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    <title>逆こたwiki</title>
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    <title>クーデター軍ＳＳ</title>
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    <description>
      *クーデター軍SS

#contents


***亡霊小隊プロローグ『その頃桂家では』


無意味に広いこの家の床掃除もやっと終わったところだ。
何やら手持ち無沙汰だったので、居間のテレビの電源をつけた。

「……あ」

「どうしたの、珪一ちゃん？」

「いや、もう国会が占拠されたらしい。
　……ったく、珪兆さんは大丈夫なのかね」

数日前から、伯父の所属する自衛隊が何やら不穏な動きを見せていた事は知っていた。
新聞では連日、やたらと不安を煽りたてるような見出しが一面見出しを飾り、
それはどうやら、つい一ヶ月くらい前に話題になった魔人再生法案が原因で起こった
自衛隊のクーデターらしいという噂だった。

「ああ、クーデターの話ね。
　あのね。伯父さん今、その中にいるみたいよ」

「……マジかよ……？
　じゃあ、やっぱりあの人も頭どうかしてたんだなぁ……
　珪蔵爺さんももう死んだってのに……
　日本を滅ぼすとか、本気で考えてるのかね」

うちの家系は代々、どうやら頭の出来が少々世間の人々に比べて劣っているらしい。
この家に今居る中でまともな思考回路を持っているのは、
俺と、あと珪乃姉さんくらいなものだと思う。

「うーん……まぁ、ねぇ。
　でも、クーデターが成功したら……珪兆伯父さんも佐官に昇進できるかもしれないんでしょ？」

「……無理だよ、あの人には」

「仮にそうなれたら、伯父さんが命令できる立場の人が、もっと多くなるわけじゃない？
　そうやってまた小隊の人たちみたいに、沢山部下を殺しちゃえば――」

「そんな事言ってたの？」

「うん」

俺は寝転がったまま、珪乃姉さんの方を向く。
あの人にとってこれは、日本を滅ぼすためじゃなくて単に出世するためのクーデターなのか。
確かに、今の自衛隊のシステムのままでは、魔人は佐官以上の階級にはつけないそうだ。

……魔人には人格に問題があるヤツだって多いんだから、
考えてみればまあ当たり前の話なのかもしれないが。

「それにしたって……やっぱり珪兆さんの能力は回りくどすぎるんだよ。
　いくら自由に使える霊の軍隊を作っても、装備がなくちゃどうにもならない。
　もっと一発で大量にブッ殺す方法があればいいのにな」

「っふふ……なんか、珪一ちゃんは夢がないねぇ。
　でも、珪兆伯父さんが活躍すれば、魔人再生法案だって撤廃されるかもしれないわよ？
　私達魔人一族にとっては、どちらにせよ悪くない話でしょう？」

「……そんな簡単に日本が変わるものかな。
　世間の流れってやつはどうしようもないと思うよ、俺は。
　正直こういう事をする奴らって、頭が狂ってると思う」

ブラウン管(俺の家は未だにチャンネルを回すタイプのテレビだ)を指差す。
中でワイドショーのコメンテーターが俺と同じような事を言っていて、
俺は少しだけ不愉快になった。

「……珪兆伯父さん、死体が残ればいいけどねぇ」

珪乃姉さんもやはり、事件の事が気になるのだろう。
俺の横に正座して、テレビを見始める。

「だよなぁ。
　できれば、姉さんの能力の役に立つように死んでほしいものだけどな」

卓袱台の煎餅を取って齧る。
一つ、姉さんに言い忘れていた事があったのを思い出した。

「そうだ、姉さん」

「何？」

「ついさっき、伯母さんが新しい死体持ってきたから。
　俺は霊専門だし、好きに使っていいよ」

「そう。ありがとう」

姉さんが微笑む。
テレビの中では、別の部隊が国会の中に突入したと伝えていた。
こういう安全なところに居ながらにして歴史に残る大事件を見るのは中々悪くない気分だ。
テレビのリポーターが連呼している。「今の世の中はどうかしている」と。

「まったく、世の中どうかしてるわねぇ」

「うん」


***プラチナ・ゴードン


「キミは胸毛は生えているか？」
いきなり演説をはじめるゴードン。
「胸毛は男の勲章だ。我が国では胸毛の生えていない男は男として扱われない。男は胸毛で全てが決まる。胸毛のない男はうんこと同義だ。」
ゴードンの演説は続く。
「胸毛！胸毛の生えてる者のみが私の支配する世界で生きる資格がある！人に胸毛が生えているのではない！胸毛に人がついているのだ！」
なんかゴードンが盛り上がってくる。
「我が能力はそのものに胸毛が生えているかを見抜く！胸毛の生えていないものは覚悟をしておくんだな！」
決めポーズをとるゴードン。
「全ては胸毛のために！胸毛の支配する世界のために！胸毛の生えない猿どもよ！滅びるがいい！」
自分の胸毛をアピールするゴードン。もっさもさだ。


***ピョンフ


ガゼルパンチ　バババン！　ゴリラ握撃　バババン！
皆大好きサバンナ少女　ピョンフちゃんだ
「この戦いが終わったら皆に本場のチョコレートをごちそうするよ！」
「ピョンフちゃーん、それ死亡フラグー」

チーターダッシュ　ザザザン！　ライオン斬撃　ザザザン！
元陸上選手で今は殺し屋　ピョンフちゃんだ
「あいつの生首が金メダルの代わりさ！」
「ピョンフちゃーん、槍の先舐めながら喋らないでー」

死亡フラグに中二力　そんなものなど知らないぜ
いつか倒すぜ松平　野獣パワーが炸裂だ
あいつはかわいい　サバンナ少女ピョンフちゃんだ


***フジクロ


多かれ少なかれ魔人とは好戦的なものであり、だからこそ危険視されている。
ゆえに、米国にダブル大統領の一人、プラチナ・ゴードンの名の元、範馬の称号を
掛けて候補者二名の決闘がなされたのはあるいは必然なのかもしれない。

フジクロ。
暗殺者である彼は決して苗字以外を語ろうとはしない、いや、フジクロという姓すら
正しい戸籍上の名の一部であるかすら疑わしい。

ピョンフ。
彼女の国には苗字という概念がない。そしてピョンフという名も母国語で「強きもの」を
意味する称号の様なものであり、我々の持つ名前の概念とは微妙に異なる。


「正直、国会強襲部隊のリーダーを選ぶのにここまで揉めるとは思わなかったわよ。
アタシは別にどっちでもいいんだけどさー、まあ私の人生を無茶苦茶にした元凶の
松平ってのに超凄いアタシの必殺技を見せる前の練習と思えばこーいうのもいいかも♡」
「なるほど、君にとって僕は本命の前の肩慣らしって事か」
「ピンポーン！！」
「ところで一ついいかな？」
「何、ギブアップ？残念だけどアンタは必殺技の練習台に決定だから！！
アタシの必殺技マジ凄いしー、ま、死なない程度にはセーブしてあげるから」
「―いや、後ろ気をつけたほうがいい」

ピョンフは慌てて後ろを振り返ろうとし、寸前で堪える。

「…っ、その手はくわないよ！ここにスカウトされた時にぽぽさんっていうキレーな
お姉さんが色々教えてくれたのよ。魔人同士の戦いでは相手から目を離しちゃダメって」

ピョンフは語り終える事は無かった。彼女の後頭部に落とされた爆弾の炸裂が完全に
意識を奪い取っていたからだ。

「ま、見ても見なくても結果は一緒だったんだけど」

爆発によって生じたクレーターに声を掛けるフジクロ。と、ここで気が付く。
自分の鴉が投下する爆弾はこんなに高威力だったかなと。

「大統領」
「なんだいボーイ」
「彼女死んじゃったかも」
「ガッテーム」

両手の手のひらを上に向けやっちまったぜ的な顔をする大統領。
幸い、すぐさまぽぽ家御用達の魔人用医療班を召集したためピョンフは一命を取り留め
国会襲撃の日までに完全回復した。

こうして範馬の称号を持つ者が決定された。もちろん誰からも文句は出なかった。


***園部香夏子『真実の信仰』


「運のわるーいヒポポタマスぅぅ～～～
　本当についてないヒポポタマス……ホッ！　ホァッ！」

傍から見れば、狂人のようにしか見えないだろう。
そして実際、園部香夏子は狂人に限りなく近かった。

園部香夏子は今、鼻の穴と耳の穴の両方に割り箸を突っ込んでいる。
「ヒポポタマスのうた」を歌いながら、激しくコサックダンスを踊る。
歌のリズムにそぐわない事甚だしいコサックダンス。
しかし彼女は、大粒の涙を流しながらも見事にコサックダンスを踊りこなしている。

日々の鍛錬の賜物だ。

「や、やめようよ香夏子ちゃん……！
　ボクは他の神とは違って、
　そんな儀式しなくても助けてあげるのに！」

しかし、呼び出された中二神・中西は――
召喚されるたび、この状況に困惑せざるを得ない。
何故なら彼を呼び出すのに、そのような儀式は不要なのだから

「何を……仰るのですか！　中二神様ッ！　ホッ！　ホッ！
　神ともあろうものが一奉仕種族であるこの私にそのような」

「いや違うって！
　ボクは、そんな珍妙な儀式を要求するような神性だと周囲に誤解されたくないんだよ！
　本当にいつも言ってるけれど、もっと楽な儀式でいいんじゃないかな！」

どこかで見たような適当なデザインの神……
中二神・中西は、必死で園部を止める。
実際、彼はそんな召喚儀式が必要な程大した神でもないし、
そしてそれ程非常識な神でもない。
ただ、園部の魔人能力に引き寄せられて気紛れで彼女に力を貸しているだけなのだ。

