SF百科図鑑
ポール・アンダースン『タウ・ゼロ』創元SF文庫
最終更新:
匿名ユーザー
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February 07, 2005
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この記事へのコメント
1. Posted by SLG February 08, 2005
01:23
面白くて一気読み。さすが評判が高いだけある。宇宙を一つ飛び越えて次の宇宙まで行ってしまいました。
アイデアは有名ながらもいいのでそれだけで満足だが、宇宙船内の人間関係描写はあまりうまくないのが欠点。ニューウェーヴを意識して人間を描こうという努力なのだろうが、力量が伴わないのでうるさくなっている。アンダースンの真骨頂はハードなアイデアと不思議な詩情とユーモアにある。緻密な心理描写、人物描写は柄ではないので、全くやらない方が良かった。連想したのはロビンスンの火星三部作。乗組員同士のちまちました愛憎劇は明らかに本書などの影響に思われる。
テーマ性 ★★★
奇想性 ★★★★★
物語性 ★★
一般性 ★
平均 2.75点
文体 ★★
意外な結末 ★★★
感情移入力 ★
主観評価 ★★1/2(27/50点)
アイデアは有名ながらもいいのでそれだけで満足だが、宇宙船内の人間関係描写はあまりうまくないのが欠点。ニューウェーヴを意識して人間を描こうという努力なのだろうが、力量が伴わないのでうるさくなっている。アンダースンの真骨頂はハードなアイデアと不思議な詩情とユーモアにある。緻密な心理描写、人物描写は柄ではないので、全くやらない方が良かった。連想したのはロビンスンの火星三部作。乗組員同士のちまちました愛憎劇は明らかに本書などの影響に思われる。
テーマ性 ★★★
奇想性 ★★★★★
物語性 ★★
一般性 ★
平均 2.75点
文体 ★★
意外な結末 ★★★
感情移入力 ★
主観評価 ★★1/2(27/50点)