漢直「息吹」

「息吹(いぶき)」は漢字直接入力(漢直)の1つで、規則配列の1打鍵~4打鍵による日本語入力方式である。
実装は天狼xyzzyで行っている。

実装

天狼用設定ファイル


圧縮ファイルを解凍し、中身を天狼のconfig.jsのある場所へコピーする。
分からなければ、天狼のヘルプを参照すること。
config.jsを開いて、他の漢直を有効にしていたらコメントアウトしておく。
百相鍵盤『き』のブロックの下あたりに、

// 息吹
includeKMap('S/IME+IMESTR/', 'ibuki.js'),   // 106キーボード用

をコピーする。これで、天狼を再起動すれば使えるようになる。

xyzzy


xyzzy関連にpackageがあるので、それを用いてnetinstallerからインストールする。

概要


漢字直接入力は、日本語文字を、かな漢字変換を介さずに直接入力する方法である。
「息吹」は、Shift-JISに含まれる文字の大部分を変換なしに入力することができる。
その他、以下のような特徴を持っている。

  • 使用するキーは上中下段30キー、機能キー4種、スペース、エンターの計36キー
  • かなは頻度順+50音順に配置し、1打鍵~3打鍵で入力
  • カタカナはモード切り替えで入力
  • 数字、西欧文字の大文字小文字、半角全角もモード切り替えで入力
  • 頻出漢字、記号は頻度順、稀な漢字は読み>角数順に配置
  • 1文字当たりの平均打鍵数1.8打鍵

従来の漢直に比べ、使用するキーと平均打鍵数を少なく抑えている。
かな・記号は頻出20字を1打鍵で入力できるので、覚えている漢字が少なくても楽に入力できる。

漢字は覚えやすさを考慮し、頻出160字を2打鍵で入力できるようにした。
かなと2打鍵漢字を覚えれば、ある程度運用できるだろう。

その他の漢字は規則的に配置してあるので、多く覚えるほど、
新出漢字の配置を推測する手がかりが増え、覚えやすいようになっている。

日常的に使わないような字も配置されているので、どの字も覚えてしまえば変換をする必要がなくなる。
極端に入力頻度が高いのに打ちにくい、という字があれば、既存の配置を動かさなくても
2打鍵~3打鍵の位置に登録できるように十分な空きを確保している。
最終更新:2013年05月29日 23:52