……その時、「ヒポポタマスのうた」のテープが止まった。
ようやくこの儀式が終わったのだ。
しかしコサックダンスの構えを解かずに……園部は、中二神・中西を見た。

「いいえ……！
　中二神様。貴方は偉大な神です……
　これまで、貴方の力で成し得なかった事が何かあったでしょうか……？
　どんな魔人の、どんな恐るべき能力でも……
　貴方は常にその神の力で成し遂げてくださった。
　私は――その偉大な力に見合う『魔人』となりたい。
　そのためにはどんな代償も支払う覚悟です。その覚悟の表現として、この儀式を行う……
　私は貴方の奉仕種族として、何か間違った事をしているでしょうか？」

言い終わると、園部は再びコサックダンスを踊り始めた。
儀式のためではない。よりリズミカルに。より激しくキレのある動きを。
全ては、中二神・中西を呼び出す儀式の練習のために――

「……香夏子ちゃん……」

――やっぱり、キミは間違っているよ。

中二神・中西はその言葉を飲み込んだ。
どうせ、ボクなんか大した神じゃない。
だからどんな覚悟を見せられたって、ボクにはそれに見合うような事は……

頭の電球の光も弱まり、気落ちしたようにフワフワと部屋の隅に向かう中西。
しかし、その時ふと先ほどのラジカセが目に入り。

「――っ！！？」

彼の脳に、衝撃が走った。

「か……！　香夏子ちゃん……！　これは……！？」

「……。
　ついに……ついに気付かれてしまいましたか、中二神様……
　この秘めたる覚悟……貴方に知らせたくはなかった……」

「J○SRAC許諾マーク――！」

例のマークが、ラジカセには燦然と輝いている。
中西は動揺していた。
この子は……園部香夏子は……
今まで、ボクを呼び出すたびに……
その度に、「ヒポポタマスのうた」の著作権使用料を支払っていたというのか！？

「……ボ、ボクは……」

「いいのです……中二神様。
　私は、あなたに見返りを求めてはおりません……
　私は自分の信仰を試したのです。
　自分がどこまで『神の領域』に近づけるか――」

「ボクは……」

ボクは、大した神じゃない。
この世界にはびこる邪神達と比べたら本当に情けない、ただの中二神だ。
でも……

本当にこのままで、いいのか。

「……願いを言ってくれ」

「中二神様」

「ボクを呼び出したという事は、そういう事なのだろう？
　ボクが……いや、オレがどんな願いでも叶えてやる。
　オレは今ッ！　貴様の覚悟を受け取った！」

「……中二神様！！」

――中二神の心に、爽やかな風が吹いた。

もうあの頃のようないじけた目はしていない。
なってやる。この、圧倒的な信仰に応えるだけの……
オレだけを信じてくれる、園部香夏子に相応しい神に。


中二神・中西は、辺りを睥睨した。
取り囲む圧倒的な魔人兵力。小竹私設兵団。
フッ……そうか……
こいつは、こんな状況でもオレを呼び出すために「ヒポポタマスのうた」を――

「そうさ香夏子。こいつらに見せ付けてやろうぜ……！
　本物の神の力ってヤツをな！！」 


***バッド・F・ワーカー１


（バッドの）咆哮と同時に&amp;nowiki(){＊＊}の死体は　形を変えた
それは
腹を括り身構えたはずの小竹軍が　一瞬にして体勢を回避に向ける程の変貌であり
邪悪を具現化したかのような姿は　明らかに
明らかに　破壊のみを求めていた

バッドは　生まれて初めて精神に過大な負荷（←小竹様光臨による外部ストレス）を受けることで
自身の能力の本質が実は
フジクロの護衛から著しく離れたところにあり
激しい怒りを糧にして死体とオーラの総量が急速に増大していくのを自覚した

破壊には大きな快感が伴い
その直後　急速な体積の減少と強い喪失感に襲われた

フジクロ「・・・汚ねぇ花火だ。」


その花火は新しい命を祝うかのように瞬いた。


***バッド・F・ワーカー２


足元に転がる&amp;nowiki(){＊＊＊}の死体を前に、バッドは黙々と花火化処理を始めた。
これでまた、空に大きな華が咲くだろう。
あの時見た、あの美しい花火のように……。


【以下、72年後の歴史書より】

あの時のクーデターで最もおぞましい魔人を挙げろといわれれば、真っ先に思い浮かぶのがバッド・Ｆ・ワーカーであろう。

しかし、死体を花火として用いるこの冒涜的魔人が、その嫌悪すべき着想を得たきっかけは、後に彼が述懐した通り、全くの偶然であったのだろうか。
筆者はこの点に疑問を抱き続けてきた。
というのも、私は彼の死体花火に関連すると思われる、一つの歴史的事実を突き止めたからである。
それはあのクーデターから更に10年前の出来事である。

当時、大坂に在住し８歳だったバッド少年は、母親に次のように語っている。

「お母さん、空に緑色の物体が飛んだよ！　それは空ではじけて無くなったんだ！　まるで花火のように！」

なんとも荒唐無稽な作り話のようであるが、事実、バッド少年の顔には汚らしい緑色のスライム状の粘着物がべったりと付着していた。しかし、母親はバッド少年の言葉を真に受けず、子供のいたずらだと思い、このことを聞き流してしまったという。

だが、その時からである。
我々が良く知る、あの狂人としか思えない、バッド・Ｆ・ワーカーのメンタリティが形成されたのは。
私が推測するに、あの時、バッド少年が見た花火のようなもの。
あれが少年の精神を狂わせた元凶ではなかろうか。
飛んできた緑色の粘着物が原因なのか。それとも、あの花火を目撃したこと、それ自体が原因なのか。
おそらく後者だろう。
なぜなら、あの時、その周辺で彼と同様の発狂者が数人確認されたと記録されているからである。

だが、今となっては、その詳細なところは分からない。
なぜなら、この事件と前後して関西は滅亡したからである。
凄まじい混乱の最中、この小さな事件に関するデータはほとんど失われてしまい、いま、我々があのクーデター発生原因を研究する機会をも損なっているのである。


***待宵桃


「お、お兄ちゃん……！　お兄ちゃんなの……！？」
「ち、ちがうんよ……。な、何いうとるん？？」

　待宵桃は戸惑っていた。範馬が連れてきた、この真名という女。明らかに精神に異常をきたしているとしか思えないこの女が、先程から自分のことを兄だと決め付けてくるのだ。

「お兄ちゃん、ずっと、どこ行ってたの……。舞も、真名も、ずっと心配してたんだよ……。でも、良かった。お兄ちゃん、やっぱり生きてたんだね……」
「ま、待ちぃ。うちはお兄ちゃんじゃないから。ていうか、うちは女やし……」

　――嘘だッ！　

　先ほどまで涙ぐんでいた真名が突然目の色を変えて叫んだ。

「お兄ちゃん、どうしてウソをつくの？　そんな能力、お兄ちゃんしかいないじゃない。お兄ちゃんの気持ちとあたしの気持ちがどんどん同調していくよ……。懐かしいな、お兄ちゃんの能力……」
「い、いや、待ちぃな……。精神感応能力はそんな珍しいもんでもないし……」
「……お兄ちゃん、どうして真名を騙そうとするの？　真名のことが嫌いになったの？　やっぱり、真名がお兄ちゃんのことを『死ね』って言ったから……。だから……。いや、おかしい……。お兄ちゃんと何か違う。ううん……。やっぱり違う……。もしかして、あなたはお兄ちゃんじゃない……？　お兄ちゃんのフリをして、私を騙そうとしてただけなの……？」
「いや、うちは最初から……」
「ひどい……。ひどい……！　どうして、真名にそんなことをするの！？　どうして、真名を傷つけるの！？　…………あ、あははははは。やっぱりお兄ちゃんはいないんだね！　もう、もういないんだ！　じゃあ、みんな、みんな死んじゃえばいいんだ！　あ、あはははははははははは！！！！」

　目の前で突如笑い出した真名に恐怖し、桃は思わず範馬に泣きついた。「なんや、あの子。怖いんいやや」「うち、おうちに帰りたい」と――。だが、己の胸でしくしくと泣く桃を見て、範馬は思う。ああ、真名のやつ、とりあえず役に立ってるな、と――。桃の能力発動体勢は誰が見ても十分過ぎる程に整っていた。 


***出鯉真名准尉１ 


「やめて！　離してっ！
　こんなことしてる場合じゃないの！
　おねえちゃんを止めなきゃ……
　おねえちゃん、おかしくなっちゃったの！

　お兄ちゃんが死んでから、お姉ちゃん、ずっと塞ぎこんでて……
　あたしのせいだ、お兄ちゃんが死んだのはあたしのせいだ、って。
　あたしが『死ね』って言ったから、お兄ちゃんが殺されたんだって。
　そんなわけないのに！　ずっとずっと思い詰めて……！
　お姉ちゃん、ごはんも食べなくなって、どんどん痩せていって……
　そしたら、そのうち変な男たちがお姉ちゃんを連れて行ったの。
　白い服に身を包んだ怪しい男達が、お姉ちゃんを取り囲んで、
　無理矢理、引っ張って、白いワゴンに乗せて……
　それから、お姉ちゃん、しばらく帰ってこなかったの。

　お姉ちゃんは二年後に帰ってきたけど、その時にはもう、
　おかしくなっちゃって。
　いつも独り言をブツブツ言って、訳の分からない人と文通して、
　変な雑誌に妄想を書き送って、一晩中、月を見て放心して……
　お姉ちゃん、あたしのこともお母さんのことも、まるで他人みたいに
　よそよそしくなって……。
　お兄ちゃんのことも『あの男』呼ばわりだし。
　おかしいよ、お姉ちゃん、あんなにお兄ちゃんと仲良かったのに。

　お姉ちゃんは、あの白服のやつらに洗脳されたに決まってる……。
　あいつらがお姉ちゃんに変な薬を使ったんだ。
　あいつらのせいでお姉ちゃんはおかしくなったんだ。
　お姉ちゃんがかわいそう……。かわいそうだよ……。


