eratohoまとめ

eratohoCについて(ネタバレあり)

eratohoCは正式にはeratohoCommerceと呼ばれるバリアントで、eratohoJ1.02.1をベースにした経営SLGバリアントである。そして、現在もβ版であり、様々な不具合や未調整部分があり、仕様なども変わっていくと思われる。ただ、そうであっても異色のこのバリアントを遊びたいという人もいるだろう。そこで、これを遊ぶための情報をまとめたのがこのページである。
 ただし、ここに記載されているのはあくまで一つの例であり、
絶対にこうしなければならないというわけではないし、
あれこれ指図される謂れがないの感じるのであれば是非自らの手で遊び方を開拓してもらいたい。
 なお、eratohoCEmuera専用であり、eramakerでは動かない。eratohoCにはEmueraとともに、eramakerが添付されているが、必ずEmueraで起動すること。
 以下このページはeratohoC αver(0.25)以降を元にしている。


eratohoC

 そもそもeratohoCとは、幻想郷界隈で大人のオモチャを開発し売り捌いて大金持ちになることを目指すというある意味、何か勘違いしているような気のする(褒め言葉)バリアントである。ところが…大金持ちになりたいのは当然あなただけではなく、ライバル企業が登場する。現状ではライバル企業は1社のみなのでタイマン勝負で相手を圧倒し、相手の株を買い占めてしまえば勝利となりグッドエンディングとなる。一方、相手に自社の株を買い占められてしまえば敗北となるし、また破産してしまっても敗北となる。
 厳しい世間の一端を味わえるという意味でも異色な(褒め言葉)バリアントである。
 本体に同梱されているreadmeC.txtで、このバリアントの独自要素である部署・生産ライン・各商品の特徴・外出先について説明されているので目を通しておこう。


モード選択~難易度設定

 eratohoCを最初に起動すると、モードを選択してくださいと出る。これは難易度選択であり、EASY,NORMAL,HARDから選ぶ。ちなみに、試験用子会社モードというのは文字通り試験用で、ほとんどのギミックが未実装なので最初は選ばなくていい。
 また、eratohoCには周回プレイという概念はないので、別にEASYを選ぶことによる不利益やHARDを選ぶことによるメリットはない。よって、調教はともかく、経営方面で不安があればEASYを選択するのもいいだろう。
 ちなみに、後述するように、敵企業にもそれぞれ各部署ごとにレベル(強さもしくは上手さ)が存在するが当然難易度により初期レベルが違うし、敵の資金量そのものもまた難易度が高いほど豊富になっている。

敵対企業選択

 難易度選択を済ませると次に敵対企業を選択できる。いまのところは八雲商事/蓬莱製薬/紅魔社/三月堂の4つから選択でき、選択しなかった会社は現れない。
 それぞれの会社ごとに社風があり多少動きが変わってはくるが、この選択で極端に難易度が変わったり詰むようなことはない。
 また敵対企業選択においてたとえば八雲商事を選んだからといってあなたのパートナーや従業員にゆかりんや藍しゃまを雇えなくたりもしないので、好みで選んでいいだろう。
 まあ、実際、この辺は制限を加えてもいいような気はするんだけどね。


初期パートナー選択

 敵企業設定が終わるといよいよあなたの片腕となって働いてくれる優秀な(もしくはかわいい、いやらしい、暇な…)パートナーを選ばなくてはならない。なお、eratohoCでは主人公はあなたなので、主人公選択はない。
 実はここで誰を選ぶのか?ってのも重要ではあるんだが、分からなければ基本的には原作でそれなりに強そうでなおかつ調教的な意味であまりに頑なではないのを選ぶといいだろう。もちろんモチベーション的に嫁を選ぶのもありだ。
 ただし、eratohoCにおいてパートナーにせよ従業員にせよ使える奴使えない奴って相当酷い差があるので注意すること。というか、自分の嫁がいまいちだからって泣いたりしてはならない。


