メダロット2(カブト・クワガタ)



メダロット作品集ゲーム版メダロット
ナンバリング1 - 2 - 3 - 4 - 5 - DS - 7 - 8 - 9
リメイク/外伝/他ジャンルPE - R - カードロボトル - navi - G - 弐CORE - BRAVE - 真型 - DUAL - ガールズミッション - S
復刻作品クラシックス - クラシックスプラス
パーツコレクション1パーコレ - 1パーコレ2 - 2パーコレ - Rパーコレ - 3パーコレ


メダロットの第二部。メダロット3・4と続くことになる「イッキ3部作」と呼ばれる伝説の始まりである。
先行連載された漫画版、発売直前に放送開始したアニメ版と共に、
メダロットブームを大いに盛り上げてくれた。セールスもシリーズ一。
新システム「メダフォース」の導入、大量の新メダロット・パーツ行動が加わり、
前作で好評だった戦闘システム『ロボトル』、パーツやメダルの収集・カスタマイズ要素は奥深くなっている!
シナリオボリュームも強化され、カラー対応ソフトで各種演出も賑やかになっている。

ゲーム概要

  • メダロット2(カブト・クワガタ)
対応ハード ジャンル 発売日 発売元 開発元
GBC対応 RPG 1999年7月23日 イマジニア ナツメ
  • 作品内容簡易データ
登場メダロット数 151体(『2』の91体と『初代』の60体の合計)
登場メダル数 60枚(『2』の32枚と『初代』の28枚の合計)
主人公 テンリョウ イッキ
初期パートナー カブトバージョン:メタビー
クワガタバージョン:ロクショウ
ロボトルシステム シャトルランロボトル
作品特有システム メダフォース登場
ヒロイン別エンディング搭載
パスワードによるパーツ転送・入手
ED後前作GB版「メダロット」シリーズからパーツとメダルの転送

ストーリー

『メダル』で動くロボット…『メダロット』と呼ばれるお友達ロボットと暮らす近未来。
一方メダロットを悪用し世界征服を企むロボロボ団と呼ばれる集団がいました。
彼らは基地に立てこもり、怪電波を照射させ、数多くのメダロットを暴走させました。
しかし彼らの企みは一人の少年とメダロット達によって打ち砕かれ、平和な日常を取り戻すことができました…。
~以上、前作「GB版メダロットWS版メダロットPE」より~

このメダロットの暴走事件から7年後。
パーツとティンペットはコンビニ店員に押し売られ、メダルとメダロッチはお父さんからのプレゼント!
経緯はともかくこうしてイッキも念願のメダロットを手にいれメダロッターの仲間入り。
幼馴染のアリカに学校の悪がき達スクリューズ、隣町のアイドルカリンに強者メダロッターコウジ
いろんな人と出会いながら、イッキとメダロット達はロボトルの腕を上げていきます。

一方各地で出没し始めた壊滅したはずのロボロボ団
彼らもまた世界征服を掲げメダロットを悪用し事件を巻き起こす。
イッキも新生ロボロボ団との戦いに巻き込まれていくことになる…!
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システム概要

初代『メダロット』から正統進化!

  • グラフィックもイベントもボリュームも全てスケールアップ!
    • 基本の基本はそのまま、新要素はもちろんあります。

『メダロット』の育成・カスタマイズ~メダルのパラメーター制度変更・攻撃特性増加~

  • 前作と同じ男女二種類存在する骨組みティンペットに対応する
    頭部・右腕・左腕・脚部パーツメダルを装着するカスタマイズ。
    • ティンペットに関して
      • 本作でもティンペットに一つ一つに名前を付け管理する。
        最大9体まで保有可能。やっぱり名称変更不可。
    • メダルに関して
      • 属性体系は前作とほとんど同じ。ただし、一部属性が追加&削除・それに伴いメダルやパーツの属性は変更されている。
        (例)(Y)ドラゴンメダル:変更(1の属性)⇒連携(2の属性)
      • メダルの熟練度に準備値の概念が登場。ロボトルで対応した熟練度を持ったパーツ行動を8回行うと熟練度が1上がる。
      • メダルの『性格』は攻撃対象を選ぶ基準となるものに。
        「ねっけつ」「クール」「あまのじゃく」「いいかげん」「まねっこ」「ダンディ」の五種類。
      • 前作はランクアップでメダルの絵柄がいつの間にか変わっていたが、
        本作からロボトル後のレベルアップでメダルの絵柄が変化するときにデモが入るようになった。
        また、前作のランク制は廃止されレベルの最大値は100になった。
    • メダフォース登場!
      • メダルのレベルが一定値に達すると習得できる必殺技。ロボトルでメダフォースゲージを溜め、発動!
        これにより、両腕を破壊され、頭部の回数も尽き、何も出来ないという状況は段階的に改善された。
        習得するメダフォースの内容はメダルの属性に対応したもの。
    • パーツに関して
      • 今回も属性のほとんどはパーツの攻撃特性に対応している。(例外も結構増えた)
        一例をあげると、属性「射撃」⇒ライフルガトリング、属性「変動」⇒バグウィルス
      • メダロットのタイプを示すアイコンが脚部タイプと同じ7種類になった。
      • 脚部タイプのステータスに隠蔽行動時の効力の大きさ「いんぺい」が追加された。
      • 新たな攻撃特性が30種類が追加された。
+ メダロット2から追加された攻撃特性
前作にも存在した対空・対水攻撃を明確に区分した『アンチエアアンチシー
相手の防御体勢・トラップを無視できる『デストロイサクリファイス
トラップを使った直接攻撃『クロス攻撃セットクロス攻撃ファイア
相手の強力な攻撃に備える『反射反撃
回復行動の新たなバリエーションとして『蘇生継続リペア症状解除
着けるだけ効果を発揮する『常時充填忍び込み格闘
トラップでほとんどの攻撃を1回だけ無効『単発クリア
それぞれの効力を弱める『索敵クリア隠蔽クリア
相手を遅く、自分は速く『チャージドレイン
各種妨害行動『回数減少混乱転倒回避不能防御不能使用不能
4つに区分された『変化(攻撃)変化(防御)変化(特殊)変化(妨害)
メダフォースに関わる『フォースアップフォースダウンフォース制御

