「25.古典派とロマン派」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「25.古典派とロマン派」(2006/01/22 (日) 17:59:55) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*古典主義とロマン主義 田上でごわす
**古典主義時代(1750~1800) (ドイツとオーストリアが音楽における古典主義運動の中心)
前段階様式○ロココ様式
○[[ギャラント様式>ギャラント様式]]
○[[多感様式>多感様式]]
○後期バロック
↓
古典主義の出現
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">バロックとの比較</font>)
音楽創作法について バロック・・・大規模で複雑で高度に装飾のほどこされた音楽的意匠(例えば
バッハのフーガ、トッカータ、コンチェルト、カンタータ)を強調した。
古典主義・・・交響曲やソナータのようにみごとに均整の取れた形式の中に配置された。
あまり大きくなくむしろ控えめで洗練された簡潔な楽想を強調。
様式の変化について バロック・・・壮麗で装飾が多く重量感あふれるもの
古典主義・・・明瞭・均衡・単純・洗練を特徴とする
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">音楽における古典主義</font>)
形式 :ソナタ形式
楽曲構成:旋律的性格の少ない素材で伴奏されるホモフォニー様式
旋律 :簡潔、より主題的
和声 :全音階的、主要三和音中心
即興演奏:basso continuoの衰退とともに絶える。全てが楽譜に書き込まれる。
絶対音楽:器楽が主流
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">古典主義時代に活躍した音楽家</font>)
○ハイドン・・・交響曲に優れた業績を残す 代表曲『騎士』、『朝』、『昼』、『夜』
○[[モーツァルト>モーツァルト]]
○ベートーヴェン
彼らの作品は交響曲、ソナータといった古典派形式の最終的な結晶であり、また快活な精神と
明瞭な和声的テクスチュア、洗練された表現、論理的に秩序づけられた意匠などを特徴とする
古典派精神を完全に自己のものにしている。
**ロマン主義時代(1800~1900)
ロマン主義は自己を芸術作品に沈めることを要求する。音楽の形式的要求よりむしろ
純粋に感覚的な要素(音色、和声、リズム)を強調する。
初期ロマン主義(1850頃まで)は、一般にピアノ小品や芸術歌曲といった短い叙情的な
形式による繊細で内的な表現を強調した。後期ロマン主義は、大規模な交響曲やオペラによって
さらに「深く雄大な様式へと向かった。
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義の音楽の特徴</font>)
旋律 :より抒情的、柔軟なフレーズ
和声 :和声法の拡張
広範囲の不協和音、7、9の和音
調性の拡大、半音階的転調、遠隔調への展開、希薄化
構造 :ホモフォニー様式、二次的対位法
強弱法 :感情の表出のための手段
速度法 :感情の表出のための手段
形式 :部分構造が明確でなくなる
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義時代に活躍した音楽家</font>)
初期 シューベルト 『魔王』『鱒(ます)』
ショパン 『革命』『黒鍵のエチュード』
シューマン 『謝肉祭』『トロイメライ』
シューベルト、シューマンが示した傾向
聴き手を喜ばせること、もっぱら感覚に訴える響きで聴き手を揺り動かすこと、
そのような響きを文学的・絵画的観念と関連させることであった。
後期 ベルリオーズ 後期ロマン主義の先駆者
ブラームス 『ラプソディー』
ヴァーグナー 『さまようオランダ人』『ラインの黄金』
ブルックナー 『ロマンティック』
**古典主義とロマン主義比較
&html(<table border="10" width="750"><tr><td>ロマン主義</td><td>古典主義</td></tr><tr><td>ペーソス<br><br>主観<br><br>主情主義<br><br>デュオニュソス的(忘我的陶酔、熱狂が特徴)<br><br>個人主義・民族主義</td><td>エートス<br><br>客観性<br><br>合理主義<br><br>アポロ的(美の澄明とやすらぎを特徴)<br><br>普遍的</td></tr></table>)
※[[ペーソス>ペーソス]]、[[エートス>エートス]]
