クーデター軍SS2

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クーデター軍SS




羽生異電斗



血の臭いがする。死の臭いがする。破壊の臭いがする。
クーデターの第一段階は成功した。魔人再生法案なんてふざけた法律を通そうとするヤツらは大体ぶっ殺してやった。そんなクソどもを守ろうとするゲロ以下の野郎ども皆殺した。
今あたりにただよってうたのは連中の残り香。ウジ虫どもが死んでいった臭い。羽生はそれを思い切り肺に吸い込んだ。殺してやったという充足感が体に満ちる。
そしてその臭いは羽生にある出来事を思い出させた。彼がトゥーフェイスになった日のことを───




「○ラえも~ん!」
「どうしたいんだい?異電斗くん。」
「あのねー。今日ゴードンくんの家でバッドマンを読ませてもらったんだ。」
「うん。」
「そしたらね。それに出てくるトゥーフェイスっていうキャラが凄くカッコよかったんだ~!」
「へ~。」
「それでね。僕もね。こんなカッコいい男になりたいなぁ~って思ったの。ねぇ、なんかいい道具ない~?」
「やれやれ。しょうがないなぁ、異電斗くんは。」
「え?何かいい道具あるの?」
効果音
「濃硫酸~」
「ねぇ、これをどうすればいいの?」
「簡単さ。それを顔の左がわにかけてごらん。」
「こう?うぎゃああああああああああああああああ。なんじゃこりゃああああああああ。死ぬ。死ぬ。死ぬ。うぎゃああああああああああ。」
「そういい調子だよ。右側に垂れないようにきをつけながらのたうちまわるんだ。」
「いでぇぇぇぇぇぇ。おま、ふざけんなぁぁぁぁぁ。こんないてぇならさきに言え、あぎゃあああああああああああああああ!」
「頑張って異電斗くん。」
「死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぽぎゃあああああああああああああああ。」




───ふふ、懐かしいな。なぜ今頃こんなことを思い出すのか。
だが、おかげ昂ぶってきたぜ。今の俺は無敵だ。どんな野郎が相手でも負けはしねぇ。
「きたぞ。小竹軍のヤツらだ。総員戦闘態勢に入れ!」
OK。予定通りじゃねぇか。連中を皆殺しにする。それで計画の第二段階は終了する。そして俺たちは世界を相手に喧嘩をふっかける。
「俺の精神テンションは今! 硫酸時代にもどっているッ!
ひたすらにトゥーフェイス憧れたあの当時にだッ!
残忍!冷酷! そのおれがきさまらを倒すぜッ」


ぽぽ=アーネ1『豪華客船ポポポワール』



夜毎 命がけのギャンブルが行われる狂気の船
参加者は人生から落伍した人間達
彼らは命を懸けて 見合わない勝負し 傷つき 時には死んでいく
中にはときおり魔人の姿を見る事もある
魔人能力鎮圧システム「ティアーズ」で遮断された部屋で 戦わされる魔人
その能力も 部屋の外で下卑た笑いを浮かべるセレブ達には届かない

死と狂気を眺めながら豪華な食事を楽しむと言うのが この船の下劣な趣向である

その中で最高の待遇を誇るVIPルームで2人の魔人が食事をしていた
老人「ふふふ… 何ともおぞましい光景ではないかアーネ」
ぽぽ=アーネ「そうですわね お父様」
老人「この純粋な生存本能 こういう状況で生み出される魂こそ 美味の頂点じゃ」
アーネ「何かを求めるエネルギー 夢とは儚い物ですわ」
老人「夢と魂とは同義 この場では強制的にではあるが 生き残りたいと言う魂の強さと富を得たいという夢が生まれる 悪くはない…」
アーネ「我ら 一族もここ最近 少し人数が減りましたわ」
老人「惜しい奴もいる… 使えるもの 価値あるもの は生き返らせてやりたいな」
アーネ「良い魂の採取が必要ということですか お父様」
老人「そういうことじゃな」
アーネ「松平首相の件は ご存知で?」
老人「愚かな男だ 法律如きで魔人がどうにかできるものか」
アーネ「その件で 面白い情報が手に入りました」
カチャリ 老人が食事の手を止める
食べかけの食事は怪しげな色で光り輝いている

