斑目と恵子・続き 【投稿日 2006/01/28】

カテゴリー-斑目せつねえ


管理人注:タイトルはつけさせていただきました。管理に必要なもので・・・。


「上がったよー」恵子は上下ジャージだ
「お、出たか」斑目さん掃除中、とは言ってもゴミをゴミ袋に入れて
床の本を積んで寝るスペースを確保する程度
「……この部屋に女の子入った事ないんだろうね」
「……まぁ、そうですね……」



「あーさっぱりした」「ビールかなんか無い?」斑目のベッドの上に座る
「……そもそもあなた未成年じゃありませんでしたっけ?」一応つっこむ斑目
「いーじゃん別にー」「お酒無いの?」
「生憎準備しておりませんで」
「アニキと言いアンタと言い、オタクって酒飲まないの?」「ったく、アタシが泊まった男の部屋なんか
みんな普通に準備してあるよー」
「……そーゆーものなのか?」
「まぁ女に酒飲ませて落とすのは基本だしねー」
「…………経験が豊富なよーで」

「えー」「まーねー!」「これでも経験はチョー積んでますよー!」
「……どんな経験だよ?」             ・
「んー」「まー」指折り数えて「んーでも 20本くらいかなー」
(本?…………)数秒悩む斑目さん。ようやく何を数えたのか気づく。(!!)
また憔悴する斑目さん。恵子気にせず
「まーでも勢いでみんなで ってのも入れているから」「それ抜かすと10ちょいかなー」
机につっぷして伸びる斑目。「あ、やっぱこーゆー話苦手?」「アニキとおんなじだわ」「アハハ」
最早何も言う気力の無い斑目。

「先輩もシャワー使ったら?」「え?」
「『え』じゃなくて、どっちにしろ着替えるんでしょ」「だったらタバコくさいの流したら?」
確かに居酒屋にいたせいでタバコ臭い。汗もだいぶかいた。冷や汗だが。
「……んーそーだな」「じゃ使うか」
「まごゆっくり、マンガでも読ませて貰いますよー」
脱衣所でYシャツを脱ぐ斑目。

シャワーを浴びる斑目。
(まーしっかし)(本当に笹原と同じ家庭で育ったとは思えんよな)
(手ー出すっつったって)(あんなのに手ー出せねーよな)
(昔春日部さん、友達に染められたって言ってたけど)(どんなんと付き合えばあーなれるんだ?)
(ま いいか)(今夜だけ泊めてやって)(朝には丁重に追い出して)(エロゲすっか)

