関ヶ原

769:名無しオンライン:2006/04/03(月) 16:38:54.99 ID:TrCLl9tW
関ヶ原前夜~その日浅井軍家老猿公は徳川の使者と酒を交わしていた。
猿公は非常に機嫌よく使者に語りかけていた。
「前回の金剛山に勝てたのも同盟である徳川家のおかげ、此度もお頼み申すぞ。」
徳川の使者も上機嫌で答える。
「ふふふ、我らにとって雑賀衆の鉄砲などおそるに足りませんな。」
その後も上機嫌で語らい、
徳川の使者は全軍を持って援軍することを約束し三河に帰っていった。
 
~関ヶ原~
浅井の忍びが険しい表情で猿公に話しかけた。
「御家老、お耳に入れたいことが…」
「なんじゃ?このような時に。」
猿公は合戦開始が近い大事な時に話しかけられ少々不機嫌な表情をしている。
忍びはなにやら耳打ちしてすぐに諜報活動に戻っていった。
しかし忍びが伝えたことを猿公は信じられない様子で呟く。
「北条がくるのはわかっている…
だが、北条に鉄砲以上の兵器が備わっているだと…?」
猿公は首をふり怪しく笑いながらさらに呟いた。
「ふふ、北条にどのような兵器があろうとも浅井の勝利は揺るがんよ。」

770:名無しオンライン:2006/04/03(月) 16:53:01.76 ID:TrCLl9tW
~関ヶ原~ 
猿公は浅井の勝利を決定的なものにするため、
雑賀と北条を弱体化させようとしていた。
それは浅井自慢の諜報機関を用い、
雑賀や北条の一般兵を上層部と争わせる離間の計である。
「くくく…奴らの土地にあるお触書板での工作活動…
これで奴らは戦場にくるのが遅れるわい。」
猿公の読み通り、雑賀北条の一般兵は上層部に不信感を示して
合戦場に来るまでに手間取っていた。
「奴らの戦力はこちらより少ないようですなぁ…ふふふ」
徳川の使者が勝利を確信して微笑する。
猿公も釣られて笑いながら全軍に出陣命令をだした。
「くくくくく…全軍出撃せよ。」

771:名無しオンライン:2006/04/03(月) 17:09:13.17 ID:TrCLl9tW
~関ヶ原~ 
浅井徳川連合軍が雑賀の旗を踏み潰しながら進む。
人数差を活かし、雑賀北条の増援が来る前に叩き潰す。
徳川の援軍の力と、猿公の采配で雑賀は危機的な状況に追い込まれていた。
「雑賀衆を味方にすれば必ず勝ち、敵にすれば必ず負ける。
こんな噂はどこへ行ったのでしょうね。」
徳川の使者は雑賀を嘲笑しこう言い放った。
猿公も満足げな表情で采配を揮っていたが。
勝利を確信した浅井徳川連合軍は敵陣を壊滅させるよりも
落ち武者の髷狩りに重点を置きだした 
髷狩りばかりをする味方を見て機嫌を悪くした猿公…
そこに諜報活動から戻った忍びが近寄って報告する 
「御家老、北条の援軍がすぐそばまで来ています」 

775:名無しオンライン:2006/04/03(月) 17:24:25.80 ID:TrCLl9tW
~関ヶ原~ 
猿公は報告を聞いても慌てなかった 
遠方より来る北条援軍、しかも策により分断されている… 
それに対し戦場に近く補給も容易い浅井が
物量の差で優位に立てることは明白だった。
「ふふふ…あの北条の第一波は我らにまかせよ。」
そう言って徳川の大援軍が数の少ない北条軍に向かっていく。
「あのときの恨み…伊豆沖を忘れるなアァァァ」
狂ったように叫びながら徳川軍が北条軍を蹴散らす。
「弱い弱すぎるぞ…ふふふ」
徳川の使者も満面の笑みを浮かべて北条が打ち倒されるのを見ている。
北条の第一波が壊滅するのにそう時間はかからなかった。

