読書感想しりとりリレー初参戦というわけでうきうきわくわくしながらマサトク氏から頂いたバトンは「り」でした。
一見難しいような気がする(?)「り」でしたが実はしばらく前からバイト先である本屋で1冊の本が気になっていて奇しくもそのタイトルが「り」で始まるものだったということで選択いたしました(というか即決でした/笑)
川上弘美『龍宮』
短編集で8話入り。
昔海で蛸だった男の話とか台所に荒神さまが住んでいる主婦の話だとか、なんというかちょっと日常の中に紛れ込んだ非日常、一種幻想的な話ばかりでございます。
昔海で蛸だった男の話とか台所に荒神さまが住んでいる主婦の話だとか、なんというかちょっと日常の中に紛れ込んだ非日常、一種幻想的な話ばかりでございます。
この中でどの話が良かったかと言われると個人的には『狐塚』の終わり方が、そして最後はどうなりましたっていうののないっぷりがすきです。
あとは『島崎』の会話の鍵括弧のなさっぷりとか読んでいてにやにやします(なにそのマニアック)
全体的な感想としては本当、普通に考えるとどこかおかしいんですけどそれを当たり前の日常のように書いてある本です。
・・・・・・と、こんなので良いのかしらと思いながら次は第一走者に戻って本条さん、『う』でよろしくお願いいたしますー。