05年度AD3年口頭試験キーワード
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05年度AD3年口頭試験キーワード
ja
2007-12-24T19:47:27+09:00
1198493247
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66.サンプリング定理
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/58.html
サンプリング定理…
標本化する信号に含まれる最高周波数がナイキスト周波数よりが低ければ、離散化された信号から元信号を復元することが可能であるという定理。
ナイキスト周波数とは・・・
ある信号を標本化するとき、そのサンプリング周波数 fs の 1/2 の周波数を言う。ナイキスト周波数を超える周波数成分は標本化した際に折り返し (エイリアシングとも言う) という現象を生じ、再生時に元の信号として忠実には再現されない
→[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/59.html]]
2007-12-24T19:47:27+09:00
1198493247
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60.インパルス応答
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/52.html
インパルス応答(inpulse response)…システムに単位インパルス(デルタ関数δ(t))を入力したときのシステムの出力。
補足:入力信号をx(t)、インパルス応答をh(t)としたとき、出力信号y(t)はx(t)とh(t)の畳込みで与えられる。システムの特性を調べるときによく使う(ここが一番大事!)が、実用面としては残響のシミュレータにも使われる。
補足2:インパルス応答のz変換が[[伝達関数>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/55.html]]である。さらに、そこにz=exp(jω)を代入したものが周波数応答となる。
インパルス応答 H(n) (実数、横軸時間)
↑
(フーリエ変換↓、逆変換↑)
↓
周波数応答特性 H(ω)(振幅特性、位相特性を含む。※複素数である)
インパルス応答 H(n) (実数、横軸時間)
↑
(z変換↓、逆z変換↑)
↓
伝達関数 H(z)(※z=exp(jω)を代入すればH(ω)に等しくなる)
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2007-12-24T19:41:39+09:00
1198492899
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57.フーリエ級数とフーリエ変換
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/49.html
フーリエ級数(Fourier Series)とは…連続周期信号を直流成分、基本周波数成分ならびにその高調波成分の重ね合わせによって表現したもの。
フーリエ変換(Fourier Transform)とは…フーリエ級数が周期信号(無限長信号)を取り扱うのに対し、フーリエ変換は、非周期信号(有限長信号)を対象とする。非周期信号を、周期無限大の周期信号ととらえ、フーリエ級数展開と同様の計算を行う。
補足1:フーリエ級数展開によるスペクトル(周波数に対する分布)は線スペクトル(離散)で非周期的、フーリエ変換によるスペクトルは連続で非周期的。
補足2:「三角関数で表現できない関数は存在しない。」byフーリエ(1768~1830)
補足3:カレーライスをフーリエ級数展開すると・・・
&counter()
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2007-12-24T19:31:24+09:00
1198492284
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59.線形時不変システム
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/51.html
線形時不変システム…入力と出力との間に重ね合わせの原理が成り立ち(線形)、かつシステムの特性が時間によって変化しない(時不変)システム。
補足:このシステムの存在によって任意入力に対する出力y(t)が入力x(t)とインパルス応答h(t)の畳み込み積分によって記述できる。
&counter()
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2007-10-13T01:51:23+09:00
1192207883
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61.因果性システム
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/53.html
因果性システム・・・入力以前に出力が生じないシステム。(たたかれる前は痛くないでしょ?
補足:式で書けば y(n)=a・x(n+k) (k>0) の項があったらだめっていうこと。
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2007-01-22T12:36:30+09:00
1169436990
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58.デルタ関数
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/50.html
デルタ関数(delta function)…デルタ関数δ(t)は、面積が1であり、t=0で無限大の振幅を持ち、幅が0の特殊関数。連続信号を離散化するときに用いられる。デルタ関数のフーリエ変換は1となる。つまり、全周波数帯域で一定の振幅をもち、かつ位相がゼロである。(すごい!
(ホワイトノイズは振幅は一定であるが位相はランダム)
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2007-01-22T12:35:51+09:00
1169436951
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62.重畳(たたみ込み)積分
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/54.html
畳み込み積分とは…線形システムの出力y(t)を、入力x(t)とインパルス応答h(t)から求める積分。
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2007-01-22T12:34:01+09:00
1169436841
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オージオグラム
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/147.html
オージオメーターという聴力を検査する機械で計測される,音の聞こえの程度のグラフ.横軸に周波数 [Hz],縦軸に聴力レベル [dB HL]をとる.グラフに記入される「○」(赤)は右耳の気導,「匚」(赤)は右耳の骨導,「×」(青)は左耳の気導,「コ」(青)は左耳の骨導の最小可聴閾値を表す.このグラフにより難聴の程度,種類,進行が分かる.