ゲームの流れ

 さて、パートナーを選べばゲームが始まるわけだが、ここでeratohoCに特徴的なゲームの流れを説明しておこう。通常のeratohoであれば、基本的に毎ターン(まあ通常は半日ごとかな?)ショップ画面が出てきて、そこから道具や奴隷を買ってみたりステータスを見てみたり、誰かを調教もしくは純愛することができるようになっているはずだ。
 だが、eratohoCにおいてショップ画面みたいなものは一週間ごとに一回しか出てこないのだ。すなわち、人事異動や設備異動もしくはその他色々なことが一週間に一度しかできない。なお、[101]外出・[102]他社妨害・[103]休憩を行うと、[100]部署で仕事を選んだ時同様に一週間が始まってしまう。また、[114]株式売買は時間経過しないものの一度行うと来週まで売買できなくなる。それは憶えておかないと、すごく不自由に感じるであろう。なお、いわゆる調教とかネチョとかはちゃんと毎日できるから安心してほしい。
 あと、基本的にeratohoCでのパートナーってのは奴隷ではない。そして恋人でも奥さんでもないのだ。あくまで共同経営者にして最初の従業員である。それを勘違いして最初から酷いことをしているとあなたの会社がたぶん真っ先に酷い結末になるだろう。


生産ライン

 さて、パートナーを選ぶといよいよゲーム開始である。なんか資金が他のeratohoバリアントのそれに比べてすごく多い気がするので楽ちんに見えるが最初の無駄遣いは即破産に繋がるので注意すべし。
 というのはあなたの会社はスタート時点においては生産ラインが一本もないので、すぐに売るものがなくなり赤字に転落しまうからだ。つまり、初期資金のうち$100000は初期生産ライン一本を作るためのものだと解釈せねばならない。これは誰がやっても同じこと。
 まずは[113]生産拡大を最初に行い、生産ラインを増やそう。初期資金では1本しか作れないが、もしそれでは足りないと思うなら先に[114]株式売買を選んで自社株を売却し、その利益をつぎ込んでもう1本増やしてもいい。いずれにせよ生産しなければ早急に在庫がなくなり収入が途絶えてしまうので、生産ラインを作らないという選択肢はお勧めできない。
 具体的には、[113]生産拡大を選んだ後[99]生産を拡大するを選ぶ。するとよろしいですか?と聞かれるので、[0]はいを選んで拡大しよう。
 ちなみにこの段階ではラインを増設はしたが何も作っていない段階であるため、まだ儲けを生まない。そこで[0]休止中というのを選んでとりあえず何か作ろう。readmeC.txtの中に各商品の特徴も書いてあるが、最初はどれを作ってもいい。というか、結局どの製品の在庫もないといかんわけで。
 こうして、会社の儲けの基盤となる製品を製造することで、初めて収入を得る手段を得られるようになる。
 また、生産ラインは最大で六本保持できるが、別に六本とも同じ製品を製造してもいい。どの製品を製造するか?もしくは休止するか?の切り替えもまた[113]生産拡大で行うこと。字面に騙されてはいけない。
 また、すべての生産ラインは生産量と熟練度というパラメーターを一本ごとにそれぞれ持っている。いずれも生産効率に関わってくるものであり、[副社長]部門の仕事やもし開設されておれば[開発]部門の仕事によって上昇できる。ただ、生産する製品を途中で変更したり休止したりすると下がってしまうので、できたらどのラインでその製品を作るかを決めて、同じ製品を生産し続けた方が良い。でも最初はラインの本数そのものが少ないので固定せずローテーションを組むのも手。