779:名無しオンライン:2006/04/03(月) 17:43:10.64 ID:TrCLl9tW
北条援軍第一波の壊滅を高みの見物していた猿公は
徳川の使者と共に小谷に引き上げた 
日が暮れ、夜の闇が近づいた合戦場では
散発的な戦闘が行われているだけになっている 
近江城に戻った猿公と徳川の使者は勝利の宴を開いていた 
徳川の使者が近江名物琵琶静水を飲みながら
晴れ晴れとした表情で猿公に語りかける 
「ふふふ…こんなうまい酒は久しぶり、積年の恨みも晴らせもうした」 
猿公が頷いて何か答えようとしたとき血相を変えた忍びが飛び込んできた 
「ご、御家老北条の第二波が…」 
楽しい宴の席を害された猿公は忍びに怒鳴り散らした 
「北条の援軍など放っておけ、どうせ兵糧が尽きて撤退するだろう」 
忍びは猿公の怒りに恐れながらも訴えかける 
「そ、それが奴らは恐ろしい兵器を…」 
再び怒鳴り返そうとした猿公だったが忍びの次の声を聞き言葉を失った 
「我が浅井陣全てが壊滅しているのです」 

781:名無しオンライン:2006/04/03(月) 17:55:57.94 ID:TrCLl9tW
浅井陣全ては北条が導入した兵器によって壊滅 
急ぎ戦場に戻った猿公と徳川の使者だったが、
本陣以外破壊されつくした浅井陣を見て呆然とするだけだった 
浅井軍がむなしい抵抗を見せていたが本陣陥落は時間の問題 
いつのまにか撤退した徳川軍抜きではとても北条の兵器に太刀打ちできない 
「こうなれば刺し違えてでも兵器を止めて…」 
浅井家老としての猿公の最後の維持… 
猿公は残った手勢と本陣を防衛しつつ丸3日完兵器を探し続けた。
だが寝ず食わずでは人間はとても持たない…
猿公は突然意識が遠くなっていくのを感じた。
遠くなる意識の中で最後まで残った仲間が討たれていく…。
「あ、あれが例の兵器とやらか…」 
猿公は倒れて意識が遠くなりながらも横目でその兵器の存在を目にした 
そこには永久に敵陣を破壊し続ける北条の生物兵器「近藤あさ美」の姿があった。 
 
~完~ 

786:名無しオンライン:2006/04/03(月) 18:41:14.27 ID:Z8RPEwJJ
~三河~ 
徳川の使者が三河に戻り浅井壊滅の報告をしている 
報告を聞いた徳川家家老は不思議そうに問い返した 
「その生物兵器からどうやって逃げ延びたのだ?」
徳川の使者は自慢げに答えた。
「それが、奴らを封じる呪文があったんですよ。」
使者は家老に猿公が最後に残した呪文について話した。
その呪文を使えば生物兵器を止めれる…。
「実際に呂という生物兵器をこれで倒しています。」
使者の言葉に家老が問う。
「その呪文とはなんだ。」
徳川の使者は笑顔で答える。
 
「実に簡単の呪文なんですよ…にいとにいと」 
徳川家老はその呪文を聞き倒れた…。

坂井平野

224:名無しオンライン:2006/03/30(木) 03:57:14.91 ID:mxy3But7
その日、加賀は近年類を見ないほどの猛吹雪に見舞われていた。 
越前朝倉家挙兵、夕暮れ時になってその一報を聞きつけた加賀民達は
本願寺も終わりではないかと噂をしている加賀の地が
朝倉家の度重なる侵攻により国土を消耗し、
もう一度侵攻されれば本願寺が滅ぶことは稚児でも認知していた。 
本願寺の将も幾度の侵攻により名だたる将が討ち取られたため
士気は薄く滅亡は必至の状況。 
しかし残った本願寺の将達は加賀を守るために討ち死に覚悟で出陣、
堺平野に陣を張り朝倉方を待ち受けた… 
 
~坂井平野~ 
結果は想像以上に悲惨なものだった。 
朝倉三好今川連合軍に対し数の少ない本願寺だけでは
とても対等になど戦えるはずなどなかったのだ。 
次々に討ち取られていく本願寺の将達、
その中には本願寺の精神的支柱絶影の姿もあった。
精神的支柱を討ち取られ動揺が隠せない本願寺に
降伏勧告の使者が姿を現した。
「一向宗もここまでか…。」顕如は降伏を飲むしかないと悟り、
本願寺が降伏しようとしたその時
闇の中から低い声が響いた。
 