　…………きっと、お姉ちゃんはあたしを殺そうとしている。
　あたしだけじゃない、みんなを殺そうとしてる。
　今のお姉ちゃんは、怖い。
　怖い。怖い。怖い……。
　お姉ちゃんを野放しにしていたら、きっとみんなが殺される。
　だから、あたしがお姉ちゃんと一緒に死ななきゃ。
　お姉ちゃんを殺してあたしも死ぬの。
　こんなところにいる場合じゃないの。
　早くお姉ちゃんを探して殺さないと、絶対みんな後悔する……。
　あたしはお姉ちゃんを見つけないといけないの……！
　だから出して……。ここから出してよ！
　もう時間がないの！　あの白服のやつらが全部悪いの！
　あなたたちもあの白服の仲間なの！？

　やめてよ、何よその注射……。
　あたしをお姉ちゃんと同じ目に遭わせる気？
　治療？　……あたしが信じると思ってるの？
　違う。……違う。だめよ、何も分かってない。
　あたしはおかしくなんかない。
　お願い、あたしの話を信じて！！！
　おかしいのはお姉ちゃんなのよ！
　お姉ちゃんを！　お姉ちゃんを殺さないと！！！！

　だから、出して！　ここから出して！　出してよぉ！
　出して……！　出せ。　……出せ、出せ、ちくしょう。
　出せよ、ちくしょおおおおおおオオオぉォォおおガっぁあああ！
　出しやがれェェええええ！！！！
　あだじをごごがらだぜえええええええええええええええええ！！！！！！





　うう……。
　ぐっず。ひっく……。
　おにいじゃあん……。
　どこいったのお……。
　はやぐ、帰ってきてよぅ……、はやぐがえってきてよお……。
　お姉ちゃんもずうっと待ってるんだよ、お兄ぢゃあん……」


&amp;nowiki(){　＊＊＊}

　出鯉舞が都内の某精神科へと保護されたのが、あのクーデターから五年前のことである。そのわずか数日後、何者かの助力により彼女は病棟から脱し、希望崎学園での騒乱に巻き込まれ、死亡する。


***出鯉真名准尉２


　ベッドに横たわる範馬慎太郎は紫煙をくゆらせながら、横で眠る裸の女にちらと目を遣った。女は子供のようにあどけない寝顔ですやすやと眠っている――。

　今回のクーデターに際し、範馬は旧知の仲であるぽぽ一族に協力を依頼していた。流石に日本魔人界の名家、ぽぽ一族のコネクションは凄まじく、亡霊小隊、西郷粕取ら魔人中隊の精鋭を仲間に引きいれ、二人のアメリカ大統領の援助約束まで取り付けるに至った。そして極め付けが、日本の伝統的魔人家系である、いわゆる「識家」の協力を得たことである。だが……

　――その結果が、なぜこの狂女一人なのだ。

　識家の一角である末那識家（まなしきけ）から送られてきたのは、いま範馬の横に眠る出鯉真名一人であった。確か末那識家の現頭首はＥＦＢ指定能力者であったはずだ。彼女が動けば此度のクーデターを成功させるなど造作もないことだろう。だのに、なぜ彼女は動かないのだ？

　――末那識の狸どもめ。

　末那識のやつらは全員が真っ白い長ランのような服に身を包んだ、見た目からして胡散臭い一族である。やつらは真名のことを末那識家の客分だと言っていたが、範馬の目には真名は彼らのモルモットにしか見えなかった。客分と言えば聞こえはいいが、要は拉致、洗脳し、飯だけ食わせて来たのだろう。軍から真名に給金が出ていたのも、おそらく末那識のやつらが手を回していたと推測される。しかし……

　――まさか俺の慰みものに送って来た訳でもあるまいが。

　本当にこの女は役に立つのだろうか？　範馬がそう不安に思ったのも致し方ない。真名は彼が抱いている時こそ正気に見えるが、普段の言動はまさしく狂人そのものであった――。

　範馬は念のため、煙草の火を消すと、

「真名」

　と、横で眠る女の名を呼んだ。

「範馬さん……」

　応えて、女はとろんとした瞳を半開きにして、

「そろそろだ。行くぞ」
「はい……」

　もぞもぞとベッドから這い出し、着慣れぬ軍服を身に着け始める。

「真名」
「はい……」
「今日会うやつらは、もしかすると、お前のことを理解してくれるやもしれん。俺が良いと言ったら、訊いてみるがいい」
「はい。ありがとうございます……」

　女は従順に礼を述べた。真名の扱い方は、末那識家から送られてきたマニュアルに全て書かれている。


***出鯉真名准尉３『真名の旅』


みんなが……私のこと……。
頭がおかしいとか、正気じゃないとか、言うんです……。
違うのに…………。
おかしいのはみんなの方なのに……！
でも、あなたなら……。
あなたなら、私が正気だって……狂ってなんかないって……分かってくれると、信じてます……。

聞いて下さい……。
私は本当は出鯉真名なんかじゃないんです。
みんな騙されてるんです。
みんな、私のこと、出鯉真名だと思い込まされてるんです。
だって、考えてみて下さい。
私があんなアホで下品な兄の妹なわけないじゃないですか。
みんな仕組まれたことなんです。
私はいつの間にか、出鯉真名に仕立て上げられてしまった……。
私はあいつらの罠にハメられたんです！

みんな、私のことを誤解しています。
父も、母も、兄も、妹も、私の本当の名前を知りません。
でも、あなたなら……。
あなたなら、きっと私の本当の名前を思い出してくれる……。
前世で一緒にニャントロ星人から月を守って戦ったあなたなら……。

あなたはきっと忘れている……。
ニャントロ星人は強大な敵でした。
あなたも地球人として生まれ変わった時、きっと記憶を封じられたはず。
私だってそうでした。
私も兄が死ぬまで、自分が出鯉家の長女であると信じきっていました。
私が「死んでしまえ」と呪ったら、兄が関西で死んだ時。
私は困惑しました。後悔しました。
私があんなことを言ったから、兄が死んだのだと。
私がお兄ちゃんを殺したのかもしれないって……！

…………でも、私は気付いたんです。
よく考えたら、私があんなバカで下品な兄の妹なはずがないんですよね。

――そう。
その瞬間。私の深層心理に封印された前世の記憶が、一瞬で甦ったんです。
私は月世界でニャントロ星人と戦っていた、アストラルムーンアイズの一員だったんです！
私の記憶はニャントロ星人たちに封じられていたんです！
兄の死が、――いいえ、あんなやつ兄でもなんでもないけれど、とにかく彼の死が、私の記憶を呼び覚ましてくれたんです！

だから、あなたの記憶も、ほんのちょっとしたきっかけで、きっと甦るはずです。
私は、その「ほんのちょっとしたきっかけ」を用意しました。
あなたは失われた自分の記憶を求めて、私の指し示す通りに旅をすることになります。
記憶を求める旅路の果てに、あなたはきっと私の真の名に到達することができるはずです。
その名を叫んでください――！
私の真名があなたの心の奥底に封じられたアストラルムーンアイズとしての記憶を呼び覚ますはずです。
前世で共に戦ったあなたなら、きっと私の真名に到達してくれると……信じています。

私はあなたのことを信じています。
信じています……。
信じています……。

でも…………。

もう地球はダメかもしれません。
この世界の98％の人間は既にニャントロ星人に入れ替わられています。
――見てください！
アメリカの紙幣には必ずネコの額のような隙間が描かれています！
ニャントロ星人は既にアメリカ中枢部すら抑えているのです！

だから……。
あなたも、もしかしたら、もうニャントロ星人なのかもしれない……。
ニャントロ星人に脳味噌をかつお節に変えられているのかもしれない……。
だから、もしも、あなたが私の真名を間違えるようなら……。
それはあなたがニャントロ星人である証拠に他なりません。

それと、あまり時間をかけすぎないで下さい。
ニャントロ星人は私に理解を示す素振りを見せながら、黄色い救急車で私を拉致しようとするんです。
それがあいつらのいつものやり方なんです。
だから、あまり時間をかけるようなら、やはりあなたはニャントロ星人です。

もしも、あなたまでがニャントロ星人だったなら――。
この世界は、もうダメなんでしょうね……。
その時は――、

私は、アストラルムーンアイズの最後の一人として……
一人でも多くのニャントロ星人を道連れにする道を選びます――。


発動、『真名の旅』――。    </description>
    <dc:date>2009-08-18T18:17:01+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/90.html">
    <title>クーデター軍ＳＳ２</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/90.html</link>
    <description>
      *クーデター軍SS

#contents


***羽生異電斗


血の臭いがする。死の臭いがする。破壊の臭いがする。
クーデターの第一段階は成功した。魔人再生法案なんてふざけた法律を通そうとするヤツらは大体ぶっ殺してやった。そんなクソどもを守ろうとするゲロ以下の野郎ども皆殺した。
今あたりにただよってうたのは連中の残り香。ウジ虫どもが死んでいった臭い。羽生はそれを思い切り肺に吸い込んだ。殺してやったという充足感が体に満ちる。
そしてその臭いは羽生にある出来事を思い出させた。彼がトゥーフェイスになった日のことを───