会社の部署

 さて、あなたの会社は開始当初は[社長]部門[副社長]部門しか存在せず、必ずあなたが社長で最初に選んだパートナーが副社長になっているはずである。
 [社長]部門はあくまであなたのための部門であり、他のキャラクターに任せることはできない。
 [副社長]部門はとても重要で、仕事をすることにより生産ラインの生産効率が上がっていくことになる。つまり実はここは[生産管理]部門だとも言える。
 つまり、当初あなたがすべきことはパートナーである副社長の仕事を手伝い、生産効率を高めていくことにより、利益を高めていくことになる。が、当然このままでは限界が来るわけである。なぜなら、いくら生産効率だけ高めていっても、よりよい製品を開発せねば製品単価が上がらずいつまでたってもより高い利益が生み出せないし、商品の売り込みが足りなければ売り上げも上がらないし、市場予測ができなくては色々と儲けの機会を逸するかもしれないし、それなりに武装していなければ敵対企業から襲撃されて会社の資金を奪われてしまうかもしれないからである。ちなみに、幻想郷にも一応警察はあるかもしれんが、所詮はあの変態一人である。あっさり靈夢に負けてしまうような存在では…。
 というわけで、それらに対処すべく該当する部門を新設することができる。ちなみに、コマンドは[112]人事変更で行うが、新設する部門1つにつき$50000掛かる。よって、ギリギリの財政状況では開設してはいけない。
 [経理]部門は、会社の予算管理を行うため、予算を圧縮することができる。すなわち経費を節約したり、財務調査のときの法人税の金額を圧縮することができる。また、市場予測もここが担当であり、字面的には極めて重要である。Ver.更新により経費が大きくなってきたため、最優先に開発したい部門である。
 [売買]部門は、会社の宣伝や商品の売り込みを担当している。つまり、ここが頑張るとよりたくさん自社製品が売れるようになる。
在庫が余り始める頃には作っておきたい所。
 [用心棒]部門は、他社からの略奪を防ぎ、また他社に略奪をする際に働くところである。なお、ここがなくてもあなた自身が迎撃はできるが、まあその…咲夜さんとかさあ、そういうのを本気で倒せますか?と思うのであるにこしたことはない。とはいえ、襲撃以上に稼げばいいだけという話もあるので別に最優先で作るべきでもないだろう。こちらから襲撃すると悪評が増えてしまうのでみだりに使わない方がいいかもしれない。なお、ゲーム開始後しばらくは相手は襲撃しないようになっている。
 [お手伝いさん]部門は、社内の掃除や食事を担当するところで、ここがあると同僚の仕事の効率が底上げされることになる。ただ、あくまで補助であり、その部署の担当がいなければ効果はないので最初のうちはなくても仕方がないだろう。
 [開発]部門は、自社製品のレベルを高めることができる。すなわち、改良を加えることにより、より単価の高い製品にすることができるわけである。また、生産ラインごとに設定されている熟練度を引き上げることもできるが、生産ラインの経費等も上がっていくため直ぐに利益には繋がらない部門である。


 さて、重要なことがある。それはどの部門を増設しても、配属すべき従業員がいなければ意味がないということである。


従業員を雇う

 従業員を雇うためには[101]外出コマンドより[3]香霖堂に出向かなければならない。ただし、外出から帰ってきても、その従業員を配属するためのコマンドはまたその次の週にならないと使えない。よって、資金に余裕があるなら人材は一度に複数雇った方が効率はいいだろう。
 ただし従業員を雇う値段そのものも以前のVer.や他のバリアントとは比較にならぬほど高額であることに注意してほしい。そして、いくら従業員を雇っても相応の部門がなければいつまでたってもその従業員と仕事や遊ぶ機会がないことにも注意。まずは部署を開設してから新人を雇用した方がいいだろう。もちろん、毎回担当を変えながら使いまわす手もあるけれど。


月曜以外

 一週間の冒頭には先述のように様々な人事異動や設備変更や部門開設や外出などが行うことになるが、それ以外の平日にあなたができることは何かというとどこの部門の仕事を手伝うか?もしくはサボるか?の選択である。
 そしてそこで選んだ部門の仕事を手伝うことで仕事の効率を高めたり従業員との親睦を深め、結果的に会社の利益を高めていくことが重要である。またネチョもここである。もっとも、eratohoCには日時の概念があり、平日の仕事中に仕事以外のことをネチョいことであろうがなかろうがやるとすれば反発は免れないので注意すること。逆に休日もしくは平日でも勤務時間以外に仕事をさせてもやっぱり反発を食らう。そういう意味では他のeraと違い時間管理は最重要である。
 なお、従業員は反発するとサボる。その場合、その部門の仕事を社長が手伝うことはできなくなるばかりかその部門で本来すべき仕事ができないことによる不利益も発生する。よって、反発はなるべく避けるべし。また、反発しなくとも体力を消耗しすぎると翌日に休むもしくは遅刻ということにもなるので、それにも注意のこと。
 休日になると、今度は誰に会いに行くか?を選ぶことになる。せっかくのオフなので時間外労働を強いずに親睦を深めていこう。仲良くなると結果的に仕事の能率も上がっていくようになるはずだ。たぶん。
 また、従業員そしてあなた自身の体調管理もまた重要である。だが平日だから終業時までずっと仕事をし続けなければならないわけでもない。体力や気力がやばければ早々に[999]行動終了で切り上げよう。[100]今日の仕事をさぼるも当然活用すべし。


