72年後の歴史書

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attindh

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ある歴史学者の分析

20年前、世界中の国家を巻き込み約50年もの間続いた旧人類と魔人、あるいは魔人同士の戦争や内紛、虐殺が終結し、それに伴い数々の新たな思想・運動が誕生した。
その発端となった原因には戦時下の資料の焼失により不明な点が多く、現在様々な説が存在している。
しかし、72年前に東洋の小さな島国で起きた出来事が、これらの戦争のきっかけであったことは多くの学者間で一致している。
2014年4月25日、当時“JAPAN”と呼ばれていた国でのクーデターが歴史上類を見ない長期にわたる世界全面戦争の引き金となったのだ。
この時、世界で初めて魔人主導による政権が発足した。
ほんの数年間で崩壊してしまったが、世界中に与えた影響は大きかったのだ。
以下、現在一番支持されている経緯を年表にて記す。

年表

  • 2013年9月12日 オオツキ重工が対魔人兵器“ティアフル”の開発に成功と発表
  • 2013年10月1日 ティアフル実用化に向けて、網走魔人刑務所にてテスト開始
  • 2013年12月31日 ティアフルのテスト終了。政府への報告を行う
  • 2014年3月15日 当時の内閣総理大臣 松平健三が「魔人と共存できる国造り」を目指すと宣言。国会へ「魔人再生法案」を提出する。
  • 2014年3月16日 魔人の横暴に苦しんでいた国民は一斉に松平内閣を支持。支持率は89%まで上昇する。この日以降、全国各地で魔人によるテロ行為が頻発するが、ティアフルを搭載したロボット“TA-35RG”によって鎮圧される。
  • 2014年3月20日 国会にて本格的に「魔人再生法案」審議入りする。
  • 2014年3月21日 首謀者の一人とされる範馬慎太郎(当時の自衛隊魔人部隊隊長)、クーデターを決意。防衛省・警察庁内の魔人より秘密裏に同志を募る。約40名が参加し、範馬クーデター部隊を結成する。
  • 2014年3月30日 範馬慎太郎、一族が有する特別なルートを用いてアメリカ大統領と電話で会談。内政不干渉を理由にクーデター時に在日米軍を出動させないとの約束を取り付ける。
  • 2014年4月2日 もう一方の首謀者とされている小竹、ライバルである範馬慎太郎らの動向を察知。すぐさま希望崎学園の生徒会長と面談する。学園内の魔人たちは小竹私設兵団に組み込まれる。
  • 2014年4月25日 範馬慎太郎ら、クーデターを実行。同時に小竹部隊が議事堂内に突入する。

4月25日の流れ

  • 20:30 範馬クーデター部隊の別働隊が、警察庁、防衛省、各自衛隊基地を急襲。主だった幹部を皆殺しにし、指揮系統を断絶させる。
  • 20:45 会期を延長し審議中の国会へ範馬率いる本体が突入。電力源を断ちティアーズを停止させ、これを破壊。衆議院側を占拠する。(数分後、予備電力により電気系統は復旧する。)
  • 20:50 松平首相ら数人の大臣は唯一ティアーズが稼動している大臣控え室へ避難。
  • 20:55 臨時ニュースでクーデターの様子が放映され始める。同時にクーデターに対する非難や動きの遅い警察や自衛隊に対する不満がネット上で噴出する。
  • 21:00 小竹私設兵団、世論を味方につけるため、首相らを救出すると大々的に宣言し、国会議事堂へ突入。参議院側に陣を構える・・・。


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