「○ラえも～ん！」
「どうしたいんだい？異電斗くん。」
「あのねー。今日ゴードンくんの家でバッドマンを読ませてもらったんだ。」
「うん。」
「そしたらね。それに出てくるトゥーフェイスっていうキャラが凄くカッコよかったんだ～！」
「へ～。」
「それでね。僕もね。こんなカッコいい男になりたいなぁ～って思ったの。ねぇ、なんかいい道具ない～？」
「やれやれ。しょうがないなぁ、異電斗くんは。」
「え？何かいい道具あるの？」
効果音
「濃硫酸～」
「ねぇ、これをどうすればいいの？」
「簡単さ。それを顔の左がわにかけてごらん。」
「こう？うぎゃああああああああああああああああ。なんじゃこりゃああああああああ。死ぬ。死ぬ。死ぬ。うぎゃああああああああああ。」
「そういい調子だよ。右側に垂れないようにきをつけながらのたうちまわるんだ。」
「いでぇぇぇぇぇぇ。おま、ふざけんなぁぁぁぁぁ。こんないてぇならさきに言え、あぎゃあああああああああああああああ！」
「頑張って異電斗くん。」
「死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぽぎゃあああああああああああああああ。」




───ふふ、懐かしいな。なぜ今頃こんなことを思い出すのか。
だが、おかげ昂ぶってきたぜ。今の俺は無敵だ。どんな野郎が相手でも負けはしねぇ。
「きたぞ。小竹軍のヤツらだ。総員戦闘態勢に入れ！」
ＯＫ。予定通りじゃねぇか。連中を皆殺しにする。それで計画の第二段階は終了する。そして俺たちは世界を相手に喧嘩をふっかける。
「俺の精神テンションは今！　硫酸時代にもどっているッ！
ひたすらにトゥーフェイス憧れたあの当時にだッ！
残忍!冷酷!　そのおれがきさまらを倒すぜッ」


***ぽぽ＝アーネ１『豪華客船ポポポワール』


夜毎　命がけのギャンブルが行われる狂気の船
参加者は人生から落伍した人間達
彼らは命を懸けて　見合わない勝負し　傷つき　時には死んでいく
中にはときおり魔人の姿を見る事もある
魔人能力鎮圧システム「ティアーズ」で遮断された部屋で　戦わされる魔人
その能力も　部屋の外で下卑た笑いを浮かべるセレブ達には届かない

死と狂気を眺めながら豪華な食事を楽しむと言うのが　この船の下劣な趣向である

その中で最高の待遇を誇るＶＩＰルームで２人の魔人が食事をしていた
老人「ふふふ…　何ともおぞましい光景ではないかアーネ」
ぽぽ＝アーネ「そうですわね　お父様」
老人「この純粋な生存本能　こういう状況で生み出される魂こそ　美味の頂点じゃ」
アーネ「何かを求めるエネルギー　夢とは儚い物ですわ」
老人「夢と魂とは同義　この場では強制的にではあるが　生き残りたいと言う魂の強さと富を得たいという夢が生まれる　悪くはない…」
アーネ「我ら　一族もここ最近　少し人数が減りましたわ」
老人「惜しい奴もいる…　使えるもの　価値あるもの　は生き返らせてやりたいな」
アーネ「良い魂の採取が必要ということですか　お父様」
老人「そういうことじゃな」
アーネ「松平首相の件は　ご存知で？」
老人「愚かな男だ　法律如きで魔人がどうにかできるものか」
アーネ「その件で　面白い情報が手に入りました」
カチャリ　老人が食事の手を止める
食べかけの食事は怪しげな色で光り輝いている

ぽぽ＝アーネの差し出した資料に目を通すと老人は笑った
老人「ふふふ…　あの男達が動くか　それは面白い　奴らこそ力を求めるモノだ　そのために巻き添えや犠牲は惜しむまい」
アーネ「クーデター軍は南北両方のアメリカ大統領からも支援を取り付けているようです」
老人「それは良い　日本を売ってでもという事か！！　我が娘よ　お前も解っておるだろうな？」
アーネ「はい　お父様　我が社も支援にまわっております　私自身が前線にでましょう」
老人「どちらも手段を選ばん男だが　契約するとなると　やはり…」
アーネ「範馬慎太郎でしょう　彼は約束は守りませんが　契約は裏切りません」
老人「良い　これは楽しみだ　ふふふ　期待しているぞ　我が娘よ」
アーネ「夢と魂の砕ける様を御見せいたしますわ　ご期待下さいな　お父様」


***ぽぽ＝アーネ２　星野召喚ＳＳ（星野は僕っ子だｗ）


夕暮れの繁華街をトボトボあるいている　１人の魔人がいる
手には弁当と飲み物の入ったコンビニの袋　
彼の気持ちは　今　程よくムカついていた

（僕の名前は星野　夜　凄まじい力をもった　凄い魔人だ
畜生　あのアホ上司め！！僕の力がわからないなんて　目が腐ってんじゃねえの？
僕がスタメンに入れば　勝利は確定だって話だよ　ホント！！）
なにやら　ブツブツ呟きながら　３畳一間の下宿先のボロアパートの前にたどり着いた彼の耳に
妙に　軽い調子の歌が聞こえてきた

「補欠かな？」と思ったら～♪　お電話下さい♪
ぽぽスタッフサービス～♪　1ターンだけの簡単なお仕事で～す♪

ジャン♪
エレキベースを奏で終わった　その女性（高級そうなスーツを着込んでいる）は彼を指差してお辞儀をした
「始めまして　御機嫌よう　私　魔人材派遣会社ぽぽスタッフサービス社長　アーネと申します」

「はぁ…」
何を返して良いかは解らない　ただその名前は聞いた様な気がする　確か　クーデター軍の…

「貴様っ！！」
身構えて能力を発動しようとした瞬間　エレキベースから光が放たれた

「お静かになさっていただけません？　こちらとしても穏便に話し合いにきているつもりなのです」
彼の足元には焼け焦げた穴　ビームか何かだろうか

「えー　私どもの調査によりますと　貴方　スタメン落ちなさってますわね？
　いえいえ　気になさる事ではありませんわ　貴方ほどの魔人をスタメンに入れないなんて　どうにかしているとしか思えません
　我が社では　貴方のような人材に活躍するチャンスを提供したいと思っておりますの」

「何だと？」

「うふふふふ…　そもそも魔人とは自己の想念を発露したいもの
　能力などと言うものは　使って目立たなければ　何の為にあるのか
　最近は　仕事も活躍の場もない魔人達が能力を失うという話もあります」

「くう…」
確かに能力消失は稀にある現象だ
使う機会のない能力は存在しないのと同じ
そして能力のない魔人など魔人ではない

「能力…　使ってみたくありません？　
　うふふふふ　貴方ほどの魔人が能力を腐らせるなんて　勿体無い話
　勿論　活躍に見合ったお給料はお支払いいたします」

「アンタ　所属勢力って奴を　知っているのか？」

「うふふ　ソレは勿論
　でも　我が社としても契約先がクーデター軍なだけであって　主義とか主張なんてどうでもよろしいのです
　貴方だって　そうでしょう？　スタメン落ちした今　何の躊躇いがあるというのです
　こんな　ボロアパートでコンビニ弁当食べてる場合ではないでしょう？」

「ぐぅ　た　確かに」

「簡単なお話です　我が社と契約して１ターン活躍していただければ
　貴方は　日本中に名を知られることになるのです
　計画がどちらに転ぼうとも　その戦いに名を残すなんて　素敵じゃ有りませんか」

「な　なるほどな　よし」
そうだ　僕の実力がわからない上司なんてどうでもいい
この戦いは　テレビにも映る
そこで活躍できれば　こんな生活ともおさらばだ！！

「ご契約　なさりますわね？　うふふ
　では　こちらの契約書にサインを
　登録料が発生いたしますが　実際に働いていただいた後の　後払いで構いませんわ
　お給料はコチラです　後の詳細は　契約書をご覧くださいな
　当日は　私の能力で　現場へと派遣させていただきます　よろしいですか？」

ああ　構うもんか　サインしてやるさ　こんな細かい字の契約書なんて読んでられるか！！
これからトレーニングだ　確実に能力を発動させてやる！！
本番で活躍するのは　この僕だ！！

元気良くアパートの階段を登っていく魔人を見送りながらアーネは呟いた
「あらあら　契約書ってのは　よ～く　読んどいたほうがいいですわよ
　ま　ええわ　これでもう１０人目やね　毎度ありー」
関西弁で独り言を行った後　アーネは車に乗り込んだ
「次は　誰をスカウトしようかしら」
走り出した車の中には自作のＣＭソングが流れている

「補欠かな？」と思ったら～♪　お電話下さい♪
ぽぽスタッフサービス～♪　1ターンだけの簡単なお仕事で～す♪

「うふふ　活躍して目立つのが魔人の夢　
　夢と引き換えにするものなんて　昔から決まっているじゃない」 


***ぽぽ＝アーネ３　ＣＭソング　ＴＶで流れてるのは１～２番だけだよ


１　「補欠かな？」と思ったら～♪　お電話下さい♪
ぽぽスタッフサービス～♪　1ターンだけの簡単なお仕事で～す♪

２「魔人なんだから能力を使いたい」そう思って電話した～♪
親切な対応　高い給料～♪　僕でも出来る簡単なお仕事デース♪

３「燃え尽きるほどのやりがい」「天国に登る気持ち」経験者の言葉に胸が躍る♪
だから契約書に判子押した～♪　すぐに来てくださいお仕事Death♪

４「期待してるよ～」派遣先の人の言葉に感激♪
だから頑張ったよ～♪　死ぬほど頑張った～♪

５「給料は振り込んでおきますので派遣登録料として先に魂頂きます」　あれれ？♪
なにそれ？　聞いてないよ？　契約書に小さく書いてある？
すぐに死んでくださいませ～♪　ぎゃー！！


