神曲 - BEMANIシリーズ歌詞wiki

神曲 / 神曲 / あさき

日と月と並び　峨々(がが)たる嶺(みね)
嫁(とつ)いでいく　身は華燭(かしょく)に焼ける

馬「まあ！これいかにも！ただならぬ！あすこに！行きたまえ！」
唇すぼみてほざいた馬　髪掴まれ　木の葉になり舞う　魚拳(こぞ)り喰(ぐ)い！

咳(せ)き上ぐ者　ただつくづく　神拝(じんばい)している

彼「やや！そこに在り！」

背中を炙(あぶ)る　紅蓮(ぐれん)の炎にも気付かずに
呪いの唄　口ずさみて
女は　びっちゃら　びっちゃら　と泳ぐ
白き道　縷々(るる)と

綴(つづ)る　地の獄(ごく)　是(これ)より

天道　彩裂(あやさ)き　照らす
光に導かれ辿り着いた地ですら苦輪(くりん)の海
迷い子は紅蓮に焼かれるも　泳ぐ
偽りの瑞光(ずいこう)を信じながら

小坊主「我は思う！
世に一切の衆生(しゅうじょう)が無くなるまで人は！
憎しみの海　泳いでいくのであろう！」

---

Long ver.

―あるものは―
日と月と並び　峨々(がが)たる嶺(みね)
嫁(とつ)いでいく　身は華燭(かしょく)に焼ける

やがて四方(よも)の景　触れた頭(かぶり)垂れて
飲んだ　蚯蚓(みみず)踊る酒を

―あるものは―
腸(はらわた)を舐め転ばす
「産声(うぶごえ)！」
坊主は相好(そうごう)崩し貪(むさぼ)る
火柱もろとも腐って
「化仏(けぶつ)よ！」
佳人(かじん)は六道(ろくどう)

小坊主「あろうことか！あろうことか！」

百も千も過ぎし頃
瑞光(ずいこう)の遍(あまね)し大運河に
背骨忘れて　くるわ魚(ざかな)が
びっちゃら！びっちゃら！
暁光(ぎょうこう)吐き　白道(びゃくどう)まで

泳ぐ！

腫(は)れ上がる我のここり裂きて
抉(えぐ)り出した　坊主を呪い　這(は)う

馬「まあ！これいかにも！ただならぬ！あすこに！行きたまえ！」

唇すぼみてほざいた馬
髪掴まれ　木の葉になり舞う
魚挙(こぞ)り喰(ぐ)い！

咳(せ)き上ぐ美女(ひと)　ただつくづく
乳飲(ちの)みしている白衣(びゃくえ)（童(わらべ)のように）は呻(うめ)き
煩悩(ぼんのう)の犬となりて　切っ先を向ける

這う娘は　二つの河より覗いている
白目の歯黒（子に乳飲みさす）に足掴まれ
引きずり込まれた

歯黒「ごゆるりと」

揺ららと鳴る仙花紙(せんかし)の雲は極彩色(ごくさいしき)よ
在(ましま)す神の祝(はふり)

霊香(れいこう)湿る
「わたくし　禍言(まがいごと)を」
野辺(のべ)の送りに
「謳(うた)うわ」

恨み　恨み　恨まれ

神国(しんこく)に飛び込みたる逆罰(さかばつ)
浅浅(あさあさ)と舞う

彼「いかがなものか！」

雷(いかずち)で噛み千切る！

百八の笛を　ぴるる　ぴいるるる〜
六根(ろっこん)　六塵(ろくじん)　三世
響き出(い)でたる　鐘

わたくしの唇　震(ふ)る振りて神体
ふりふり　ふりふり　ふりふり

あ〜れ〜

一度(ひとたび)落ちた魚は苦輪(くりん)
輪廻(りんね)して止(や)まぬ恨みの目
その背(せな)の鰭(ひれ)に突き刺し運河上る
禍言(まがいごと)を叫び　喰い転(くる)めきて

咳き上ぐ者　ただつくづく　神拝(じんばい)している

彼「やや！そこに在り！」

背中を炙(あぶ)る　紅蓮(ぐれん)の炎にも気付かずに
呪いの唄　口ずさみて
女は　びっちゃら　びっちゃら　と泳ぐ
白き道　縷々(るる)と

綴(つづ)る　地の獄(ごく)　是(これ)より

天道　彩裂(あやさ)き　照らす
光に導かれ辿り着いた地ですら苦輪(くりん)の海
迷い子は紅蓮に焼かれるも 泳ぐ
偽りの瑞光を信じながら

小坊主「我は思う！
世に一切の衆生(しゅうじょう)が無くなるまで人は！
憎しみの海 泳いでいくのであろう！」