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乙女繚乱 舞い咲き誇れ

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乙女繚乱 舞い咲き誇れ

寄せて返すは あの言ノ葉よ こころねが…

艶やかに響く弦は 時の限り越えて行き
この胸に夢のつぼみ ひとつふたつ咲かす
追いかける影を踏めば 涙が頬に行きたがる
麗しきその姿身が 窓に明かり灯して

咲き乱れ 咲き誇れ 琵琶の指はじかせて
どこへでも どこまでも 時を越え華となれ
千紫万紅(せんしばんこう) 慕ひはべらん 遥か

よるひるなれ 花の舞に 風は吹く
想い 願い くるりくるり 芳(かぐわ)しく
よるひるなれ 夢の舞に 哀をほどいて
鮮やかに 軽やかに 橘の陽(ひ)よ

乙女繚乱 はんなり更紗

過ぎし日々の足跡は 芽吹く刻(とき)を待ってるように
星を紡ぐ綺羅の音は わたしを震わせる
空翔(か)ける弦の色が 映しだす心の鏡
幾千の虹だったら とめどない喜びよ

咲き乱れ 咲き誇れ なびく髪鮮やかに
どこへでも どこまでも 月の夜(よ)の片言も
百花繚乱 慕ひはべらん 遥か

さうざうし日 瑠璃の舞に 風は吹く
ゆかし やさし ひらりひらり 明けるまで
さうざうし日 祈りの舞 それも美しい
揺らめいて さみだれて 紅灯るなり

信じることが 奇跡を呼んでくるのなら
今宵も琵琶に 耳を澄ませ眠ろう
咲かせた白は 引き連れて舞い踊ろう 永久(とこしえ)に

よるひるなれ 花の舞に 風は吹く
想い 願い くるりくるり 芳しく
さうざうし日 祈りの舞 それも美しい
揺らめいて さみだれて 紅灯るなり

乙女繚乱 はんなり更紗

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