***ぽぽ＝アーネ４　小竹様召喚


ほの暗い１室で　その男は　微笑んでいた
「ふふふ　総て計画通り　クーデター軍には俺の思考は読みきれまい」
そう　この戦いも　小竹にとって布石に過ぎないのだ

バン！！
唐突に扉が開けられた
「な？　閉まった　ココが嗅ぎ付けられるとは！！」

「小竹さんですね？　私　ぽぽグループに所属しております　ぽぽ＝オットーと申します」

「ぽぽ？だと？　クソ　しかし」
彼の手元にはガス栓が握られている

「あ　お持ち下さい！！　私は敵ではありません」

「フン　信じられるものか」

「そんな場合ではないのです　奥様が出産なされます　貴方の子供です！！」

「な？　僕の…　子供？」

「そうです　もう出産される事になるでしょう　私の妻の力で　現場に派遣する事もできますが…」

「む　むぅ」

「子供を抱き上げてみたくない親など居ませんよ　妻を愛していない夫などいませんよ　さぁ　コレを逃せば一生後悔します」

「解った　サツキ　我が子よ　今行くぞ」
扉の向こうに消えていく小竹を見守りつつ
ぽぽ＝オットーは呟いた

「ふ　１ターンだけですよ　そして魂もサービスです　妻と違って私は　愛に目覚めた人には優しいのですよ」


***ポエム


スタメンポエム

二千年の廃墟への回帰願望。
言の葉の迷宮の囚われ人。
天使と悪魔が夢見る夢幻郷。
水鏡の杯は天の逆月を映し出す。

蹂躙するは亡人鉄騎。
頭蓋骨の祝砲をあげる。
魂吸楽士（こんきゅうがくし）の円舞曲。星見の貴人は粛々と歩き、息絶える。
蛮族と機械人形の撲殺舞踏会。
白金色の新世界。



真紅の道化師（ピエロ）が崩れるとき
青き泉は時を止め　緑の歯車が動き出す
解き放たれし罪人が　深淵に出会うとき
漆黒の翼は闇を舞う



踊る踊るよ月が躍るよ
唄う唄うよ夜が唄うよ
こっちにおいでと手招きするのは石鹸まみれの死刑囚
私がこの手に望んだ者は儚く吐かない破壊人
僕が最期に臨んだ物は望まぬ最後の祭後の宴
ただの一つの願いすらも全ては砂上のロマネスク
一人夢見る記述式の奇術師達が
てけりてけりり転がり落ちて
てけりてけりり死んで逝く
私の右手に弱肉強食僕の左手絢爛豪華
立てる中指無くしても心にビールは忘れない
私が君に望むのは
僕が君に望むのは
僕らがこの世に望むはただ一つ
目の前の糞野郎に地獄を見せたいのならただ一つ
あらん限りの叫び声を！！



我が求めるは停滞
夢も希望も全ては豪雷に打ち破られ、朽ち、枯れ、消え、果てていく
残されるは静寂
闇を見据え眼を開き、抉り、投げ捨て、そして、飲み干す
遥か彼方に見えた幻想もこなたの現に呑込まれ、果てなき理想も底へと沈む
其処の底はどこでもなく
鯨の骸と猫の瞳だけが私を見据える
ここではそれが全て
首を括り涙を流し持てる全てを塵へと変える
それでも夜は終わらない
首切り男爵と死体使いが手と手を繋ぐ
腐った道化師たちが遮る物無き密室でワルツを踊る
それでも夜は終わらない



降り注ぐ死体の雪
埋葬された没落人
焼け落ちる空
切り刻まれた花畑
母の胎内で眠る図書館
食い破られた妹
息を吹き返す人形
さぁ、目覚めよう
終わりの終わりを初めて始めて終わらすために



ああ、紅い華は散ってしまった。
どうしてだ。どうしてだ。
河の上のうたかたはいついつ消える。
花弁はどこにも飛ばせない。
ああ、友は死んでしまった。
墓標に華を捧げようと思ふ。



皆大好きぷにぷにシュークリーム。
僕も君もママも赤ちゃんも大好き。
甘～いクリームはフルパワー。
真ん中を押してみたらうんこが出てきた。



骨は拾うな。血は浴びるな。
僕は誰にも見つからない。
その手は目を覆うことも耳を塞ぐことも首を絞めることもできる。
呼ぶ気がないなら名前なんてつけないで欲しい。
もう眠たい。



　今日はお友達と遊ぶ日です。
　お人形さん遊びをする予定です。
　私がお人形さんの役をします。
　綺麗な服を着て踊ります。
　お人形さんの目は大きいので飛び出ます。
　お人形さんは微笑んだまま動きません。
　そんな風にするから。
　お人形さんはすぐに壊れちゃうんです。



あの人の事を想い　夜空を見上げる
窓を見上げれば　きらきら光るスナイパー
パァン　パァン　持ってて良かった
ゲームボーイアドバンスエスピー

あの人は今　何をしてるかな
いつものように　おにぎり壁に投げつける
あぁん　あぁん　お母さんが泣くわ
中身は昆布すじこ　チーズ



認めろって？
何を認めれば良いんだ！！

この世の理不尽を認めれば良いのか
神の存在を認めれば良いのか

お前の存在を認めれば　俺の存在を認めてくれるのか
お腹の子供を認めれば　俺の自由を認めてくれるのか

過ちを認めて　罪を償うのか
功績を認めて　褒め称えるのか

幽霊の存在も　宇宙人の存在も　総て認めてやるから　俺の事を認めてくれ
法律も　宗教も　思想も　主義も　総て認めてやるから　俺の言葉を認めてくれ

過去を認めても　未来を見ることすら認めてくれないのか
お前の愛も　夢も　勇気だって認めてやるのに　俺の心は認めてくれないのか

ああ　認めてやるさ　総て認めてやる
この素晴らしいクソッタレな世界を認めてやる
さぁ　何を認めて欲しいんだ

「宅配便デース　判子いただけませんか？」
「あ　認印でいいですか？」

タイトル　認印



ぽえむ　「うんこ」

草食動物のうんこは臭くないうんこ
ころころ　可愛い　まーるい　うんこ

肉食動物のうんこは　くさーい　うんこ
形も　悪い　暴れん坊うんこ

雑食動物のうんこは　中途半端うんこ
そこそこ　臭くて　そこそこ　汚い　中途半端うんこ

人間は雑食だから　中途半端なうんこだね



～死ねばいいのに～


あんたなんか生まれてこなければ

あんたなんか生まれてこなければ

あんたなんか生まれてこなければ


あんたのせいで私が生まれた

あんたがいなかったら私は無の中で永遠の幸せだったのに



ぱんだはかわいい　ぱんだはしろとくろだ　ぱんだはちょうかわいい

ぱんだにだきつきたい　ふかふかぱんだにだきつきたい　ぱんだぱんだぱんだ

だけど

ぱんだより　いぬのほうがすきだ　わんわんほえるいぬがすきだ　じゃれついてくれるいぬがすきだ

かわいい　かわいい　いぬはかわいい　さんぱするのもたのしい　さんぱでいうこときかないのもいとおしい

いぬだ　いぬだ　いぬだ　いぬがかわいい　だけどいちばんすきなのはへびだ　めがちょうかわいいんだもん

だからいぬは　あんまりちょうしのるな　えさやらんぞ



にゃーにゃにゃにゃっにゃっにゃ！
にゃんにゃんにゃんにゃー！にゃのにゃのにゃ！にゃん！にゃん！
にゃにゃー！にゃんにゃんにゃ？にゃにゃん！にゃーにゃーにゃー
にゃーにゃーにゃにゃにゃーにゃ～ご！



うんこって　ソフトクリーム　そっくりだ　「季語：ソフトクリーム」
砂糖だと　思っていたら　塩だった「季語なし」
木蓮に　差し込む日差し　雲母の玉　「季語：木蓮　字余り」
うんこさん　だと思ったら　うんこさん　「季語なし」
もうなんか　５・７・５が　ダルいんです　「季語なし」
形式からの解放も一種の芸術だと思うんだ　「季語なし」
アタイのことを抱いておくれ！！　「季語なし」



ばんごはん　おれのきらいな　ものばかり    </description>
    <dc:date>2009-08-18T18:10:15+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/2.html">
    <title>メニュー</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/2.html</link>
    <description>
      【MainLink】
[[戦闘破壊学園ダンゲロスwiki&gt;http://www34.atwiki.jp/hellowd/]]
-[[キャンペーン一覧&gt;http://www34.atwiki.jp/hellowd/pages/144.html]]
-[[総合掲示板&gt;http://jbbs.livedoor.jp/game/39801/]]
----
【システム】
-[[ルール概要&gt;逆こたルール概要]]
-[[特殊能力ガイドライン]]
-[[転校生について]]
-[[応援ボーナス]]
-[[地形]] &amp;ref(http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=arrow.gif)　[[初期配置]]
-[[Q&amp;A]]
-[[GKスタンス]]
----
【兵士名簿】
-[[クーデター軍]] &amp;ref(http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=arrow.gif)[[スタメン&gt;クーデター軍スタメン]]
-[[小竹私設兵団]] &amp;ref(http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=arrow.gif)[[スタメン&gt;小竹私設兵団スタメン]]
-[[日本国]] &amp;ref(http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=arrow.gif)[[スタメン&gt;日本国スタメン]]

【決戦】
-[[スケジュール]]

【作戦掲示板】（4/25公開） 
-[[クーデター軍&gt;http://jbbs.livedoor.jp/anime/6515/]]
-[[小竹私設兵団&gt;http://www2.atchs.jp/konndokosokanarazu/]]
-[[ＧＫ掲示板&gt;http://jbbs.livedoor.jp/music/21995/]]

----
【ストーリー：AD2014】
-[[72年後の歴史書]]
-[[キーワード]]

【イラスト＆ＳＳ】
-クーデター軍 [[イラスト&gt;クーデター軍イラスト]] ＳＳ[[①&gt;クーデター軍ＳＳ]][[②&gt;クーデター軍ＳＳ２]]
-小竹私設兵団 [[イラスト&gt;小竹軍イラスト]] [[ＳＳ&gt;小竹軍ＳＳ]]
-その他 イラスト [[ＳＳ&gt;その他ＳＳ]]

