SF百科図鑑

フィリップ・K・ディック『時は乱れて』サンリオSF文庫

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匿名ユーザー

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1999年

ディックの「時は乱れて」、むちゃ面白かったっす。その勢いで、今「去年を待ちながら」読んでるっす。こちらは例の「ニョーボにいびられる人生に疲れた中年男」という得意のキャラが登場し、否が応でも感情移入させられていると、例によって入り乱れる登場人物、ストーリイ、ガジェット、そして薬物中毒&幻覚というおなじみのディックワールド。たまんないっす。多分、傑作っすね。人間にリアリティあるし。
たまらず(略)にディックのサンリオ版(怒りの神か、銀河の壷直し)買いに行ったがめあての本がなかったので代わりに3500円出してディッシュ「キャンプコンセントレーション」購入。ちなみに2階では6000円した本なのだぞ。
今日、本屋で、二階堂黎人「吸血の家」文庫版出たのを知る。こりゃあ買うしかない。いかんなあ、「フーコーの振り子」も「葦と百合」も「哲学者の密室」も文庫化されてすぐ買ったのに全然読んでいない。さすがにアリスちゃんの「双頭の悪魔」は読んだっすけどね。
しかし、当分、SFに揺り戻した読書傾向は元に戻らんだろう。もともと、ミステリーにしろホラーにしろ、かっちりしたプロットのものよりもそこからどっか別のところにぶっ飛んで行く気迫のある作品の方が好きだしね。

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