賦香率
香水は、賦香率と呼ばれる香料の調合濃度によって大まかな分類がされます。
賦香率を知る事によって、使い方についてある程度の目安が得られます。
- パルファム(P)
純度90度のアルコール溶液に対し15~30%程度の香料を含む。
持続時間が最も長く、アルコール含有率が低い為、劣化・変質しにくい。
香りも拡散しにくいので、使い方を誤らなければ最も香害になりにくいと考えられる。
ただし、高価なものが多く、最近ではEDT・EDPはあってもPはない銘柄も多い。
持続時間が最も長く、アルコール含有率が低い為、劣化・変質しにくい。
香りも拡散しにくいので、使い方を誤らなければ最も香害になりにくいと考えられる。
ただし、高価なものが多く、最近ではEDT・EDPはあってもPはない銘柄も多い。
- オーデパルファム(EDP)
純度90度のアルコール溶液に対し、10~15%程度の香料を含む。
香り立ちが濃厚な銘柄は、スプレーではなくロールオンタイプのアトマイザー等でつける方が吉。
香り立ちが濃厚な銘柄は、スプレーではなくロールオンタイプのアトマイザー等でつける方が吉。
- オーデトワレ(EDT)
純度80度のアルコール溶液に対し、10~15%程度の香料を含む。
アルコール含有率が高めな為、軽く使いやすい印象を受けるが、拡散しやすく香害になる危険性も高い。
外出時や人と会う時などは、ウエスト等の衣服に隠れる部分か下半身につける方が吉。
アルコール含有率が高めな為、軽く使いやすい印象を受けるが、拡散しやすく香害になる危険性も高い。
外出時や人と会う時などは、ウエスト等の衣服に隠れる部分か下半身につける方が吉。
- オーデコロン(EDC)
純度70~80度のアルコール溶液に対し、3~5%程度の香料を含む。
持続時間が短い為、目覚ましや気分転換に向いていると言われる。
ただし、アルコール含有率が高いので刺激臭も強く、公共の場や密閉された空間で使うと、他の人の顰蹙を買う可能性も。
持続時間が短い為、目覚ましや気分転換に向いていると言われる。
ただし、アルコール含有率が高いので刺激臭も強く、公共の場や密閉された空間で使うと、他の人の顰蹙を買う可能性も。
- オーフレッシュ
純度70~80度のアルコール溶液に対し、1~3%程度の香料を含む。
アルコール含有率が高いのでクールダウン等に向いているが、多量に使うと肌荒れを起こす可能性も。
香水市場ではあまり見られない。
アルコール含有率が高いのでクールダウン等に向いているが、多量に使うと肌荒れを起こす可能性も。
香水市場ではあまり見られない。
- オーデサントゥール(EDS)
ノンアルコールで、1%程度の香料を含む。
スプレータイプの他、ボディローションのように使えるフラコンタイプも多い。
オーフレッシュよりは市場で見かけやすく、夏季限定で毎年発売される銘柄などもある。
スプレータイプの他、ボディローションのように使えるフラコンタイプも多い。
オーフレッシュよりは市場で見かけやすく、夏季限定で毎年発売される銘柄などもある。
- その他
練り香水やオイル、ローションやクリームなど。
使い方については「種類別のつけ方」参照。
使い方については「種類別のつけ方」参照。
ただし、調香によって香り立ちや持続時間は驚くほど異なりますので、賦香率だけを基準に使い方を定めるのは大変危険です。
適量・適所探しは、必ず試行錯誤の上、慎重に行うようにしましょう。
適量・適所探しは、必ず試行錯誤の上、慎重に行うようにしましょう。