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平均律音階って
?
<解答1>杉井
平均律音階では、周波数比は指数関数で決められます。
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
基音(ド)に対する比
1(1.000)
22/12(1.122)
24/12(1.260)
25/12(1.335)
27/12(1.498)
29/12(1.682)
211/12(1.888)
2(2.000)
直下の音に対する比
-
21/12(1.059)
現代では、ピアノやギターなどの固定ピッチの楽器のほとんどは平均律で調律されています。
そして、ほとんど誰もがその音を違和感なく聞いています。 しかし、平均律は、転調のしやすさという大きな利点の代償として、和音の響きの美しさを犠牲にした
音階なのです。ここで純正律音階と平均律音階の比較を長音階と短音階のそれぞれについて改めて
示しますので、よく見比べてみてください。
純正律長音階
9/8(1.125)
5/4(1.250)
4/3(1.333)
3/2(1.500)
5/3(1.667)
15/8(1.875)
平均律長音階
純正律短音階
基音(ラ)に対する比
6/5(1.200)
8/5(1.600)
9/5(1.800)
平均律短音階
23/12(1.189)
28/12(1.587)
210/12(1.782)
純正律に比べて平均律では、完全4度音程(ド~ファ、ラ~レ)は0.2%高く、完全5度音程(ド~ソ、ラ~ミ)は
0.2%低くなっています。人が音の高さの違いを聞き分けられる限界が0.2%くらいだそうですから、
このくらいの狂いはまだましです。問題は、長3度音程(ド~ミ)が1%高く、短3度音程(ラ~ド)が1%低くなっている
ことです。ここまで狂えば、調和の悪さははっきりわかります。ピアノやギターの音はすぐに減衰するので
あまり気になりませんが、電子オルガンで、音を飾る効果(ビブラートなど)をすべて切ってド・ミ・ソやラ・ド・ミの
和音を弾いてみると、汚いうなりがはっきり聞こえます。
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平均律とは
19世紀、様々なウェル・テンペラメントが使用されたが、テンペラメントを替える度に楽器も替えなくてはならなかった。このため後になって広まったのが、平均律(=十二平均律)である。ピュタゴラス音律の1/8音のずれ、ピュタゴラス・コンマを均等に12に分割して平均化した。16世紀ごろすでに発見されていたが、調律の難しさより実用化されていなかった。1850年代以降、ピアノの大量生産により世界に広まった。
19世紀、様々なウェル・テンペラメントが使用されたが、テンペラメントを替える度に楽器も
替えなくてはならなかった。
このため後になって広まったのが、平均律(=十二平均律)である。
ピュタゴラス音律の1/8音のずれ、ピュタゴラス・コンマを均等に12に分割して平均化した。
16世紀ごろすでに発見されていたが、調律の難しさより実用化されていなかった。
1850年代以降、ピアノの大量生産により世界に広まった。
平均律の問題点
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