05年度AD3年口頭試験キーワード

99.べき関数の法則

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<解答1> 児玉

[Stevens' power law] 物理量と主観量との関係については多くの研究がなされているが、「べき関数の法則」とは、アメリカの実験心理学者 Stanley Smith Stevens(1906-73) が提唱したもので、主として、量推定・量産出の実験結果を記述するために「主観量は物理量のべき関数に比例する」としたものである。この法則は、相当な量のデータを集めても、荒い近似として成り立つのみであるが、簡単な式(↓)によって異なる感覚様相にまたがるデータをも関連づけることができるので、多くの研究者に支持されている。 音の大きさのべき指数:β≒0.3である。



<解答> (田代)

一般的に多くの感覚現象について、物理的強度の心理的印象はべき関数に従う。
S.S.Stevensは、様々な刺激についてマグニチュード推定法で測定を行い、
     N=cX^β
の関係を導いた。
  N:実験参加者による心理量の判断
  c:定数(心理量を実験参加者が用いる実際の数値に変換するのに使う)
  X:物理的強度
  β:感覚属性によって異なる定数(心理量と物理量との関係を支配する。刺激が音の強度ならβ=0.3)
この式を変形して
     logN=logc+βlogX
横軸にlogX、縦軸にlogNをとってグラフを描く(またはX、Nを対数方眼用紙にプロットする)と、傾きがβの直線上にデータがのる。




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