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*古典主義とロマン主義  田上でごわす **古典主義時代(1750~1800) (ドイツとオーストリアが音楽における古典主義運動の中心)  前段階様式○ロココ様式         ○[[ギャラント様式>ギャラント様式]]            ○[[多感様式>多感様式]]         ○後期バロック            ↓         古典主義の出現    &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">バロックとの比較</font>)  音楽創作法について  バロック・・・大規模で複雑で高度に装飾のほどこされた音楽的意匠(例えば                        バッハのフーガ、トッカータ、コンチェルト、カンタータ)を強調した。                 古典主義・・・交響曲やソナータのようにみごとに均整の取れた形式の中に配置された。                         あまり大きくなくむしろ控えめで洗練された簡潔な楽想を強調。    様式の変化について  バロック・・・壮麗で装飾が多く重量感あふれるもの                 古典主義・・・明瞭・均衡・単純・洗練を特徴とする            &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">音楽における古典主義</font>)   形式   :ソナタ形式  楽曲構成:旋律的性格の少ない素材で伴奏されるホモフォニー様式  旋律   :簡潔、より主題的  和声   :全音階的、主要三和音中心  即興演奏:basso continuoの衰退とともに絶える。全てが楽譜に書き込まれる。  絶対音楽:器楽が主流  &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">古典主義時代に活躍した音楽家</font>) ○ハイドン・・・交響曲に優れた業績を残す 代表曲『騎士』、『朝』、『昼』、『夜』 ○[[モーツァルト>モーツァルト]] ○ベートーヴェン  彼らの作品は交響曲、ソナータといった古典派形式の最終的な結晶であり、また快活な精神と  明瞭な和声的テクスチュア、洗練された表現、論理的に秩序づけられた意匠などを特徴とする  古典派精神を完全に自己のものにしている。 **ロマン主義時代(1800~1900)  ロマン主義は自己を芸術作品に沈めることを要求する。音楽の形式的要求よりむしろ  純粋に感覚的な要素(音色、和声、リズム)を強調する。  初期ロマン主義(1850頃まで)は、一般にピアノ小品や芸術歌曲といった短い叙情的な  形式による繊細で内的な表現を強調した。後期ロマン主義は、大規模な交響曲やオペラによって  さらに「深く雄大な様式へと向かった。    &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義の音楽の特徴</font>)  旋律   :より抒情的、柔軟なフレーズ  和声   :和声法の拡張         広範囲の不協和音、7、9の和音         調性の拡大、半音階的転調、遠隔調への展開、希薄化  構造   :ホモフォニー様式、二次的対位法  強弱法  :感情の表出のための手段  速度法  :感情の表出のための手段  形式   :部分構造が明確でなくなる  &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義時代に活躍した音楽家</font>)  初期 シューベルト 『魔王』『鱒(ます)』      ショパン   『革命』『黒鍵のエチュード』      シューマン  『謝肉祭』『トロイメライ』    シューベルト、シューマンが示した傾向  聴き手を喜ばせること、もっぱら感覚に訴える響きで聴き手を揺り動かすこと、  そのような響きを文学的・絵画的観念と関連させることであった。  後期 ベルリオーズ  後期ロマン主義の先駆者      ブラームス   『ラプソディー』      ヴァーグナー  『さまようオランダ人』『ラインの黄金』      ブルックナー  『ロマンティック』 **古典主義とロマン主義比較   &html(<table border="10" width="750"><tr><td>ロマン主義</td><td>古典主義</td></tr><tr><td>ペーソス<br><br>主観<br><br>主情主義<br><br>デュオニュソス的(忘我的陶酔、熱狂が特徴)<br><br>個人主義・民族主義</td><td>エートス<br><br>客観性<br><br>合理主義<br><br>アポロ的(美の澄明とやすらぎを特徴)<br><br>普遍的</td></tr></table>)   ※[[ペーソス>ペーソス]]、[[エートス>エートス]]  →[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/84.html]]