パジャマに着替える斑目。下を向きながら部屋に戻る。
「はいお待っとさ」「よりによってねーさんかよ」(1.5倍角)
「はい?」顔を上げる

「最後の砦」を見ながら椅子にあぐらで座る恵子。斑目の方を向いてムスッとした表情。
「あっ………」巻田君総受け本を見たオギー並みのショック顔

「あ――――――――――――っ!!!!!!!」夜の住宅街に響く斑目の悲鳴。
「ったくよー」恵子の口元
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「人にはコーサカさんの事言っときながら」「自分はコレかよ」「マジチョーウケるんだけど」
斑目を見ながら皮肉に笑う恵子。もう硬直して心臓バクバク汗ダラダラの斑目。
「お、お前!」「どっからそれを!!」
「女の勘」「つーかそんなにアセるほどヤバいモンなの?」
「カマかけよーとしたのに、かける前にそんな白状されると拍子抜けなんですけどー」
11
(ぱくぱく)もう固まるしかない斑目さん。恵子は斑目を気にせず写真を見る。
「……何かムカつくなー」「こいつまでねーさんかよ……」
「……はい?」「……こいつまでって?」(まさか俺以外にも?)
「……いや、ね」
12
「みんなにねーさんの事聞いてみたんだけど」「アニキやオギさんや大野さんや」
「他の男性陣含めて」「コーサカさんは当然として」「みんなベタ誉め」
「ほお……」(まーそりゃね)
「アタシだってそりゃ頼れると思ってるけど」「コーサカさんの事もあるし」「ちょっと嫉妬?みたいな?」
「うわ勝手だ」
「んでアンタまでとはねー」「チョーウケるんだけど」
13
「何ならアタシから言ってあげようか?」「はい?」
「いやねーさんにさ」「するな―――――っ!!」
「はいはいからかって悪かったよ」「見なかった事にするからさ」
写真を机の上に置く恵子。もうなんか興味なさげな感じ。
「……………………」写真を見て何やら考え込む風の恵子。突然ニヤリと笑う。
『……ね――斑目――』
14
ハッと恵子を見る斑目。恵子口元を歪ませながら斑目に近づく。
『最近コーサカが構ってくれなくてさー』『寂しいんだよねー』
うわこいつ 春日部さんの口真似を。
『浮気しちゃおっかなー』『斑目とだったらさー』
斑目に抱きついて胸を当てる恵子。大きいわけではないが、確実に感触がある。
15
『……してもいいよ』妖絶な顔で誘う恵子。
一瞬咲の輪郭が頭をよぎる。何度も妄想した顔。
斑目さんキレそうになり、恵子を両手で突き飛ばす。
「うわ!」床に尻餅をつく恵子
「あ!」「す すまん!」我に帰り謝る斑目。
16
「…………ふ――――……」床に座ってため息をつく恵子。
それを見る斑目、気まずそうな恵子
……おもむろに「帰る!」
「へ?」「本当にお邪魔しました」「え、だって時間が……」
「彼氏はいないけどオトコがいないわけじゃないしィー」「呼び出せば車出してくれるのくらいいるしィー」
「…………」「気にしてんのか?」
「べーつにィー!」「なんとなくでーすゥー!」
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「ま、人間いろいろあるからさ」「気にしねぇから気にすんなよ」「泊まってけ」
「…………」
「俺は床でいいからさ」布団を敷こうとする斑目。ベッドの上に移動する恵子。
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「じゃ電気消すぞー」恵子に背を向ける斑目。パチン。電気が消える。
その瞬間、斑目の肩を掴んでベッドに引き倒す恵子。
「うわ!!」ばすん。仰向けにベッドに倒れる斑目。目の上には逆さの恵子の顔が。
「何をするだァー!!」ついついオタワードが出てしまう悲しい性。
(するだぁ?)一瞬引っかかる恵子「……いやね」
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「アタシが襲っちゃう事にしたよ」「斑目さんを」
「…………はァ!?」「ななな何で!?」
「……まァ……」「酔った勢いって事で、ね……」
「それにアタシの知ってる範囲では」「童貞捨てるといろいろ楽になれるらしいし」
「アンタとだったらさー」「……してもいいよ?」
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(…………!!)(うわー!うわー!)(…………っこ!)(これなんてエロゲ?)
恵子の顔がだんだん近づいて、斑目の唇を塞ぐ。
(!!)
ベッドの上に仰向けになった斑目、その頭の上方に座った恵子のキス。
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ジャージを脱ぐ恵子、パジャマを脱がされる斑目。まぁ一応イメージシーンって事で
雑多なカットの挿入。基本的に濃いトーンに潰れてエロっぽい絵が描かれている。
最終コマはトーン張ってない。チュンチュン書いておくか。
22
ベッドで上半身起きて裸の斑目さん。下半身は毛布の中。恵子はベッドの横で
後ろ姿で服を着ている、ほとんど着終わっている。
(うわ――――!)(やっちゃった――――!)(笹原妹と――――!)
汗ダラダラの横顔斑目さんの後方で普通に服を着ている恵子。
「んじゃ」「お邪魔しました」玄関から出る恵子
「は……はは…………」固まって見送る斑目
「あ、そーだ」「3つだけ忠告と言うか、お話を」玄関で後姿で話す恵子
「はい?」
「1つめ、昨夜のは半分は演技だから、まぁ初めてにしては合格ラインだけど」
「2つめ、ねーさんのことはとっとと忘れなさい」
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ここで半分振り返る
「3つめ、間違ってもアタシに惚れないように」「初体験相手に勘違いすんなよ」
バタン 扉が閉まる
固まっている斑目、いそいそとトランクスとパジャマを着て立ち上がる
机の上の春日部さんの写真を一瞥してから、トイレに向かう
トイレの中でも呆けている、出てパソコンの前に向かう
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机の上のエロゲパッケージ「つよすぎ」を見て、封を開ける
パソコンの電源を付ける。パソコンがうなりを上げる。
Windowsが起動する。エロい壁紙にエロい起動音。
パッケージを持ったまま固まる斑目。顔は半分しか見えないがにやけている?感じ
具体的に言うと3巻127ページ付近の笹顔で

おわり
最終更新:2006年01月31日 01:25