「降伏は必要ないであろう。」 
 
それは上杉家筆頭家老の射手矢問天だった。

225:名無しオンライン:2006/03/30(木) 06:03:54.85 ID:280aFMvt
絶影が立ちすくむ横に立っていたのは
上杉家筆頭家老射手矢門天率いる風雲鯖最強家老軍団であった。 
柊一族、ている将軍、えんら爺、卵徒党、
そして一度は離反し今川家に加担し本願寺に猛威を振るっていた沖田徒党。 
「遅くなり申した、これよりは我が仕事。ごゆるりと静観されよ。」 
 
~坂井平野~ 
人数はほぼ互角、一進一退の攻防が続くかと思われたが結果はすぐ現れた。 
ものの一刻で先陣、中陣と上杉徒党が撃破!
三好家は部隊長を失い走れなくなり戦意を失う朝倉兵士。 
あーつかれたー 

234:名無しオンライン:2006/03/30(木) 08:21:53.00 ID:erZZ5aXe
~坂井平野~ 
驚異的な速さで朝倉の陣が、朝倉の三つ盛木瓜紋が消えていく。
卍の旗、「毘」の字を印した旗が次々と立ち昇り朝倉軍は後退していく。
荒れ狂う吹雪の中風を裂き朝倉の負け惜しみとも取れる怒号が響き渡る。
「名無しが解散してなければ、
上杉が援軍にこなければ加賀は拙者達のものであった。」
それを聞き
援軍がいなければ勝てなかったのを自負している本願寺軍は一瞬動揺した。
しかし、その同様を打ち消す勇者の一声が戦場に響き渡る。
「本願寺に同盟あり、同盟に上杉あり。
毘沙門の加護がある限り上杉は、本願寺は負けぬ。」 
上杉筆頭家老射手矢問天の正義叫びを聞いた本願寺軍は我を取り戻した 
そしてそれを合図としたかの様に一斉に侵攻が再開された…
狙うは敵敵本陣総大将朝倉義景…! 

246:名無しオンライン:2006/03/30(木) 09:15:42.23 ID:rs6TwNFH
~坂井平野~ 
朝倉家本陣を目指し進む2つの精鋭の軍勢を遮るがごとく
朝倉家本陣には歴戦の将達が待ち構える。
上杉本願寺同盟が波状攻撃をするも鉄壁の本陣を簡単には崩せない。
ここまで丸1日戦ってきて流石に疲労の色が出始めたのか
兵達はみな勢いがなくなってきていた。
本陣に手間取り、援軍の今川三好が再編する時間を与えてしまっていることは
加賀勢にとって誤算であり
再編した連合に囲まれて挟み撃ちにあうのは時間の問題だった。
「時間が惜しい、なんとしても本陣を打ち砕くぞ。」 
本願寺軍から上がったその弱々しい声は
一蹴のうちに悲鳴にもにた叫び声にかき消された。
「今川軍、三好軍が再編終了。ここは…完全に孤立しています。」 

252:名無しオンライン:2006/03/30(木) 09:34:03.21 ID:rs6TwNFH
~坂井平野~ 
本願寺の伝令の叫び声と共に一斉に滝のように矢の雨が降り注ぐ。
虚をつかれ、散り散りになった本願寺軍を容赦なく騎馬軍団の槍が仕留めていく。
上杉軍もなんとか持ちこたえるのが精一杯の状況だった。
「これは我ら本願寺の戦、援軍は無駄死にすることはない。撤退せよ。」
本願寺の将が叫ぶ。
しかし上杉軍は一歩も引かなかった。
「正義は我に有り、毘沙門の力示してくれよう。」
そう怒鳴ると、上杉家筆頭家老射手矢門天率いる上杉精鋭部隊は
今川、三好軍を最後の力で蹴散らす。
本願寺軍はその上杉の態度に感動し、一生上杉の同盟でありたいと心に誓った。
しかし多勢に無勢、上杉精鋭部隊も徐々に追い詰められていく。
柊一族がている将軍がえんら爺が卵徒党が次々と敵の手に掛かり討ち取られていく。
残ったの沖田徒党と上杉家筆頭家老射手矢門天のみ。
そして沖田も敵の刃に倒れそうになったその時…
敵総大将朝倉義景の胸に鮮血が走った。
朝倉義景の後ろの吹雪の中に小刀を構えた影がぼんやりと映る。
それは討ち取られたはずの絶影が朝倉義景を暗殺した瞬間だった。