メダロット同士の戦闘『ロボトル』~メダフォースオート機能登場!~

  • ロボトル』の基本は最大3対3のメダロットによるチーム戦。
    • いわゆる前作とほとんど同じシャトルランロボトルである。
      • もっさりアニメーションだった前作から全体的な処理は高速化。アニメ速度設定は消滅。
    • 本作も相手が使用するメダロットのパーツ構成が、ある程度ランダムの構成になっている。
    • 戦闘時間設定がなぜか5段階調節になった。今回もタイトルから設定できる。
    • セレクトボタンでパーツ選択・メダフォース選択の切替ができる。
      • 下キーは何もせずメダフォースゲージを20溜めることになる。
      • なお降参はできなくなった。
    • 戦闘回避アイテムロボロボメダルはエンカウント直後の相手メダロッター表示画面での選択肢内でのみ使用可能に変更された。
    • オートロボトル機能が導入。
      • メダロット確認画面の選択肢で切替、Bボタン押しっぱなしで解除。
      • 3機すべてが自動で行動するようになる。個々にオートのオンオフや使用パーツのローテーションを決めることはできない。

通信でメダルやパーツを奪ったり交換したり~メダルのトレードが可能に~

  • お馴染みの「通信ケーブルを使用してのトレーディング・対戦」
    • 気軽に通信対戦あそびでロボトル、パーツ・メダルのやり取りは無し!
    • しんけんロボトルでは互いのパーツ・メダルを賭けて戦える。ロボと~るで何が奪われるか…
    • パーツトレードで互いのパーツを交換。
    • メダルトレード初登場。メダルの交換ができるようになった。
    • 前作に遭った特定パーツやメダルの交換による変化要素は削除。

そのほか

  • 今回もヒロイン別エンディング分岐が存在。
    • 相手は幼馴染のアリカかお嬢様のカリン。詳しくは恋愛要素の項目参照のこと。
    • 前作は2人のヒロインに対しての同一の好感度であったが、本作にはヒロイン別「好感度」が導入された。イベント内の行動で上下する。
  • メニュー項目はメダロッチになった。
    • 移動用アイテムを使用するためには対応した特定の乗り物系メダロットを一式純正で組み上げる必要がある。
  • 戦闘BGMが定番の「ロボトルファイト!」に加え、中ボス(対ロボロボ幹部など)戦、ラスボス・隠しボス戦の3曲に増加。
  • ペイント屋さんが初登場。16パターンの中から1パターンを選びメダロットカラーリングを統一できる。
  • 特定イベントの見せ場では一枚絵カットが挿入されるようになった。
  • 会話でキャラクターのフェイスグラフィックが表示されるようになった。
    • PEでは1~3パターンだった表情も、本作はバリエーションが増加。表情豊かに。
  • エンカウント時、相手メダロッターが使用するメダロットの脚部タイプがわかるようになった。
  • 変装アイテムが登場。多くは女装イベント用だが、クリア後なら自由に着ることができる。
    • また、アイテムに説明文がつくようになった。
  • ミニゲームが登場。
    • メダロッ島のゲームセンターで遊べる「ロボロボール」。クリアするとパスポイントがもらえる。
    • 一部イベントで対戦することになる「メダロードレース。とにかく連打連打。
  • 「パスワード」機能の登場。
    • コンビニ(売店)でパスワードを入力するとパスポイントを消費してパーツを入手することができる。
    • ある決まったパスワードを入力すると強力な隠しメダロットが手に入る。パーツ1個入手につきパスポイントを1消費。
    • ゲームボーイ2台とパスポイントがあれば、通信ケーブルが無くてもパーツのプレゼントができる。
      • あげる側ともらう側で手続きを踏みつつ、パーツを選びパスワードを入力していけばOK。地味に便利機能。
      • もらう側はパーツ1個につきパスポイントを1消費する。あげる側は何も失わない。
  • ゲーム本編をクリアすると「てんそう」が解禁。
    • 前作『メダロット1パーコレ1パーコレ2(以下メダロット1)』からパーツ・メダルのコピーが可能に!
    • 「てんそう」を1回行う度にアイテム「てんそうチケット」を1枚消費する。
    • 『メダロット1』で選択した三体(旧メダル3枚・旧パーツ計12個)をメダロット2にコピー、入手する。
      • 旧メダルは2のメダルと別の個体として区別される。(例)カブトメダル(2)とかぶとメダル(1)
        またパーツの場合は一部内容が変更されているものもあるので注意。(例)前作のまもる行動パーツがそのほか行動になっている、脚部に隠蔽の値追加等
      • グラフィックは独自に描き直し! 1のあのメダロットもこのメダルも、2のメダロット・メダルと一緒に組み換え・ロボトルが可能。
  • 「スマイル」登場。
    • コンビニ(売店)で選択可能、0円。…ニコッ。
  • 女性型メダロットの地位向上。