ちなみに,聴力レベルの聞こえ始めの基準は0 [dB HL]であって[dB SPL]でないことに注意.周波数によって聞こえ始めの[dB SPL]は変わる.[dB HL]は,それを直線になるように基準化しています.
そのうち,更新します
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2006-06-07T16:39:01+09:00
1149665941
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21.シンフォニア
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/129.html
<p>・シンフォニア sinfonia[伊・英・独・仏]</p>
<p>
「シンフォニア」という用語は、時代によりその意味する内容が異なる。初期バロック時代には、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの声楽作品中における器楽曲は一般にシンフォニアと呼ばれていた。これらは通常、オーケストラで演奏される短い曲で幕開き、場面、アリアなどへの序奏のように、多くの場合導入的性格をもつものであった。一方、純粋な器楽曲でもオーケストラ組曲の第1曲(序曲に相当する)などは、シンフォニアと呼ばれることがあった。<br>
要するに、シンフォニアは当時の、導入的性格をもつ器楽曲一般に用いられた名称の1つである。</p>
<p>
17世紀末には、A・スカルラッティにより始めて急-暖-急という配列の3楽章形式の序曲をシンフォニアの名で書いた。その後、この形による楽曲が序曲でなく独立した曲として演奏されるようになり、<u>マンハイム楽派</u>のシュターミッツやカンナビヒにより、4楽章制のシンフォニー[交響曲]へと発展していった。そして、古典派により交響曲の形式は一応の完成を見た。<br>
交響曲は原則として4つ程度の楽章によって構成され、そのうちの1つの楽章がソナタ形式であることが一応の定義であるが、例外はきわめて多い。<br>
ハイドン、モーツァルトの交響曲形式の標準的なこのを次に示す。</p>
<p>第一楽章:ソナタ形式<br>
第二楽章:緩徐楽章<br>
第三楽章:メヌエット<br>
第四楽章:ソナタ形式またはロンド形式</p>
<p>
ベートーヴェンは、メヌエットをスケルツォに変え、古典派の交響曲の形式を完成させた。</p>
<p>
※緩徐楽章:速度のゆるい楽章で、とくにソナタやシンフォニーなどの第2楽章の場合が多い<br>
※メヌエット:フランス曲等の、ゆったりとした3拍子の葬曲<br>
※スケルツォ:ベートーベンがメヌエットの代わりにソナタ、交響曲、四重奏曲(まれに協奏曲)の第3楽章に採用した、3拍子の快活な曲<br>
※古典派音楽:18世紀後半を中心とする、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに代表される音楽</p>
<p><br>
・マンハイム楽派</p>
<p>
マンハイム楽派は、18世紀ドイツでマンハイムを首都とするプファルツ選帝候のカール・テオドール(1724-1799)の宮廷楽団を中心に活躍した作曲家達を指す。モーツァルトも、この楽派の影響を大きく受けた。マンハイム楽派はクラシック音楽における「交響曲」の成立に数多くの貢献をした。それまでの急-暖-急の3楽章からなる構成から、4楽章形式に変更した。<br>
</p>
<br>
<a href=
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2006-01-27T01:13:02+09:00
1138291982
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8.フーガとカノン
https://w.atwiki.jp/wiki7_05ad3/pages/38.html
*フーガとカノン(by生島 with小杉) あなたは今日&counter(today)人目の訪問者です
**フーガ
17世紀に発達した模倣対位法の最も円熟した音楽形式。
ひとつの調に基づき、関係調がその原調を修飾しながら曲が進んでいく。
ある主題に対して、他の声部が応答し、それが複数声部によって曲を盛り上げる。
有名作品はバッハ作曲「[[トッカータとフーガ ニ短調>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8B%E7%9F%AD%E8%AA%BF]]」、
