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*ルネサンスとバロック  田上です **ルネサンス音楽とバロック音楽の比較  (西洋音楽史で配られた資料です。簡潔で要を得ているらしいのでのせました)  &html(<table border="10" width="750"><tr><td>ルネサンス</td><td>バロック</td></tr><tr><td>一通りの書法(ポリフォニー)、単一の様式<br><br>言葉の控えめな表現<br><br>ムジカ・レセルヴァータとマドリガリズム<br><br>全声部は等しい均衡を保つ<br><br>狭い音域内の全音階的旋律<br><br>教会旋法による対位法<br><br>音程の協和関係と不協和音の音程的解決<br><br>和音は声部進行の副産物<br><br>和音の進行は旋法に支配される<br><br>TAKUTUSに規制され均等に流れるリズム<br><br>声楽と器楽間に明確な語法上の区別ナシ<br>両者は交換可能</td><td>二通りの書法(ポリフォニー、ホモフォニー)、三つの様式(劇場様式、教会様式、室内(宮廷)様式)<br><br>言葉の情緒的な表現<br><br>歌詞絶対主義<br><br>両外声に集中する極性<br><br>広い音域での全音階的及び半音階的旋律<br><br>調性による対位法<br><br>調的和音による和声と不協和音の和音的解決<br><br>和音はそれ自身充足した存在<br><br>和音の進行は調性に支配される<br><br>両極端リズム、自由な朗唱と機械的打拍<br><br>声楽的語法と器楽的語法<br>語法の交換可能</td></tr></table>) ※[[ムジカ・レセルヴァータ>ムジカ・レセルヴァータ]]、マドリガリズム=歌詞を音楽によって強調したり表現したりすること、TAKUTUS=拍(多分) **ルネサンス(1400~1600) イタリアで起こりヨーロッパ中に広がる  ルネサンスの音楽史は15世紀の初期ルネサンスと15世紀後期から17世紀初期に及ぶ盛期ルネサンスに分けられる。  初期にルネサンス時代の基礎的な音楽様式である多声宗教合唱音楽が、フランドル出身の音楽家たちの手で  形を整えられた。盛期はこの様式の普及と完成をみたのである。    初期ルネサンス ○イギリス楽派(ルネサンスの先駆け) :中心人物は[[ジョン・ダンスタブル>ジョン・ダンスタブル]] ○[[ブルゴーニュ楽派>ブルゴーニュ楽派]] :ルネサンス様式の第一段階を完成する    盛期ルネサンス  主な楽派 ○フランドル楽派:[[ジョスカン・デ・プレ>ジョスカン・デ・プレ]] ○ローマ楽派:パレストリーナ ○ドイツ楽派 ○イギリス楽派 ○ヴェネツィア楽派:フランドル様式に広がりと力を付け加え一つの頂点にまで高めた **バロック(1600~1750)  バロック時代の主な動向としては、オペラの興隆、オーケストラ及びそのコンチェルト形式の確立、J.S.バッハの達成した  ルター派教会音楽の全盛などがある。バロック前期(1600~1865)の音楽活動の中心地はイタリアである。  オペラ、カンタータ、オラトーリアというイタリアの新しい劇的音楽形式による創作が優位を占める。  後期(1685~1750)には、イタリアとドイツが音楽上の指導的地位につく。オペラに加えて、器楽が急速に発達する。  すなわちオーケストラとそのための新しい形式(コンチェルト、コンチェルト・グロッソ)がイタリアの作曲家(コレッリ、ヴィヴァルディ)  によって確立され新しい室内合奏形式が現れる。この時代の主な様式と傾向を総合したのがJ.S.バッハである。  音楽的特徴・・・盛期ルネサンスと荘重さ、壮大さという点で類似            劇的で情念的な要素を持つ            ぜいたくさ、装飾性など  初期バロック    フィレンツェのカメラータ(詩人、音楽家、学者たちのサークル)が    モノディー様式、[[オペラ>オペラ]]、[[オラトーリオ>オラトーリオ]]を産み出す    モンテヴェルディによって初めてオペラ形式固有の劇的な表現力が実現された。    バロック初期の有力な、[[カンタータ>カンタータ]]作曲家アレッサンドロ・スカルラッティがナポリ派オペラを確立       後期バロック音楽    ヨハン・セバスティアン・バッハ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの二人によってバロック時代の音楽は頂点を極めた。    バッハ・・・自らの音楽を通じてルター派教会に仕えることに一生を捧げた。    ヘンデル・・・色彩的で贅をこらしたバロック・オペラやオラトーリオで大衆の心をつかむ。    →[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/138.html]]