問題点

  • パーツ能力のインフレが始まる。
    • 代表的なのは主人公機、ライバル機とラスボスのパーツ。
      • 上位互換・下位互換がはっきりと出てしまっている。
  • これに伴う対戦バランスの悪さ。
    • サクリファイス・デストロイを除いた強力パーツには反射・反撃・完全防御などが有効ではあるが。
    • 逆に補助・妨害・回復系行動を対人戦で用いるのは難しい。
  • 今回初登場した攻撃特性のうち、いくつかは効果・有用性が乏しい。
    • この点は後期作品で仕様変更され洗練されていく。
  • パーツ・メダルコンプリートまでの敷居の増加。
    • ボリュームが増えたので仕方ない一面。
      • パスワード機体・2パーコレ限定「せいぎ・あく・ぼろるろ」メダル・1の旧機体・旧メダル。
      • ちなみに2でパーツを集めておくと、Rでのパーツコンプリートも楽にはなる。
  • 基本的なインターフェースは1の時と変わらない。やや不便。
    • まだメニュー開け閉め・画面切り替え時に若干のロードが発生する。
    • 今回もロボトル中のパーツ残り装甲値(HP)が攻撃ヒット時のみ各部位の装甲値を合計した1本のバーで表示される。
      • やっぱり各部パーツ装甲と与えたダメージを覚えておくのが面倒。PEはどうした?
      • 部位ごとに装甲値が表示がスタンダードになるのはメダロットRから。
    • 組み換え画面におけるパーツやメダルの参照は一覧を経由するため、ひと手間かかる。
  • パーツを使ったイベントが登場。

ゲーム内容面の特徴

明確なストーリーが設けられ、キャラクター同士のやり取りが増えた。
コミカルな時もあれば、熱いときだってある。
シナリオをクリアするだけならプレイスタイルにもよるが15時間程度。

登場メダロットは91(隠し含め)+60(前作)体。
入手方法は二者択一・バージョン別・期間限定などに加え、
一周プレイで手に入る数に限度がある「てんそうチケット」(1との通信)が登場。
パーコレを使うのもありだが、パスワード機能も併用すると便利。

シリーズおなじみのキャラクターやネタ、BGMなどは本作から登場したものが多い。
以降のシリーズや外伝作品にもさまざまな影響を与えているため、
メダロットシリーズを遊ぶという方はぜひ一度本作をプレイしてほしい。

展開

メディアミックス

先に連載を開始した漫画版・同時期に放送開始したアニメ版とは別個のストーリーを歩む。
ただし、快盗レトルトの立ち位置や浮遊要塞フユーンなど何かしら妙な繋がりはある。
また、キャラクターの性格がメディアごとにバラバラになっていったのも本作から。
ゲームのイッキは芯は強いが控えめな性格でコウジは早とちりだが義理堅い熱血漢。

リメイク作品

ゲームボーイアドバンス専用ソフト、「メダロット弐CORE」が発売される。
また、クロスオーバー作品であるメダロットS内にて、カブトバージョン準拠の追体験ストーリー「新装版メダロット2」が配信された。
いずれの作品でも、一部のメダロットの過去作品や後年の作品のメダロットへの差し替えが起こっている。


メダロット作品集ゲーム版メダロット
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復刻作品クラシックス - クラシックスプラス
パーツコレクション1パーコレ - 1パーコレ2 - 2パーコレ - Rパーコレ - 3パーコレ

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最終更新:2023年10月15日 15:45