ぽぽ=アーネの差し出した資料に目を通すと老人は笑った
老人「ふふふ… あの男達が動くか それは面白い 奴らこそ力を求めるモノだ そのために巻き添えや犠牲は惜しむまい」
アーネ「クーデター軍は南北両方のアメリカ大統領からも支援を取り付けているようです」
老人「それは良い 日本を売ってでもという事か!! 我が娘よ お前も解っておるだろうな?」
アーネ「はい お父様 我が社も支援にまわっております 私自身が前線にでましょう」
老人「どちらも手段を選ばん男だが 契約するとなると やはり…」
アーネ「範馬慎太郎でしょう 彼は約束は守りませんが 契約は裏切りません」
老人「良い これは楽しみだ ふふふ 期待しているぞ 我が娘よ」
アーネ「夢と魂の砕ける様を御見せいたしますわ ご期待下さいな お父様」


ぽぽ=アーネ2 星野召喚SS(星野は僕っ子だw)



夕暮れの繁華街をトボトボあるいている 1人の魔人がいる
手には弁当と飲み物の入ったコンビニの袋 
彼の気持ちは 今 程よくムカついていた

(僕の名前は星野 夜 凄まじい力をもった 凄い魔人だ
畜生 あのアホ上司め!!僕の力がわからないなんて 目が腐ってんじゃねえの?
僕がスタメンに入れば 勝利は確定だって話だよ ホント!!)
なにやら ブツブツ呟きながら 3畳一間の下宿先のボロアパートの前にたどり着いた彼の耳に
妙に 軽い調子の歌が聞こえてきた

「補欠かな?」と思ったら~♪ お電話下さい♪
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ジャン♪
エレキベースを奏で終わった その女性(高級そうなスーツを着込んでいる)は彼を指差してお辞儀をした
「始めまして 御機嫌よう 私 魔人材派遣会社ぽぽスタッフサービス社長 アーネと申します」

「はぁ…」
何を返して良いかは解らない ただその名前は聞いた様な気がする 確か クーデター軍の…

「貴様っ!!」
身構えて能力を発動しようとした瞬間 エレキベースから光が放たれた

「お静かになさっていただけません? こちらとしても穏便に話し合いにきているつもりなのです」
彼の足元には焼け焦げた穴 ビームか何かだろうか

「えー 私どもの調査によりますと 貴方 スタメン落ちなさってますわね?
 いえいえ 気になさる事ではありませんわ 貴方ほどの魔人をスタメンに入れないなんて どうにかしているとしか思えません
 我が社では 貴方のような人材に活躍するチャンスを提供したいと思っておりますの」

「何だと?」

「うふふふふ… そもそも魔人とは自己の想念を発露したいもの
 能力などと言うものは 使って目立たなければ 何の為にあるのか
 最近は 仕事も活躍の場もない魔人達が能力を失うという話もあります」

「くう…」
確かに能力消失は稀にある現象だ
使う機会のない能力は存在しないのと同じ
そして能力のない魔人など魔人ではない

「能力… 使ってみたくありません? 
 うふふふふ 貴方ほどの魔人が能力を腐らせるなんて 勿体無い話
 勿論 活躍に見合ったお給料はお支払いいたします」

「アンタ 所属勢力って奴を 知っているのか?」

「うふふ ソレは勿論
 でも 我が社としても契約先がクーデター軍なだけであって 主義とか主張なんてどうでもよろしいのです
 貴方だって そうでしょう? スタメン落ちした今 何の躊躇いがあるというのです
 こんな ボロアパートでコンビニ弁当食べてる場合ではないでしょう?」

「ぐぅ た 確かに」

「簡単なお話です 我が社と契約して1ターン活躍していただければ
 貴方は 日本中に名を知られることになるのです
 計画がどちらに転ぼうとも その戦いに名を残すなんて 素敵じゃ有りませんか」

「な なるほどな よし」
そうだ 僕の実力がわからない上司なんてどうでもいい
この戦いは テレビにも映る
そこで活躍できれば こんな生活ともおさらばだ!!

「ご契約 なさりますわね? うふふ
 では こちらの契約書にサインを
 登録料が発生いたしますが 実際に働いていただいた後の 後払いで構いませんわ
 お給料はコチラです 後の詳細は 契約書をご覧くださいな
 当日は 私の能力で 現場へと派遣させていただきます よろしいですか?」

ああ 構うもんか サインしてやるさ こんな細かい字の契約書なんて読んでられるか!!
これからトレーニングだ 確実に能力を発動させてやる!!
本番で活躍するのは この僕だ!!