----
-[[トップページ]]
-[[メニュー]]
----
**更新履歴
#recent(10)    </description>
    <dc:date>2009-08-18T18:06:56+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/89.html">
    <title>その他ＳＳ</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/89.html</link>
    <description>
      *その他SS

#contents


***プロローグ


異端者として迫害されている魔人たちの怨嗟の声が、ついに二派のレジスタンスとして国家権力への反乱となった！
各レジスタンスリーダーの小竹と叛魔は、学生時代に反目しあった仲。
それぞれ異なる思想と主張を持つが、どちらも腹に一物もった人物である。
国会議事堂に突入したレジスタンスを迎え撃つのは、時の総理大臣松平健三。
ただの人間ながら対魔人ロボ「ＴＡ－３５ＲＧ」に単身搭乗して、制圧に乗り出すぞ。
いま、三つ巴の戦いが始まる――……！


***松平健三登場


「母上、本日第９５代内閣総理大臣を賜りました。徳川幕府再興への第一歩となる記念すべき日です。」
「・・・・・・。」
「政権を朝廷に譲り渡してからというもの・・・、我が徳川家の日本は弱体化一途をたどっております。」
「非常に嘆かわしい。」
「・・・・・・。」
「しかし、私が一国の長となったからには封建制度にのっとったシステムを確立させ、国民を管理していくことを誓います。」
「・・・・・・。」

他人が見れば奇妙な光景だろう。
松平健三は正座をし、頭を下げながら、“人形”に向かって話しているのだ。
白無垢を纏った1.5ｍほどの和人形である。

しかし、松平にとって忘れてはならない重要な儀式であった。
朝、一日の誓いをたて、晩にその報告を行う。


松平の先祖、徳川家康は人間の身でありながら魔人たちが群雄割拠する戦国時代を勝ち抜いた人物である。
また、江戸時代はそのまま魔人弾圧の歴史でもある。
魔人の大名家は即取り潰しにあい、当時最凶の魔人である天草四郎時貞が起こした島原の乱への鎮圧は熾烈を極めた。
他にも数々の魔人たちが秘密裏に処刑されている。

後日、松平が提出する予定である「魔人再生法案」が徳川幕府の方針と関連性があるかは不明である。
だが、内閣総理大臣となった松平の方針は明確だ。

・徳川家を中心とした封建社会の確立（将軍職就任後、徳川姓へ改名予定）
・海外と渡り合える軍事力の保持（武士階級の復活）

松平は考える“一人の権力者と優秀な官僚がいれば、この国は正しく動く”と
そして、“そのシステム作りのためには強引さと犠牲は必要だ”と

松平にとっても、容易な道のりではないだろう。
だが、自ら死地に向かう覚悟はできている。

「母上・・・。」


***松平健三出撃


「総理、ご無事で・・・。」
生き残った衛兵が駆け寄る。
「うむ。」
冷静だ。奇妙なほど冷静だ。
いや、いやしくも一国の長である。取り乱すことなどあってはならないのだ。
しかし、この10分にも満たない間に国会議員全員と閣僚の半分以上を殺されたのだ。
ここまで冷静に振舞えるものなのか・・？

「状況は？」
「はっ・・。」
松平と秘書の冷めた会話は続いている。
「で、例のものの到着時刻は？」
「予定では、2時間後に上空へ現れるはずです。」
不自然なほど、そこだけ温度が低い。

生き残った閣僚達は歩き回ったり、建物内の地図を広げて逃げ道を探したりしている。
全力で生き残るために必死だ。こっちの方がよっぽど人間らしい。

「皆さん！！あなた方大臣はこの国の代表であることをお忘れなく。有事の際には、それ相応の覚悟があるべきだと考えています。今からそれを問いたい！！」
いつの間にか松平は鎧兜を装着していた。
「な・・・、覚悟？」
「何を言っているんだ！元はといえば、総理、あんたがあんな法案を無理やり通すから・・！！」
「それに何だ？その格好は！ふざけてるのか！！！」
閣僚達の怒りの矛先が松平に向かう。
だが、松平は冷静なままだ。
「私は、ふざけてなどいません。すでに覚悟を決めています。」
「この国と共に滅び、この国と共に生きる覚悟を・・。」

「あれを・・。」
秘書がリモコンを操作するとＴＡ－３５ＲＧが床下から現れる。
総理専用機としてカスタマイズされた特別機だ。
「松平家にとって200年振りの戦だな。」
「御武運を・・。」
「ふん、たった2時間だ。心配はいらない。」
時間を稼ぎクーデターを長引かせた後、シェルター内へ逃げ込めばいい。

そう・・タイムリミットは2時間。
すでに防空識別機能は停止させている。
西の大陸からの爆撃機が上空に現れるまで、あと少しだ。

松平は全て知っていた。
いや、全て松平の手のひらの上で踊らされていたのだ。
クーデター鎮圧が目的とはいえ、他国から爆撃を受けるのだ。
軍隊を持つことに消極的な国民の目を覚まさせるには調度いい。

松平にとって、魔人再生法案などどうでもいい存在だ。
「自衛隊の国軍化」を自分の代で達成させるための手段でしかない。
永田町が灰になろうといとわなかった。
ただ、都合の悪いことを押し付けられる者達が必要だった。

計算通りに動いてくれた範馬慎太郎や小竹に感謝しつつ、松平健三は出撃する。


***愛國者


昔から、この國にはこの國のことを愛してやまない人々がいた。
あの時から、あの敗戦からずっと機会をうかがっていた。
地に隠れ、闇にまぎれ、日本中に根を生やし、暗躍してきた。
彼らは常に思っていた。あの戦争まではよかった。強くたくましい日本が作れた。ホシガリマセンカツマデハ、アメリカジンヲブチコロセ、ススメイチオクヒノタマダ、ススメススメススメススメ……
そう、あの敗戦まではよかった。強くたくましい日本男児、志の高い若人が溢れていた、しかし、あの時全てが変わってしまった。今ではもう見る影もない。軟弱な男、夢のない人々。
あの頃はよかった。
そう、これは全ては國が弱いせいだ。この國が軍隊を持たぬせいだ。軍國でない為だ。
あの時、敗戦直前、諦めずに次の一手に出ていたのが功を奏した。
あの時の力強い日本はすぐ近くに来ている。トリモドセル、アノコロのタイセツナモノを。
大切な強い強い日本を。

松平健三は神輿だ。新しい強い日本のための礎なのだ。誰がどこにどう関わっているかもわからない。
大きな流れの中で立てられた愚かなただの人柱。


***範馬慎太郎


防衛大学校
陸上、海上、航空、各自衛隊の幹部自衛官を教育する防衛省の施設・機関
ここを卒業したものは、曹長に任命され幹部自衛官の道を進むことになる。
全寮制であり、約１５００人の学生と５０人の魔人学生が生活している。

その魔人学生の中でトップに君臨しているのが、通称「金の鹿」と呼ばれる女性である。
３年生であり、高校時代アイドルグループに所属していた経歴を持つ。
誰でもその名を聞けば分かる。範馬慎太郎もその顔立ちは知っていた。

範馬慎太郎は希望崎学園卒業後、防衛大学校に入学している。
目的はただ１つ、この大学の魔人たちを掌握し、手駒として手に入れるためだ。

トップを獲るのは簡単だ。
毎週金曜日の夜、金の鹿は希望者全員とタイマンをする。
それに勝てさえすればいい。
ただ、約２年間トップは交代していないらしいが・・。

第一週目、範馬は見学することにした。
敵の情報を知ることが大切だ。闇雲に戦っても意味がない。
自分には明確な目的があるのだ。

金の鹿は眼帯をし、皮製のチューブトップ、ホットパンツを着用している。
武器らしきものは持っていない。
今回は２０人ほど参加者がいるようだ。新入生が多い。
余裕と期待が入り混じった顔だ。
勝てば元アイドルの金の鹿を、文字通り“好きにしていい”のだから。

金の鹿「じゃあ、始めるよぉ～。ん～、今日は面倒だから全員でかかってきなよぉ。」
言うやいなや、金の鹿の姿が消える。聞こえるのは人が倒れる音のみだ。
３秒も経ってないだろう・・。
２０人の魔人全員が倒されていた。悲鳴すらあげる余裕もなかった。

あっけにとられているギャラリーを尻目に、さっさと用意を整え寮に帰宅してしまった。

彼女の能力名は「クロックアップ」
自分の脳を８０倍に高速回転させることができる。
その結果、彼女の時間感覚は研ぎ澄まされ、ゆっくり流れることになる。
１秒間が彼女の中では８０秒に感じられている。
後はひたすら筋力を鍛え、その時間感覚に耐えうる肉体を作り上げることでこの能力は完成した。
今回もクロックアップをしながら、殺さないように加減をし、空手チョップを順番にしていっただけである。
攻撃力自体は普通であるが、速度が通常の８０倍だ。
いつも彼女は力加減に苦労している。

“鹿”の下に“金”を合わせると“鏖（みなごろし）”となる。


***【小竹の動機】


　小竹は焦っていた。

　押し寄せるオール電化の波。　このままでは、この国からガス栓は消滅する。
　ガス栓のない未来などに、なんの価値があろうか？

　作戦決行の前日、希望崎学園内の薄暗い一室で、傍らに控える副官に向かって、小竹はそう説いた。
　黒いヴェールに身を包んでいるため、副官の表情をうかがい知ることはできない。
　『彼』　なのか『彼女』　なのかも分からない。　副官が訊ねた。

「では…小竹様の野望とは…」
「無論、この国にガス栓が必要だという事、その認識を全国民にあまねく広めることだ」

　小竹は遮光カーテンに指をかけ、外の様子を窓から眺めていた。
　希望崎学園そのものは、未だ世間のオール電化の波から守られている。
　変わらない、そんな母校が彼は好きだった。

