「・・・それでも 私は」</p>
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<p><br>
私は――――貴女を愛しています。愛さずにはいられない。</p>
<br>
<p><br>
そして私は走り出す。哀しみに泣き暮れたとどかない扉まで。清らかなそれにこの手が・・・届くようにと祈りつつ。</p>
<p><br>
扉を開く10のお題より<br>
3,とどかない扉まで<br></p>
<br>
<p>あとがきという名の言い訳。</p>
<p>
・・・これ、誰ですか・・?(爆)し、銀さんのイメージが・・音をたてて崩れていっている気が・・・(汗)</p>
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