Catastrophic Dance - BEMANIシリーズ歌詞wiki

Catastrophic Dance/the wandering bard feat. 志方あきこ

(対訳)
――　或る王子と人形の　愛の隔ての物語　――

流浪の民が　到りし土地は
渇きと熱と　黄砂の地
哀れに思いし　異教の神は
白銀の人形と　堅琴を与え給うた

因果律を爪弾いて　土に緑を　国に栄えを
人形は叶える　鳴り止まぬ望みを

奇跡の人形　奇跡の堅琴
朝な夕な　絶えることなく　神殿の奥で
叶える　奏でる　痛みも知らずに

ある日生まれし　第３王子
彼の歌声は　天地に響き
人形の歯車をも　震わせた

恋知り染めし　無機なる躯の
奏でる音色は　軋みだす
人形は叶える　王子の望みを
その呟きを　戯言を

恩恵を紡ぐ　その調べは
いつしか死への誘いへ
兄らは身罷り　王子は王へ
人形の愛を　知らぬ儘に

忠言の臣下　不和の妻
そして　姦しくも無辜なる国の民
人形の愛は　留まらず　到るは聲無き死の都

終には　独りと為りし時
王は人形の愛を知り
王は自らの死を願う

王の願いを皆叶え　因果律の果て見届けて
人形は罅割れ　芥(アクタ)へと

幽(カソケ)き廃墟に残るのは
妙なる堅琴　ただひとつ
全ては黄砂に　帰すばかり