元気良くアパートの階段を登っていく魔人を見送りながらアーネは呟いた
「あらあら 契約書ってのは よ~く 読んどいたほうがいいですわよ
 ま ええわ これでもう10人目やね 毎度ありー」
関西弁で独り言を行った後 アーネは車に乗り込んだ
「次は 誰をスカウトしようかしら」
走り出した車の中には自作のCMソングが流れている

「補欠かな?」と思ったら~♪ お電話下さい♪
ぽぽスタッフサービス~♪ 1ターンだけの簡単なお仕事で~す♪

「うふふ 活躍して目立つのが魔人の夢 
 夢と引き換えにするものなんて 昔から決まっているじゃない」


ぽぽ=アーネ3 CMソング TVで流れてるのは1~2番だけだよ



1 「補欠かな?」と思ったら~♪ お電話下さい♪
ぽぽスタッフサービス~♪ 1ターンだけの簡単なお仕事で~す♪

2「魔人なんだから能力を使いたい」そう思って電話した~♪
親切な対応 高い給料~♪ 僕でも出来る簡単なお仕事デース♪

3「燃え尽きるほどのやりがい」「天国に登る気持ち」経験者の言葉に胸が躍る♪
だから契約書に判子押した~♪ すぐに来てくださいお仕事Death♪

4「期待してるよ~」派遣先の人の言葉に感激♪
だから頑張ったよ~♪ 死ぬほど頑張った~♪

5「給料は振り込んでおきますので派遣登録料として先に魂頂きます」 あれれ?♪
なにそれ? 聞いてないよ? 契約書に小さく書いてある?
すぐに死んでくださいませ~♪ ぎゃー!!


ぽぽ=アーネ4 小竹様召喚



ほの暗い1室で その男は 微笑んでいた
「ふふふ 総て計画通り クーデター軍には俺の思考は読みきれまい」
そう この戦いも 小竹にとって布石に過ぎないのだ

バン!!
唐突に扉が開けられた
「な? 閉まった ココが嗅ぎ付けられるとは!!」

「小竹さんですね? 私 ぽぽグループに所属しております ぽぽ=オットーと申します」

「ぽぽ?だと? クソ しかし」
彼の手元にはガス栓が握られている

「あ お持ち下さい!! 私は敵ではありません」

「フン 信じられるものか」

「そんな場合ではないのです 奥様が出産なされます 貴方の子供です!!」

「な? 僕の… 子供?」

「そうです もう出産される事になるでしょう 私の妻の力で 現場に派遣する事もできますが…」

「む むぅ」

「子供を抱き上げてみたくない親など居ませんよ 妻を愛していない夫などいませんよ さぁ コレを逃せば一生後悔します」

「解った サツキ 我が子よ 今行くぞ」
扉の向こうに消えていく小竹を見守りつつ
ぽぽ=オットーは呟いた

「ふ 1ターンだけですよ そして魂もサービスです 妻と違って私は 愛に目覚めた人には優しいのですよ」


ポエム



スタメンポエム

二千年の廃墟への回帰願望。
言の葉の迷宮の囚われ人。
天使と悪魔が夢見る夢幻郷。
水鏡の杯は天の逆月を映し出す。

蹂躙するは亡人鉄騎。
頭蓋骨の祝砲をあげる。
魂吸楽士(こんきゅうがくし)の円舞曲。星見の貴人は粛々と歩き、息絶える。
蛮族と機械人形の撲殺舞踏会。
白金色の新世界。



真紅の道化師(ピエロ)が崩れるとき
青き泉は時を止め 緑の歯車が動き出す
解き放たれし罪人が 深淵に出会うとき
漆黒の翼は闇を舞う



踊る踊るよ月が躍るよ
唄う唄うよ夜が唄うよ
こっちにおいでと手招きするのは石鹸まみれの死刑囚
私がこの手に望んだ者は儚く吐かない破壊人
僕が最期に臨んだ物は望まぬ最後の祭後の宴
ただの一つの願いすらも全ては砂上のロマネスク
一人夢見る記述式の奇術師達が
てけりてけりり転がり落ちて
てけりてけりり死んで逝く
私の右手に弱肉強食僕の左手絢爛豪華
立てる中指無くしても心にビールは忘れない
私が君に望むのは
僕が君に望むのは
僕らがこの世に望むはただ一つ
目の前の糞野郎に地獄を見せたいのならただ一つ
あらん限りの叫び声を!!



我が求めるは停滞
夢も希望も全ては豪雷に打ち破られ、朽ち、枯れ、消え、果てていく
残されるは静寂
闇を見据え眼を開き、抉り、投げ捨て、そして、飲み干す
遥か彼方に見えた幻想もこなたの現に呑込まれ、果てなき理想も底へと沈む
其処の底はどこでもなく
鯨の骸と猫の瞳だけが私を見据える
ここではそれが全て
首を括り涙を流し持てる全てを塵へと変える
それでも夜は終わらない
首切り男爵と死体使いが手と手を繋ぐ
腐った道化師たちが遮る物無き密室でワルツを踊る
それでも夜は終わらない