「君も、私が“第三次ダンゲロス・ハルマゲドン”で生徒会を率いていたことは知っていよう」
「…は」
「あの戦いは、そもそも個人的な動機から始まっていてね…」

　小竹は目を細めて、当時のことを思い出した。　忘れえぬ、黒い記憶が蘇る。

　小竹が魔人として覚醒したのは、幼稚園に上がる少し前のことだったが、能力そのものが完璧に“固着”したのは、高校３年時のことである。　それまで茫洋として形を成さなかったそれが、“フジシロ”という爆弾魔の能力を目撃、能力が完全に目覚めた。　ガス栓をひねることによる、フィールド十字爆破能力。　小竹はこの能力こそが、自分の天分だと確信していた。
　しかし、夏休みを直前に控えたある日、悲劇が起こる。　自宅をリフォームし、オール電化にするというのである。　小竹家のリビングで、テーブルを叩く音が空しく響いた。
「考え直してくれ、父さん！　ガス栓のない家なんて、それは家じゃない！」
　悲鳴のような懇願が響き渡る。　激昂する息子に、父親は案ずるような視線を投げ掛けて言った。
「お前はなにを言っているんだ。　ガス栓がなくても、家は家だよ」
「…大人ってやつはいつもそうだ！　何も分かっちゃくれない！　僕がどうして生徒会長になったと思ってるんだ！」
「お前が生徒会長になったことと、ウチがオール電化になることに何かの関係が…？」
「そんなものあるわけないだろう！」
「…」
「もういい！　父さんには頼まない！」

　その後、母さんにも頼んだが無駄だった小竹は、ついに決心したのである。

「家でガス栓をひねることが許されないのなら…学校でひねるまでだ…！」

　リフォームを明日に控えた深夜の小竹家、灯りの消えたキッチンで、小竹はガス栓の開閉を繰り返した。
　ここに、小竹生徒会長のダンゲロス・ハルマゲドン開戦の決意は成ったのである。

「…では、小竹様がハルマゲドンに意欲を燃やされた理由というのは…」
「ガス栓をひねるため、全てはそのためだった。　…しかし力及ばず、僕はガス栓をひねることはできなかったよ…」
　小竹は寂しげに微笑む。　副官が目を伏せた。
「…心中、お察し致します」
「あの敗北以来、地に伏して力を蓄えてきたのは、全てこの日のため…最早、一刻の猶予もない」
　カーテンから手を離し、振り返って高らかに言った。
「来年になれば、国会議事堂までもがオール電化になってしまう…その前に！　彼の地のガス栓を、僕はひねってみせる！」
　副官は、嗚咽をこらえるような声音で、首肯する。
「及ばずながら…私も小竹様のお力になりましょう…」
　小竹の議事堂制圧の真の目的。　それは、議事堂の給湯室において、ガス栓をひねることにあったのである。

　決行を明日に控え、召集された小竹の私兵たちは、２人のいる部屋の扉の前で、その会話に聞き耳を立てていた。
　誰ともなく、言った。

「…作戦ブッチして帰らねえ？」


***【小竹の因縁】


ぽぽグループ系列ファミリーレストラン「ロイアル　ハスタァ」
正社員採用試験

面接官「特技はガス爆発とありますが？」
小竹　「はい。ガス爆発です。」
面接官「ガス爆発とは何のことですか？」
小竹　「特殊能力です。」
面接官「え、特殊能力？」
小竹　「はい。特殊能力です。敵全員に大ダメージを与えます。」
面接官「・・・で、そのガス爆発は当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか？」
小竹　「はい。敵が襲って来ても守れます。」
面接官「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
小竹　「でも、警察にも勝てますよ。」
面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
小竹　「敵全員に１０与えるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それに１０って何ですか。だいたい・・・」
小竹　「１０ダメージです。体力ダメとも書きます。体力というのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
小竹　「あれあれ？怒らせていいんですか？使いますよ。ガス爆発。」
面接官「いいですよ。使って下さい。ガス爆発とやらを。それで満足したら帰って下さい。」
小竹　「運がよかったな。まだ殴られてないみたいだ。」
面接官「帰れよ。」 

「ＴＩＰＳ」
ＣＭ
名状しがたきレストラン「ロイアル　ハスタァ」は　ぽぽ＝グループ系列ファミリーレストランです
オリジナルドリンク「黄金の蜂蜜酒」が大人気！！
ぜひご賞味下さい


***長谷部浩明


2014年4月25日　都内某所

一体、私は何を間違えたんだろうか。何故、こんなことになってしまったんだろうか。
希望崎学園元数学教師、長谷部浩明は明るい日差しの下、公園の片隅でひざを抱えながらいくら考えても答えの出ないことを、彼にはもう何もやることがなかったのでいつものようにぼんやりと澄み切った青い空を眺めながら考えていた。
……そう、あの戦いの直後までは良かったのだ。私は生徒を意のままに操り、ろくでなしどもを殺し合わせ、希望崎のあるべきバランスを保ったのだ。素晴らしい仕事だった。あのことを思い出すと笑みが絶えない。私は学園のことも思い、最もためになる働きをした。それなのに気がついたら私は退任していた。自分で考えていてわけがわからない。なぜ愛校心あふれる私があんな目に合ったんだ。
確かにアテが外れたことはあった。小竹が裏で糸を引いていた新生徒会が上手く学園を統治しだしたのだ。私はみるみるうちに学園の実験を掌握していく様に愕然とし、憎憎しく思った。そして、あの時の、あの戦いで滅びた番長グループと同じ目にあわせてやろうと思った。その矢先、私は解雇された。そして、あれよあれよという間に家族に逃げられ、あらゆる財産は差し押さえられた。もう、何もない。何も残されていない。
私の後任はスズハラ機関の息のかかった人間らしかった。龍閃獅を上手く始末して彼らの力が及ばぬようにしたはずだったのに。どうも、私は裏切られたらしい。しかし、それはいったいいつのことなのだろう。灯が、ヤツが私を見限ったのだろうとずっとそう考えていた。ヤツはナチどもから遣わされたエージェントなんだと。不要になった私を奈落の底に叩き落したんだと。でも、たぶんそれは違う。最近は不思議とそう思うようになってきた。その代わり今はこう思っている。もう、ずっとずっと前からここは全てはおかしかったのだと。全てが出来すぎているのだ、ナチどもはあまりに上手く関西を襲撃し、制圧した。そして、ナチどもとつながりのある小竹は私と私の愛する学園も支配した。私から全てを奪った。あまりに手際が良すぎる。どこかで誰かが手を引いてるとしか思えない。それは遠い昔から仕組まれていたに違いない。七年前、防衛庁は防衛省となった。その頃から国民の経済格差が広がった。働く気のない若者はくいっぱぐれ、きっと戦いに出る。七十年も前に滅びた軍国主義の再来だ。それはすぐそこまで迫ってきている。私にはわかる。常に荒み争いの火が消えなかった希望崎を愛する私にはわかるのだ。そして、きっとそんな馬鹿げたことをしでかすのは、それこそこの国を愛するがために動いていると思っているバカな連中がしでかしているに違いない。
「おーい、べっさーん。炊き出し始まるからよー早くきなー」
ホームレス仲間から呼ばれ長谷部は考えを打ち切った。
「あ、ああ。すぐに行くよ」
今日も楽しい食事の時間だ。一体何が食べれるだろう。


***国会議事堂


闇が覆う議事堂に、議長の声だけが響き渡る。
「審議を行います」
「賛成1。反対0」
「可決」
「審議を行います」
「賛成1。反対0」
「可決」
ただその言葉だけを繰り返す議長の声。その声に抑揚は無く、感情は存在しない。
いつものように議事堂で声を上げる議員も、居眠りする議員もいない。
生き残った官僚達は既にその身を守る為に安全な場所へと避難している。
文字通り傀儡となっている議長の機械音だけが、いつまでも議会に木霊していた―――。


***ＴＡ－３５ＲＧ


“ふん・・。馬鹿なヤツだ。人間がたった一人で俺たちに立ち向かおうなんて。”

松平はもう・・いない。
この強固なロボットの外に出てしまったが最後、か弱き人間が生き残れる術はないのだ。
ただ、“松平専用機”であるＴＡ－３５ＲＧが静かに残されているのみである。

しかし、そこにはまだ意思が残っていた。
“まだ、動ける・・”と
ただの機械である。もちろん人工知能など組み込まれていない。
だが、確かに強烈な意思表示をしていた。

魔人が一人近づく・・。
おそらくティアフルを用いて敵を殲滅するつもりだろう。
側面に立ち、鋼鉄の装甲に触れようとしたとき・・・。

自動的に扉が開く・・・招き入れるように・・。
正面のライトが点灯し、モーターが起動していく音がする。

コックピットに乗り込むと、目の前の画面にメッセージが現れた。
“このＴＡ－３５ＲＧの操作を行うにはヘルメットのご着用が必須となります。このヘルメットは特殊なセンサーが内蔵されており、思考回路を読み取ることで自動的に動くため、どなたでも快適に運転することができます。どうぞ右上にありますヘルメットをご着用下さい”

時代劇の役者が付けるカツラのようなデザインがされたヘルメットがあった。

少し離れたところにいる敵を睨むと口を歪め、ヘルメットをかぶる・・。

“勝った・・。”
きっと、この魔人はこう思ったに違いない。

・・・・だが

“グサッ・・・”
「ぐぅ・・あ・・あぁ・・。」
激痛が走る。
頭部に何か刺さったようだ。

手足をバタつかせるが、ヘルメットはとれない。

“バリッ・・。バリバリバリッ！！！”
「があぁあアアぁ・・・！！
高圧の電流をヘルメットから流され声にならない悲鳴をあげる。
だが、それも少しの間だけ・・すぐに魔人は気を失った。

・・・・・・・。

“脳神経系機能チェック・・異常なし、内臓機能チェック・・異常なし、筋肉・骨格・・”
“全ての身体機能は正常です。松平様、目を開けてください。”