*ルネサンスとバロック  田上です **ルネサンス音楽とバロック音楽の比較  (西洋音楽史で配られた資料です。簡潔で要を得ているらしいのでのせました)  &html(<table border="10" width="750"><tr><td>ルネサンス</td><td>バロック</td></tr><tr><td>一通りの書法(ポリフォニー)、単一の様式<br><br>言葉の控えめな表現<br><br>ムジカ・レセルヴァータとマドリガリズム<br><br>全声部は等しい均衡を保つ<br><br>狭い音域内の全音階的旋律<br><br>教会旋法による対位法<br><br>音程の協和関係と不協和音の音程的解決<br><br>和音は声部進行の副産物<br><br>和音の進行は旋法に支配される<br><br>TAKUTUSに規制され均等に流れるリズム<br><br>声楽と器楽間に明確な語法上の区別ナシ<br>両者は交換可能</td><td>二通りの書法(ポリフォニー、ホモフォニー)、三つの様式(劇場様式、教会様式、室内(宮廷)様式)<br><br>言葉の情緒的な表現<br><br>歌詞絶対主義<br><br>両外声に集中する極性<br><br>広い音域での全音階的及び半音階的旋律<br><br>調性による対位法<br><br>調的和音による和声と不協和音の和音的解決<br><br>和音はそれ自身充足した存在<br><br>和音の進行は調性に支配される<br><br>両極端リズム、自由な朗唱と機械的打拍<br><br>声楽的語法と器楽的語法<br>語法の交換可能</td></tr></table>) ※[[ムジカ・レセルヴァータ>ムジカ・レセルヴァータ]]、マドリガリズム=歌詞を音楽によって強調したり表現したりすること、TAKUTUS=拍(多分) **ルネサンス(1400~1600) イタリアで起こりヨーロッパ中に広がる  ルネサンスの音楽史は15世紀の初期ルネサンスと15世紀後期から17世紀初期に及ぶ盛期ルネサンスに分けられる。  初期にルネサンス時代の基礎的な音楽様式である多声宗教合唱音楽が、フランドル出身の音楽家たちの手で  形を整えられた。盛期はこの様式の普及と完成をみたのである。 [[前の時代との違い(念のため)>前の時代との違い(念のため)]]    初期ルネサンス ○イギリス楽派(ルネサンスの先駆け) :中心人物は[[ジョン・ダンスタブル>ジョン・ダンスタブル]] ○[[ブルゴーニュ楽派>ブルゴーニュ楽派]] :ルネサンス様式の第一段階を完成する    盛期ルネサンス  主な楽派 ○フランドル楽派:[[ジョスカン・デ・プレ>ジョスカン・デ・プレ]] ○ローマ楽派:パレストリーナ ○ドイツ楽派 ○イギリス楽派 ○ヴェネツィア楽派:フランドル様式に広がりと力を付け加え一つの頂点にまで高めた **バロック(1600~1750)  バロック時代の主な動向としては、オペラの興隆、オーケストラ及びそのコンチェルト形式の確立、J.S.バッハの達成した  ルター派教会音楽の全盛などがある。バロック前期(1600~1865)の音楽活動の中心地はイタリアである。  オペラ、カンタータ、オラトーリアというイタリアの新しい劇的音楽形式による創作が優位を占める。  後期(1685~1750)には、イタリアとドイツが音楽上の指導的地位につく。オペラに加えて、器楽が急速に発達する。  すなわちオーケストラとそのための新しい形式(コンチェルト、コンチェルト・グロッソ)がイタリアの作曲家(コレッリ、ヴィヴァルディ)  によって確立され新しい室内合奏形式が現れる。この時代の主な様式と傾向を総合したのがJ.S.バッハである。  音楽的特徴・・・盛期ルネサンスと荘重さ、壮大さという点で類似            劇的で情念的な要素を持つ            ぜいたくさ、装飾性など  初期バロック    フィレンツェのカメラータ(詩人、音楽家、学者たちのサークル)が    モノディー様式、[[オペラ>オペラ]]、[[オラトーリオ>オラトーリオ]]を産み出す    モンテヴェルディによって初めてオペラ形式固有の劇的な表現力が実現された。    バロック初期の有力な、[[カンタータ>カンタータ]]作曲家アレッサンドロ・スカルラッティがナポリ派オペラを確立       後期バロック音楽    ヨハン・セバスティアン・バッハ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの二人によってバロック時代の音楽は頂点を極めた。    バッハ・・・自らの音楽を通じてルター派教会に仕えることに一生を捧げた。    ヘンデル・・・色彩的で贅をこらしたバロック・オペラやオラトーリオで大衆の心をつかむ。    →[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/138.html]]

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