降り注ぐ死体の雪
埋葬された没落人
焼け落ちる空
切り刻まれた花畑
母の胎内で眠る図書館
食い破られた妹
息を吹き返す人形
さぁ、目覚めよう
終わりの終わりを初めて始めて終わらすために



ああ、紅い華は散ってしまった。
どうしてだ。どうしてだ。
河の上のうたかたはいついつ消える。
花弁はどこにも飛ばせない。
ああ、友は死んでしまった。
墓標に華を捧げようと思ふ。



皆大好きぷにぷにシュークリーム。
僕も君もママも赤ちゃんも大好き。
甘~いクリームはフルパワー。
真ん中を押してみたらうんこが出てきた。



骨は拾うな。血は浴びるな。
僕は誰にも見つからない。
その手は目を覆うことも耳を塞ぐことも首を絞めることもできる。
呼ぶ気がないなら名前なんてつけないで欲しい。
もう眠たい。



 今日はお友達と遊ぶ日です。
 お人形さん遊びをする予定です。
 私がお人形さんの役をします。
 綺麗な服を着て踊ります。
 お人形さんの目は大きいので飛び出ます。
 お人形さんは微笑んだまま動きません。
 そんな風にするから。
 お人形さんはすぐに壊れちゃうんです。



あの人の事を想い 夜空を見上げる
窓を見上げれば きらきら光るスナイパー
パァン パァン 持ってて良かった
ゲームボーイアドバンスエスピー

あの人は今 何をしてるかな
いつものように おにぎり壁に投げつける
あぁん あぁん お母さんが泣くわ
中身は昆布すじこ チーズ



認めろって?
何を認めれば良いんだ!!

この世の理不尽を認めれば良いのか
神の存在を認めれば良いのか

お前の存在を認めれば 俺の存在を認めてくれるのか
お腹の子供を認めれば 俺の自由を認めてくれるのか

過ちを認めて 罪を償うのか
功績を認めて 褒め称えるのか

幽霊の存在も 宇宙人の存在も 総て認めてやるから 俺の事を認めてくれ
法律も 宗教も 思想も 主義も 総て認めてやるから 俺の言葉を認めてくれ

過去を認めても 未来を見ることすら認めてくれないのか
お前の愛も 夢も 勇気だって認めてやるのに 俺の心は認めてくれないのか

ああ 認めてやるさ 総て認めてやる
この素晴らしいクソッタレな世界を認めてやる
さぁ 何を認めて欲しいんだ

「宅配便デース 判子いただけませんか?」
「あ 認印でいいですか?」

タイトル 認印



ぽえむ 「うんこ」

草食動物のうんこは臭くないうんこ
ころころ 可愛い まーるい うんこ

肉食動物のうんこは くさーい うんこ
形も 悪い 暴れん坊うんこ

雑食動物のうんこは 中途半端うんこ
そこそこ 臭くて そこそこ 汚い 中途半端うんこ

人間は雑食だから 中途半端なうんこだね



~死ねばいいのに~


あんたなんか生まれてこなければ

あんたなんか生まれてこなければ

あんたなんか生まれてこなければ


あんたのせいで私が生まれた

あんたがいなかったら私は無の中で永遠の幸せだったのに



ぱんだはかわいい ぱんだはしろとくろだ ぱんだはちょうかわいい

ぱんだにだきつきたい ふかふかぱんだにだきつきたい ぱんだぱんだぱんだ

だけど

ぱんだより いぬのほうがすきだ わんわんほえるいぬがすきだ じゃれついてくれるいぬがすきだ

かわいい かわいい いぬはかわいい さんぱするのもたのしい さんぱでいうこときかないのもいとおしい

いぬだ いぬだ いぬだ いぬがかわいい だけどいちばんすきなのはへびだ めがちょうかわいいんだもん

だからいぬは あんまりちょうしのるな えさやらんぞ



にゃーにゃにゃにゃっにゃっにゃ!
にゃんにゃんにゃんにゃー!にゃのにゃのにゃ!にゃん!にゃん!
にゃにゃー!にゃんにゃんにゃ?にゃにゃん!にゃーにゃーにゃー
にゃーにゃーにゃにゃにゃーにゃ~ご!



うんこって ソフトクリーム そっくりだ 「季語:ソフトクリーム」
砂糖だと 思っていたら 塩だった「季語なし」
木蓮に 差し込む日差し 雲母の玉 「季語:木蓮 字余り」
うんこさん だと思ったら うんこさん 「季語なし」
もうなんか 5・7・5が ダルいんです 「季語なし」
形式からの解放も一種の芸術だと思うんだ 「季語なし」
アタイのことを抱いておくれ!! 「季語なし」



ばんごはん おれのきらいな ものばかり

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