「平均律クラヴィーア曲集」、「フーガの技法」など。
フーガは基本的に、提示部と嬉遊(きゆう)部(エピソード)との交替で構成される。
最後の提示部の後には追迫部(ストレッタ)が置かれる。
↓こんな感じ
>提示部(主調) - 嬉遊部 - 提示部(主調以外) - 嬉遊部 ………… - 追迫部(主調)
提示部には主題と応答(最初の声部が主題を提示し、その主題を‘他の声部が’模倣することを応答という)がある。
厳密に主題の完全5度上に転調して模倣された応答を「真正応答」、
調的な安定のために、転調した旋律の一部の音程を変えた応答を「調性的応答」という。
全声部が主題を提示した後、嬉遊部に入る。嬉遊部では、ここまでで提示された主題などを素材に、
比較的自由な間奏がおこなわれる。
この嬉遊部以降に始まる提示部では、最初の提示部から転調されている場合が多い。
こうして提示部-嬉遊部を繰り返し、最後に追迫部(ストレッタ)が置かれる。
追迫とは、ある声部の主題が完結しないうちに次の声部で応答が導入されること。
これによって緊張感が増す。
**いろんなフーガ
○縮小・拡大フーガ・・・曲のなかで、主題が縮小されたり、拡大されたりして登場するフーガをそれぞれ
縮小フーガ、拡大フーガという。縮小っていうのは2倍速、拡大っていうのは1/2倍速
みたいなもの。例えば拡大では8分音符→4分音符、32分音符→16分音符、となる。
○多重フーガ・・・主題が1つではなくて何個もあるとき、その主題の数にあわせて2重フーガとか3重フーガとか呼ぶ。
○フゲッタ・・・ちっちゃいフーガ。
**(補足)対位法
対位法とは音楽理論のひとつ。
和声法が「和音をいかに連結させるか」というのに対して「いかに旋律を重ねるか」という目的がある。
簡単に言うと、”旋律をそれぞれの独立性を保ちつつ、互いに調和させて重ねる技法”ってことらしいです。
クラシック音楽ならではのお話でした。
**(補足)模倣
対位法的な楽曲において、ある声部の旋律や音型を、他の声部が引き続きマネて演奏すること。
フーガやカノンの基礎をなす。
**カノン
カノンとは2声あるいはそれ以上の声部が、先行の旋律を模倣して進むように作られた曲。
先に出てくる声部を「先行声部」、それに後から追って模倣していく声部を「後続声部」と呼ぶ。
声部が旋律を演奏する回数によって無限カノンと有限カノンというのがある。
「輪唱」は、最も簡単な無限カノン。
有名作品はパッヘルベル作曲「カノンとジーグ ニ長調」。通称「[[パッヘルベルのカノン>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8E%E3%83%B3_%28%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%29]]」。
**いろんなカノン
○並行カノン・・・先行声部を厳密に転調した旋律が後続声部となるもの。転調した度数によって名前が決まる。
例えば3度転調したら「3度カノン」、5度転調したら「5度カノン」。
○拡大・縮小カノン・・・縮小・拡大フーガと同様。
○反行・逆行カノン・・・ 後続声部の旋律が上下転回されている場合、反行カノンと呼ぶ。また後続声部が左右
(時間の前後)を逆にされている場合、これを逆行カノンと呼ぶ。
例えばハ長調の「ドミソシ」の第3音を軸とした反行カノンは「ソミドラ」、
一方逆行カノンは単に逆さ言葉なので「シソミド」となる。
**フーガとカノン、どう違うの?
フーガは主題以外の旋律に自由が許されているのに対し、カノンは旋律を厳密に模倣しつづけて進行していく
という点で両者は区別されます。もっと言うと、フーガはカノンを発展させたものなので、カノンはフーガに含まれちゃいます。
上で述べた「真性応答」はイコール「5度カノン」です。でも、フーガの「調性的応答」のように
旋律が変更されるっていう現象はカノンにはありません。また、嬉遊部にあたるものもカノンにはありません。
カノンをより柔軟にし、発展させたものがフーガといえるでしょう。
注意したいのはフーガやカノンは対位法的‘技法’、テクニックを指すのであって、
ソナタ形式とかロンド形式のような明確な進行上の決まりがあるわけではないです。
ただ、その発達した展開の仕方などから単なる技法としてではなく形式の名前としても用いられているようです。
かなり不完全な感じだけど許してちょんまg。
→[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/36.html]]
2006-01-24T19:29:21+09:00
1138098561