*古典主義とロマン主義  田上でごわす **古典主義時代(1750~1800) (ドイツとオーストリアが音楽における古典主義運動の中心)  前段階様式○ロココ様式         ○[[ギャラント様式>ギャラント様式]]            ○[[多感様式>多感様式]]         ○後期バロック            ↓         古典主義の出現    &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">バロックとの比較</font>)  音楽創作法について  バロック・・・大規模で複雑で高度に装飾のほどこされた音楽的意匠(例えば                        バッハのフーガ、トッカータ、コンチェルト、カンタータ)を強調した。                 古典主義・・・交響曲やソナータのようにみごとに均整の取れた形式の中に配置された。                         あまり大きくなくむしろ控えめで洗練された簡潔な楽想を強調。    様式の変化について  バロック・・・壮麗で装飾が多く重量感あふれるもの                 古典主義・・・明瞭・均衡・単純・洗練を特徴とする            &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">音楽における古典主義</font>)   形式   :ソナタ形式  楽曲構成:旋律的性格の少ない素材で伴奏されるホモフォニー様式  旋律   :簡潔、より主題的  和声   :全音階的、主要三和音中心  即興演奏:basso continuo(通奏低音)の衰退とともに絶える。全てが楽譜に書き込まれる。  絶対音楽:器楽が主流  &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">古典主義時代に活躍した音楽家</font>) ○ハイドン・・・交響曲に優れた業績を残す 代表曲『騎士』、『朝』、『昼』、『夜』 ○[[モーツァルト>モーツァルト]] ○ベートーヴェン  彼らの作品は交響曲、ソナータといった古典派形式の最終的な結晶であり、また快活な精神と  明瞭な和声的テクスチュア、洗練された表現、論理的に秩序づけられた意匠などを特徴とする  古典派精神を完全に自己のものにしている。 **ロマン主義時代(1800~1900)  ロマン主義は自己を芸術作品に沈めることを要求する。音楽の形式的要求よりむしろ  純粋に感覚的な要素(音色、和声、リズム)を強調する。  初期ロマン主義(1850頃まで)は、一般にピアノ小品や芸術歌曲といった短い叙情的な  形式による繊細で内的な表現を強調した。後期ロマン主義は、大規模な交響曲やオペラによって  さらに「深く雄大な様式へと向かった。    &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義の音楽の特徴</font>)  旋律   :より抒情的、柔軟なフレーズ  和声   :和声法の拡張         広範囲の不協和音、7、9の和音         調性の拡大、半音階的転調、遠隔調への展開、希薄化  構造   :ホモフォニー様式、二次的対位法  強弱法  :感情の表出のための手段  速度法  :感情の表出のための手段  形式   :部分構造が明確でなくなる  &html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義時代に活躍した音楽家</font>)  初期 シューベルト 『魔王』『鱒(ます)』      ショパン   『革命』『黒鍵のエチュード』      シューマン  『謝肉祭』『トロイメライ』    シューベルト、シューマンが示した傾向  聴き手を喜ばせること、もっぱら感覚に訴える響きで聴き手を揺り動かすこと、  そのような響きを文学的・絵画的観念と関連させることであった。  後期 ベルリオーズ  後期ロマン主義の先駆者      ブラームス   『ラプソディー』      ヴァーグナー  『さまようオランダ人』『ラインの黄金』      ブルックナー  『ロマンティック』 **古典主義とロマン主義比較   &html(<table border="10" width="750"><tr><td>ロマン主義</td><td>古典主義</td></tr><tr><td>ペーソス<br><br>主観<br><br>主情主義<br><br>デュオニュソス的(忘我的陶酔、熱狂が特徴)<br><br>個人主義・民族主義</td><td>エートス<br><br>客観性<br><br>合理主義<br><br>アポロ的(美の澄明とやすらぎを特徴)<br><br>普遍的</td></tr></table>)   ※[[ペーソス>ペーソス]]、[[エートス>エートス]]  →[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/84.html]]

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