小説版ガンパレード・マーチファンブック より

【編成と編制】
編成は部隊を組織することで、編制は編成の雛型およびそれを定めたルールのことを表わす。軍団を採用していない自衛軍の編成単位は、分隊・小隊・中隊・大隊・連隊・旅団・師団・軍・方面軍・総軍の順に規模が大きくなるが、軍以上は固定的な編制を持たない。なお、旅団以下が上級単位(連隊のみ師団)に直属していない場合は、名称に独立の冠がつく。

【司令部と参謀】
各単位の指揮中枢は、兵団(旅団以上)の司令部、部隊(連隊と大隊)の本部、隊(中隊と小隊)の指揮班に大別され、本部以上には下級幕僚(副官と部付士官)を、司令部には参謀長と作戦・情報・通信・後方各課主任の上級幕僚(参謀)、課員の幕僚補(準士官や下士官)を置いた。各課員に参謀が置かれるのは方面軍以上で、軍以下の各課参謀は主任を指す。

【陸軍の兵科】
陸軍の旅団以下の編制単位は歩兵・騎兵・砲兵・工兵・輜重・戦車の六兵科に分類され、名称に兵科名の冠がつく場合は単一兵科編制であることを意味したが、山岳や機動の冠は兵科ではなく、山岳兵と機動歩兵は歩兵化に、機動砲兵は砲兵科に属していた。なお、騎兵化は1940年に一度廃止されているが、1999年に騎乗生物兵器の実用化で復活した。

【混成と集成】
複数兵科を組み合わせた諸兵科複合(連合)を混成と称し、旅団以下の複合編制は名称に混成の冠がついた。師団はすべて混成編制なので、正式名称に歩兵師団は存在しないが、民間では一般師団の俗称として使用された。集成は編成上の所属が異なる人員や隊・部隊の寄せ集めで、大隊より規模が大きい場合は戦闘団と称し、大隊以下は名称に集成を冠した。

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最終更新:2014年06月25日 17:15