256:名無しオンライン:2006/03/30(木) 09:50:14.47 ID:rs6TwNFH
~越前~ 
総大将を失った朝倉に抵抗する術は残されていなかった。
越前を拠点とする朝倉家は滅び、卍の旗が翻す。
朝倉の将たちは次々と降伏し、上杉家の傘下に収まっていく。
こうして加賀に平和が戻ってきた。
 
朝倉家が滅んだ2日後…越前城で射手矢と絶影、2人の英雄が勝利の鍵を語る。
 
 
絶影は空を見つめながら射手矢に問いかけた。
「勝てたのは…加賀を守れたのは…なぜだろう。」
射手矢は自身に満ち溢れた表情でこう言った。
「毘沙門の加護と本願寺との結束…それともうひとつ。」
絶影は再び問う。
「それと?なんだ?」
射手矢は少しはにかみ、言いにくそうにしながらこう言った。
「正義パワーさ。」
 
~完~

↓↓↓↓もとネタ↓↓↓↓

185:名無しオンライン:2006/03/15(水) 10:49:11.11 ID:G/0WV9vb
三国峠の戦力を計算してみた。  
武田=最大動員100人  
北条=最大動員200人  
織田=最大動員150人  
今の合戦は数が力だから  
武田連合のパワーは450になる。
 
これに対して上杉同盟は  
上杉=120人  
斉藤=30人  
つまり上杉パワーはたったの150
 
ところが、だ
450-150=300で連合のパワーが300も勝っているのに
上杉は今回の三国峠一度の負けも無い。
引き分けも今の陣もだろうが3回。
たったの3回だ。
 
パワーで300も劣っているのに上杉が勝っているのはなぜか?
これはバカでもわかるだろう。
これは上杉の戦いに正義があるからだ。
正義無き戦いの武田連合には勝ち目は無い、たとえパワーで勝っていてもだ。



  • 小橋川の解説
いまだに一部で誤解されとるのと、皆の記憶から当時の背景が消えかかっとるので、改めて解説しておきたいと思う。

まず、「坂井平野」「関ヶ原」とも、わしが書いたものじゃないぞい。
某板に書かれていたものを保管しただけじゃ。
それをふまえておいてくれぃ。

「坂井平野」は一見、朝倉滅亡を煽った物語にとらえられがちじゃが、筆者が意図するところはまったく違うと思われる。
実際、当時の坂井平野は互いにいい勝負をしていたように記憶してるしの。
この物語のおもしろいところは、「もとネタ」にある脳筋の書き込みをおちょくったオチにあるんじゃよ。

「関ヶ原」も浅井・徳川連合の敗北を煽った物語にとらえれがちじゃの。
じゃが、これは風雲が誇る某先生の活躍に尊敬と畏怖を込めた物語となっておるんじゃないかと思われる。
正直なところ、「坂井平野」に比べ今ひとつな出来だったかもしれんがの(こら!)
じゃが、完のあとに別の作者によって書かれた(と思われる)三河での物語でいいオチがついておるのぉ。

というように、わしは解釈しおもしろいと思ったので保管しておいたのじゃよ。
当時、大多数の人が同じような解釈をしているものと思い、あえて説明しなかったのじゃが、今では多少唐突かと思い解説として記させてもらった次第じゃ。

最後に、これらの物語で登場する国や人物には多少申し訳ない気もするが、決して特定の国や人物を貶めたいとは思っておらんでの。
たまたま流れがそういうものだったと思ってほしい。
わしは村役NPCじゃから、国勢に関して中立じゃしの(笑)

某板にさらなる風雲物語が書かれることを期待しておるぞい。