→[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/84.html]]
*古典主義とロマン主義 田上でごわす
**古典主義時代(1750~1800) (ドイツとオーストリアが音楽における古典主義運動の中心)
前段階様式○ロココ様式
○[[ギャラント様式>ギャラント様式]]
○[[多感様式>多感様式]]
○後期バロック
↓
古典主義の出現
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">バロックとの比較</font>)
音楽創作法について バロック・・・大規模で複雑で高度に装飾のほどこされた音楽的意匠(例えば
バッハのフーガ、トッカータ、コンチェルト、カンタータ)を強調した。
古典主義・・・交響曲やソナータのようにみごとに均整の取れた形式の中に配置された。
あまり大きくなくむしろ控えめで洗練された簡潔な楽想を強調。
様式の変化について バロック・・・壮麗で装飾が多く重量感あふれるもの
古典主義・・・明瞭・均衡・単純・洗練を特徴とする
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">音楽における古典主義</font>)
形式 :ソナタ形式
楽曲構成:旋律的性格の少ない素材で伴奏されるホモフォニー様式
旋律 :簡潔、より主題的
和声 :全音階的、主要三和音中心
即興演奏:basso continuo(通奏低音)の衰退とともに絶える。全てが楽譜に書き込まれる。
絶対音楽:器楽が主流
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">古典主義時代に活躍した音楽家</font>)
○ハイドン・・・交響曲に優れた業績を残す 代表曲『騎士』、『朝』、『昼』、『夜』
○[[モーツァルト>モーツァルト]]
○ベートーヴェン
彼らの作品は交響曲、ソナータといった古典派形式の最終的な結晶であり、また快活な精神と
明瞭な和声的テクスチュア、洗練された表現、論理的に秩序づけられた意匠などを特徴とする
古典派精神を完全に自己のものにしている。
**ロマン主義時代(1800~1900)
ロマン主義は自己を芸術作品に沈めることを要求する。音楽の形式的要求よりむしろ
純粋に感覚的な要素(音色、和声、リズム)を強調する。
初期ロマン主義(1850頃まで)は、一般にピアノ小品や芸術歌曲といった短い叙情的な
形式による繊細で内的な表現を強調した。後期ロマン主義は、大規模な交響曲やオペラによって
さらに「深く雄大な様式へと向かった。
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義の音楽の特徴</font>)
旋律 :より抒情的、柔軟なフレーズ
和声 :和声法の拡張
広範囲の不協和音、7、9の和音
調性の拡大、半音階的転調、遠隔調への展開、希薄化
構造 :ホモフォニー様式、二次的対位法
強弱法 :感情の表出のための手段
速度法 :感情の表出のための手段
形式 :部分構造が明確でなくなる
&html(<font size="4" face="MS Pゴシック">ロマン主義時代に活躍した音楽家</font>)
初期 シューベルト 『魔王』『鱒(ます)』
ショパン 『革命』『黒鍵のエチュード』
シューマン 『謝肉祭』『トロイメライ』
シューベルト、シューマンが示した傾向
聴き手を喜ばせること、もっぱら感覚に訴える響きで聴き手を揺り動かすこと、
そのような響きを文学的・絵画的観念と関連させることであった。
後期 ベルリオーズ 後期ロマン主義の先駆者
ブラームス 『ラプソディー』
ヴァーグナー 『さまようオランダ人』『ラインの黄金』
ブルックナー 『ロマンティック』
**古典主義とロマン主義比較
&html(<table border="10" width="750"><tr><td>ロマン主義</td><td>古典主義</td></tr><tr><td>ペーソス<br><br>主観<br><br>主情主義<br><br>デュオニュソス的(忘我的陶酔、熱狂が特徴)<br><br>個人主義・民族主義</td><td>エートス<br><br>客観性<br><br>合理主義<br><br>アポロ的(美の澄明とやすらぎを特徴)<br><br>普遍的</td></tr></table>)
※[[ペーソス>ペーソス]]、[[エートス>エートス]]
→[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/84.html]]
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: