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竹田さんの「with you」の次は、「う」で行くべきか「ゆー」で行くべきか…「上と外」(恩田陸)は 読みたいけど全6巻だし、同氏の「ユージニア」は まだ文庫落ちしてないから高い…いっそ「YU-NO」のノベライズにするか!(いやあれは「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」だからダメだ)…などと軽く悩んだ結果、いろいろ放棄して「u」から始まるタイトルの 全然知らない本をチョイスしてみました。
ちなみに「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」は超絶おすすめゲームなので、機会があったら是非。…18禁だけど。PC98版とセガサターン版しかないけど。
ちなみに「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」は超絶おすすめゲームなので、機会があったら是非。…18禁だけど。PC98版とセガサターン版しかないけど。
閑話休題。
この作品「Uの世界」は、6話の短編が収録された連作短編集です。
各物語の主人公は、それぞれ「優子」「祐」「勇」などの 異なる「ユウ」で、物語の舞台もそれぞれに 平穏な現代日本であったり、戦時中の荒野だったり、近未来だったり。しかし、たとえば「現実だと思っていたものが虚像だった」などの、主人公の足場が静かに瓦解していくような感覚は、すべての物語に共通しています。一言で表すなら(ネタバレにつき背景色にします)「htmlプラグインエラー: このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。」作品群で、その構造が更に二重三重になっている感じかな…。
この作品「Uの世界」は、6話の短編が収録された連作短編集です。
各物語の主人公は、それぞれ「優子」「祐」「勇」などの 異なる「ユウ」で、物語の舞台もそれぞれに 平穏な現代日本であったり、戦時中の荒野だったり、近未来だったり。しかし、たとえば「現実だと思っていたものが虚像だった」などの、主人公の足場が静かに瓦解していくような感覚は、すべての物語に共通しています。一言で表すなら(ネタバレにつき背景色にします)「htmlプラグインエラー: このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。」作品群で、その構造が更に二重三重になっている感じかな…。
作者はなにも「いろんな設定の物語を書き始めたけれど、それらの結末が思いつかなかったから、各話に切り札的な存在をちらつかせる(各話をリンクさせる)ことでやり過ごした」わけではなく、各話の相互作用による妙こそが狙いであって――実際に私自身、各話のリンクから、何とも言えない幻想的な味わいや、果てしなく墜落していくような虚無感・恐怖感を憶えたのは確かなのだけれども、それはそれとして、個人的には それぞれを独立した物語として描き、独立した結末を用意してほしかった気もします。
…と、各話の初読後は 微妙にモヤモヤしていたのですが、二度三度と読み返すうちに、「これらは 連作短編だからこそ!」という心持ちになってきました。なかでも、3D映像機のソフト開発者の物語「烏有」については、初読後の印象「この終わり方はちょっと投げやりではないか?」が、「これは素晴らしい流れだ!」に180°変化。…五度六度と読み返したら、また色々と心情が変わってくるのかしら。
ただ、会話がやけに説明的だったり、妙に平仮名が多かったり(例「むぞうさにひきちぎる」)、それらについては 未だに違和感が…。
それではなりたさん、前回に引き続いて「い」でお願いします!