和風プログレッシブ/たまゆら/佐々木博史
胸元に薄紅の彼方の貌ぞ残れり
唇に面映き艶々の夜の香は今昔
徒に時は流れ 便りなき花は枯れてゆく
音をなす人も無くに 水面にまた一滴
水色の玉響ぞ何故この身に幾度も
一人寝の寂しきにまた衣を濡らす
文無きや 文無きや
思いはまだ遠く
山の端に久方の色濃い陽が出づる
清か
唇に面映き艶々の夜の香は今昔
徒に時は流れ 便りなき花は枯れてゆく
音をなす人も無くに 水面にまた一滴
水色の玉響ぞ何故この身に幾度も
一人寝の寂しきにまた衣を濡らす
文無きや 文無きや
思いはまだ遠く
山の端に久方の色濃い陽が出づる
清か