このページではミサイルや火器、関連用語の略語を解説しています。
例
ARM(対レーダーミサイル)
Anti-Rader Missile、レーダーの発信源を攻撃するミサイル。主に対空陣地のレーダーや艦艇のレーダーを攻撃する。
早期警戒機などを攻撃するものは、対空ミサイルの一種と見なされる。
目次
ミサイル
AAM(空対空ミサイル)
Air-to-Air Missile
ABM(対弾道弾ミサイル)
Anti-Ballistic Missile
ALBM(空中発射弾道ミサイル)
Air-Launched Ballistic Missile
ARM(対レーダーミサイル)
Anti-Rader Missile、レーダーの発信源を攻撃するミサイル。主に対空陣地のレーダーや艦艇のレーダーを攻撃する。
早期警戒機などを攻撃するものは、対空ミサイルの一種と見なされる。
ASAT(対衛星ミサイル)
Anti-Satellite Missile
AShM(空対艦ミサイル)
Air-to-Ship Missile、航空機から発射される対艦ミサイル。ASM(空対地ミサイル)と区別するためhを付けている。ASM(空対艦ミサイル)を参照。
ASM(空対地ミサイル)
Air-to-Surface Missile、空中発射の対地ミサイル。ただの誘導爆弾と違い射程があることから航空機自身が比較的安全というメリットがある。
概ね射程は20~100kmほどで、対戦車ヘリの対戦車ミサイルもこれに含める。
ASM(空対艦ミサイル)
Air-to-Ship Missile、航空機から発射される対艦ミサイル。SAM(艦対空ミサイル)の射程圏外から攻撃する中距離タイプ(射程70~150km程度)と短距離・軽量タイプ(射程10~40km程度)とがある。かつては射程300km、中には1000kmに到達する長距離重対艦ミサイルも存在したが、現在は迎撃されにくいよう小型化されるようになり、中距離程度のものが主流になっている。
またかつては超音速タイプが多かったが、現在は小型で射程を稼げる亜音速の巡航タイプが主流。
ATM(対戦車ミサイル)
Anti-Tank Missile
BM(弾道ミサイル)
Ballistic Missile、弾道弾とも。
CM(巡航ミサイル)
Cruise Missile
ICBM(大陸間弾道ミサイル)
Intercontinental Ballistic Missile
IRBM(中距離弾道ミサイル)
Intermediate-Range Ballistic Missile
MAT(対戦車ミサイル)
Missile Anti Tank
MRBM(準中距離弾道ミサイル)
Medium-RangeBallisticMissile
SAM(地対空ミサイル)
Surface-to-Air Missile
SAM(艦対空ミサイル)
Ship-to-Air Missile
SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)
Submarine-Launched Ballistic Missile
SRBM(短距離弾道ミサイル)
Short-Range Ballistic Missile
SSM(地対地ミサイル)
Surface-to-Surface Missile
SSM(地対艦ミサイル)
Surface-to-Ship Missile
SSM(艦対艦ミサイル)
Ship-to-Ship Missile
SUM(艦地対潜ミサイル)
Surface-or-Ship-to-Underwater Missile
UUM(潜対潜ミサイル)
Underwater-to-Underwater Missile
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兵器全般
AIP(非大気依存推進機関)
Air Independent Propulsion、ディーゼルエンジンなどのように空気(大気)に依存しない機関を指す。主に潜水艦の機関を言う。
燃料電池やスターリングエンジンのほか、原子力機関もこの一種。
FCS(火器管制装置)
Fire Control System、搭載兵器の照準を合わせるための装置・システム全般を指す。
従来は機械式計算に基づく手動に依るものだったが、現代ではコンピュータやレーダーの高性能化・自動化でより正確な射撃が可能となっている。
砲射撃指揮装置や対空射撃指揮装置などの種類があるが、現代では多機能レーダーなども合わせた複合型の戦闘システムになってきている。
地上(特に戦闘車両)のものは射撃統制装置、艦艇のものは射撃指揮装置と呼ばれ、普通FCSと言えば後者を指すことが多い。
HDRM(高密度反応素材)
High-Density Reactive Material、米国海軍研究局(ONR)が2011年8月10日に公表した新素材。
金属と高分子素材を混合させることで鋼の密度とアルミニウムの強度を持たせられ、ミサイルや砲弾の弾殻に使用することで爆発エネルギーを従来の最大5倍程度に出来るとされる。反応素材とあるように目標に着弾することで分子が結合し自らが炸裂する。このプロセスにより単純な運動エネルギーだけでなく化学エネルギーも利用でき、爆発力が高まるという仕組み。これにより目標のより確実な破壊が可能となり、また目標のみにエネルギーを集中させられるので殺傷範囲が狭くなるとされる。炸薬に加えて弾頭が炸裂することで二次的な破壊も狙え、ミサイル迎撃用ミサイルとしての利用が最初に考えられるとされる。
一方で従来品に比べ3~4倍程度のコストがかかるとされ、懸念材料となっている。
BBCニュース
LRAD(長距離音響装置)
Long Range Acoustic Device、American Technology Corporation社製のUSW(音響兵器)。
日本の調査捕鯨船(水産庁)が自称国際環境保護団体シーシェパードの調査捕鯨妨害に対し用いてこれの阻止に成功したことや、海上自衛隊がソマリア沖で海賊と見られる不審船の撃退に用いて成功させた事で知られる。
USW(音響兵器)
Sonic and ultrasonic weapons、非殺傷兵器の一種で、音による心理的ダメージにより戦意喪失やパニックなどを狙った物が多い。
古来より音を用いて敵を混乱させたりする手法はよくあり、近代兵器としてはドイツの急降下爆撃機スツーカが急降下時にサイレン音を鳴らしたため、連合軍に「Jericho Trompete」と恐れられた。
現代で一般的にUSWといえば、大型の拡声器で独特の周波数の指向性音波を出す事や、又は音圧そのもので不快感を与えたりして戦意を喪失させ、体を傷つけることなく鎮圧する対暴動・治安維持用のものがよく知られており、イラク戦争後に現地駐留米軍が治安維持用に導入したほか、各国の警察機関でも導入の動きが見られる。
武器ではないので民間でも扱え、海賊対策に民間船が導入するなどの事例もあり、今後もこの動きは拡大する可能性が高い。しかし人体に対し決して害がないわけではなく、これを受けて難聴になる場合もあり、取り扱いには注意が必要。
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その他用語
ECCM(対電子妨害対抗手段)
Electric Counter Measure、敵の電波妨害(ECM)に対抗する対ECM手段全般を指す。
自身のレーダーの周波数帯の変換や複数周波数の同時使用、レーダーによらない別手段(赤外線など)を用いる。
FCLP(陸上模擬着艦訓練)
ILS(計器着陸飛行)
Instrument Landing System、着陸進入中の航空機に対し指向性電波を発射して着陸コースを指示する着陸支援装置。
CAT1、CAT2、CAT3にカテゴリーが分かれ、数字が大きくなるほど外視界に頼らない着陸ができる条件が高まっていく。
現在設定されている最高精度はCAT3-C(外視界ゼロでも着陸・地上滑走が可能)。主に濃霧が発生しやすい空港にCAT3が設置されていることが多い。
WC(世界都市)
World City、世界都市。Global Cityとも。
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関連項目
最終更新:2010年04月13日 15:52