eratohoC特有のキャラ能力

 eratohoCは経営バリアントであるため、そちらに関連する様々な素養や技能が追加されている。

 技能としては、先導力、帳簿管理、交渉術、脅し方、社内管理、開発知見が追加されている。それぞれ、副社長、経理、売買、用心棒、お手伝いさん、開発の仕事の手際のよさをあらわし、それぞれの部門の仕事をこなすことで向上させていくことができる。また先導にかんしては、副社長以外の仕事であっても向上させることができるようになっている。
 ある程度、これらの能力が上がっていけば、部門補佐になることが可能になる。これは現在その部門を受け持っている者のサポートに回ることで仕事に関する補正を掛けられるようになるもので、より効率のよい仕事が可能になる。より高い利益を上げるには必須だろう。また用心棒補佐がいると襲撃されたり襲撃したりで用心棒の体力が減っても手当てにより瞬時に回復できるメリットもある。

 一方、素養としては、29種類もの素養が追加されており、その中にはたとえば「管理の鬼」「舌先三寸」「カリスマ」「魔法工学」などといったものもある。当然、有効な素養を持ったキャラは特定部門において有利となる。「簿記計算」「管理の鬼」あたりを持つキャラはまさに経理をやれといわんばかりであるし。


潜在の珠

 eratohoCにはもうひとつ独自要素として潜在の珠というのが各キャラに追加されている。これはキャラごとに所持数が決まっており、ゲーム中に増えることもないので使いどころに思案が必要である。
 何に使うの?と思われるだろうが、eratohoCにおいては、特定の隠し素質が習得できたり、素質の発展が可能になることにより、キャラそのものが飛躍的に成長できるのである。
 ただし、どのキャラがどういうような隠し素質を持っていたり、素質の発展が可能かどうかというのは既に決まっており、絶対にそうできないキャラもいる。というかそういうキャラの方が多い。
 また、潜在の珠を使用することで仕事関連の能力のレベルアップに必要な珠数を半減できる。
 つまり潜在能力による成長ができないキャラであっても、潜在の珠そのものが無意味というわけではない。


口上について

 口上に関しては、他のバリアントの口上からの流用はほとんど無理だと思われる。元々は、Jの旧Ver.のものが基礎なのだが、そこからも既に原型を留めないほどの進化を遂げており、なおかついまだeratohoCの仕様が固まっていないので、もし口上が必要ならば自作するのが手っ取り早いと思われる。
 なお商業口上ということで諏訪子口上があがっているので興味があるなら導入してみるのもいいだろう。


秘書について

 eratohoCにおいて一定以上に調教すると秘書にすることができるようになる。これは他のeraでの助手にあたるものであるが、eratohoCにおいてはあなたの仕事の補佐も行う。そのため秘書の能力によっては仕事の効率はさらに上昇する。
 が、eratohoCにおいて、秘書を直接調教することはできなくなるので注意。それに秘書を手伝うとかそんなコマンドもない。
 なお、秘書に初期パートナーがなる必要もなければそもそも秘書を置く必要もない。


その他注意すべきところ

 ともかく、社長であるあなたおよび各従業員の気力と体力の管理はとても重要である。これをおろそかにすると悲惨なことになるので注意してほしい。また、時間管理も重要で、この部分がeratohoの他のバリアントとの大きな違いとなっている。
 ネチョに関してもローターやバイブや媚薬など自社の製品の格好の試験場であるので積極的に使用して仕事に生かすようにしよう。ただし、そのために反発を食らいすぎてもいけないのだが。また、ビデオに関しても色々と仕掛けがあるので積極的に活用しよう。
 また、ストリートライブそしてネチョ中のビデオ撮影なども自社宣伝の格好の機会となる。積極的に活用してほしい。


おわりに

 説明すべき点はまだまだいっぱいある気がするが、まだまだeratohoCの仕様自体も固まっていないこともあり、本体のVerUPに伴ってこちらのページもすこしずつ増補もしくは改訂していきたい。
 最後に、定期的にバージョンアップのチェックはしておこう。そしてそのときはちゃんとreadmeも読んでほしい。ただし、セーブデータがバージョンアップで使えなくなる可能性もあるので、旧バージョンも支障がなければ残しておくというのも手ではある。ただし当然サポート外になるので自己責任で。
 なお、より詳しい攻略情報のページを作成したが、内容は完全にネタバレであるのでゲームとして楽しみたいなら見ないことをお勧めする。また、本体のバージョンによってはそのまま当てはまらないこともあるかもしれない。ともかく、以下のページは見る見ないは自己責任でお願いする。




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最終更新:2009年10月06日 19:46