自己を忘れさせるもの 「自己」 それを見ること なんだか分からない、何かがごちゃごちゃに混ざり合った渦のようなもの。 独りでいる時によく感じる、ごちゃごちゃした、何とも言えない、落ち着かない感じ。 それに対するもの ↑を忘れ去れるもの。 漫画、ゲーム、小説、映画、そういうものに没頭する、その世界に入り込むこと。 音楽を聴き、また歌い、それになりきる、世界に入り込むこと。 また、愛、最近流行の萌え、それが自身の全てとなること。 ひたすらに夢を追うこと、趣味に没頭すること、仕事に没頭すること、 それらをしている時、「自己」を感じることはない。 飢え、金、名声、色欲、 怒り、嫉妬、妬み、憎しみ、悲しみ、 それに飲み込まれている時、「自己」を感じることはない。 正義、悪。 それらに酔っている時、「自己」を感じることはない。 喜び、楽しみ、幸せ。 それらに満たされている時、「自己」を感じることはない。  - - それが善いとか悪いとかという話ではない。 ただ、それらは「自己」を忘れさせる、それは確かだ。 それに対し、「自己」に目を向けさせるもの。 苦しみ、あるいは満たされぬ思い。 それらが起こった時、人は「自己」に目を向ける。 (ただ、飲み込まれてしまった場合は目を向けられないが) 目を向けるか向けないかの違いは、 そのベクトルが内向きか外向きかの違い、か。 または酔っているか、酔っていないか。 ベクトルが内向きなら上に挙げたようなものも、 「自己」に目を向けさせるものとなる  - - さて、その「自己」とは何なのか。