魔人は目を開ける。いや、魔人になった元人間という言い方が的を射ているだろう。
ＴＡ－３５ＲＧにインプットしてあった松平健三の全てのデータは正常に魔人の脳にダウンロードされた。

「くくく・・・。これが魔人の体か！！素晴らしいパワーだ。」
松平は魔人の身体を奪い、見事に進化を遂げた。

権力、知力に加え、魔人の身体という暴力まで手に入れた松平にもう死角はない。


***松平健三


（出産後、和平が行われた後）

古来、中国では王者が善政を行うと、瑞祥として天が甘露の雨を降らすという言い伝えがある。
折しも、松平が「魔人再生法案」の撤回と終戦を決意したとき、国会周辺は雷鳴とともに大粒の雨に包まれていた。

魔人たちが集まっている分娩室の中心には木蔭サツキとその赤ん坊がいた。
その場の全員が新たな生命の誕生を祝福し、喜んでいた。

松平は思わず大臣室を飛び出し、その輪の中心へ向かった。
松母親の大きな愛情に包まれている赤ん坊に自分を重ね合わせていたのだ。

温かかったお母さん、優しかったお母さん、私の全てだったお母さん・・・。

「は、母上・・。」
秘書の制止を振り切り、無防備な体で一歩ずつ進んでいく。
ふらつきながら・・それでも、暖かな光に向かって


“バスッ”

松平の背後より物音がする。
振り向くと、そこにはTA-35RGが存在していた。松平専用機そのものである。
人を殺める武器は付いていないはずだが・・、片腕には銃口のような武器が備え付けられていた。

“ガギィ・・、バゴッ！　メギ・・。”

TA-35RGの外側の装甲が剥がれ落ちる。
ティアフルの核となる物質も何もかも無残に捨てられていく・・。

残ったのは、女性の顔を持った１ｍほどのロボットだった。

「母上！！」

和人形は微笑みを絶やさず静かに銃口を松平へ向けた。
いや、松平ではない・・。その後ろにいる赤ん坊へ向けているのだ。

「ど、どうしてなのです？・・母上。」

和人形は微笑んだままだ。

“パンッ”

乾いた音とともに松平健三は崩れ落ちる。

和人形はもう一度赤ん坊へ照準を合わせようとしていた。
そして、背後には４体の黒い影が浮かんでいた。    </description>
    <dc:date>2009-02-21T09:45:23+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/88.html">
    <title>小竹軍ＳＳ</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/88.html</link>
    <description>
      *小竹私設兵団SS

#contents

***スズハラエイジ


【スズハラエイジの生い立ち】

エイジの不幸な人生は、元を辿れば一枚の宝くじに行き当たる。
希望崎学園で恋に落ちたジュンヤとヨーコは、若者にはしばしば見られることだが、ＳＥＸに溺れて社会からドロップアウトした。
彼らは学校にも行かず、一日中抱き合って日々を過ごしていた。
ある時、ジュンヤは父親からくすねた紙幣の中に１枚の宝くじを見つけた。
８０００万円の当たりくじだった。
その日のうちに二人は関西へ旅立った。

復興中の関西。そこに法はなく、金さえあればあらゆるものは手に入る。
１千万に満たないと言われる人口に対して、打ち捨てられた住居は豊富であった。
古びたアパートを占拠した二人は、新生活というにはあまりに退廃的な暮らしを始めた。
アルコール、ドラッグ、ＳＥＸ。そのうちにヨーコは妊娠し、エイジを産んだ。
一方で、ＳＥＸの埋め合わせとして粗悪なドラッグを濫用していたジュンヤは性機能に支障をきたすようになった。
不能となった絶望は、そのはけ口をエイジに求めた。
毎日のように振るわれる暴力。かばい続けたヨーコは、ついには腰椎を損傷し、動くことすらままならなくなった。
しかし治療は許されず、ヨーコは施錠された部屋に閉じ込められた。
この頃のジュンヤには既に正常な判断をするだけの理性は残っていなかった。

狂人と不具者と新生児。そんな彼らが生活を続けられた理由はある人物の存在によるものだった。
そのあたりでは名の知られた何でも屋。国籍も年齢も不明だが、仕事の確かさで信頼されていた男。
スズハラという通り名で呼ばれていた。

ジュンヤの宝くじを額面の９割で買い取り、財産の管理をしていたのもスズハラであった。
スズハラ商店へ行けば生活に必要なものは用意されている。
受け取るだけであれば理性的な判断など必要はなかった。

エイジが２歳になってからは買出しはエイジの仕事になった。
週に一度の買出し以外に外出は許されず、アパートに監禁状態のまま育った。
テレビだけがエイジの相手だった。部屋は夏場になると耐え難い腐臭に包まれた。

１０歳になったとき、初めてのことがあった。
「預かった金の分はこれで終わりだ」
酒と食料品を渡しながら、スズハラが告げた。
いつもと同じ無表情、冷淡な口調。しかしそこには有無を言わせぬ迫力があった。
気圧されたエイジは思わず立ち去ろうとしたが、立ち止まり、しばらく店内を見渡した。
そして、人生で初めての決断をした。
「これは、いらない。代わりに刃物をくれ」


***真実の愛に目覚めた木蔭サツキ１


小竹、自分の手足となる人材を集めるため、旅立つことになる。

「しばらく君とは会えなくなるが……」
「気にしないで。あなたの妻になるのですもの、多少のことは覚悟してますわ」
「……無事を祈ってる」
「はい、いってらっしゃい」

背中を見送りながら、小さくため息をつく。
やはり「あのこと」は言えなかった。
言えばきっとあの人は、決心を鈍らせてしまうから。
あの人の身体は私だけのものじゃない。
私があの人の足を引っ張っるわけにはいかない。

「うっ……！」

突然の吐き気。
慌てて洗顔所へ駆け込む。

「はぁ……、はぁ……」

荒く息を吐きながら、お腹を押さえる。

「この子が生まれる頃には、きっとこの世界も過ごしやすくなっているはず。
　そう、誰もが安心してガスの元栓をひねることができる、平和な世界に」


***ハイジ


小竹私兵団には息苦しいほどの沈痛な空気がただよっていた。
みな落ち着かずに武器の手入れをしたり、歩き回ったりしている。
その表情は一様に暗かった。
範馬軍のクーデター鎮圧を名目に召集された私兵団であったが、範馬軍との戦力差が歴然であることは誰の目にも明らかだったからだ。
範馬はクーデターの準備に5年の歳月を費やした。
魔人自衛官として当初より頭角を現し、その野望を隠そうともしなかった範馬には自衛隊だけでなく警察・ヤクザ・政財界・裏の世界にいたるまで広いコネクションがあり、人材・資金・装備とも十二分の備えを有していた。
一方、表向きには死んだことになっている小竹は身を隠して行動せねばならず、彼のカリスマ性を以てしてもその差を埋めるには十分ではなかった。

緊張に耐えきれず、ハイジが思わず口を開く
「せめて、せめてあの方も私たちと一緒に戦ってくれれば･･･
　いえ、近くで見ていてくれるだけでも良い。
　そうしたら私たちは死など怖れはしないのに」
つい愚痴のようなことを零してしまう。
独り言のつもりだったが、静寂の中では嫌に大きく響いた。
「ごめんなさいね。みんなには苦労をかけて本当に申し訳ないけど、お願いだから頑張ってちょうだい」
いたわるような口調でサツキが言う。
彼女の慈愛に満ちた表情も今日ばかりはこころなしか翳りがみえる。
「い、いえっ、奥様。その、申し訳ありませんっ」
思わず目を伏せるとサツキのお腹が視界に入った。
ポッコリと膨らんだそこは、新しい命の存在を主張している。
そうだ、魔人として産まれてくるこの子のためにも、魔人再生法案を認めるわけにはいかない。
「あの方のためだけではない。私たちは未来のために捨て石になるんだ」 
いつの間にか全身の震えが消えていることにハイジは気がついた。


***玉藻


ゴォォォン･･･
遠くで何か大きな物が破壊されたような音がする。ついに範馬軍が動き出したに違いない。
弛緩しかけた空気が再び痛いほど張りつめる。
サツキの様子がおかしいことに気がついたのは玉藻だけであった。
「～～～ッ」声にならないうめきを上げてうずくまっている。
一瞬のうちにおびただしい汗をかいていた。
「こんな時に･･･まだダメ。お願いだからもうちょっとだけ待って･･･」
「サツキ。どれ、みせてみぃ」
ゆっくりと玉藻が近寄る。
周囲も気がついたらしく、不思議そうな顔で振り返り、全員が同時に硬直した。
「いかんな･･･このままだと直に破水する」
「そんな、どうしたら…」
小竹の私兵団はそのほとんどが若者だ。
唐突な状況に対応できず、みなオロオロと視線をさまよわせるばかりであった。
「ここで産むよりあるまいよ。すぐに準備をせい。たくさんのお湯と安全な場所を探してくるんじゃ。･･･急がんか！！」
玉藻の怒声ではじけたように走り出す。
作戦に備えて議事堂の構造は念入りにたたき込んでいたはずだったが、パニックで吹っ飛んだのだろうか。
全員の走り去った方向は見事にバラバラであった。
「まったく。頼りにならない奴らだよ」


***姫野崎燐


給湯室のことに最初に思い当たったのは姫野崎燐だった。あそこならば･･･
しかしすぐにそこが国会議事堂の中央部に位置していることを思い出した。
範馬軍はすぐにでも給湯室にたどり着くに違いない。
いそがなければ。一分でも、一秒でも早く、確保して時間を稼がないと。
気持ちばかりが焦り、足がもつれて転んでしまう。
「りんﾀﾝ！」
信者達がざわめく。
「そうだ…彼らが居た」
普段全く眼中にも入れてなかったが燐のまわりにはいつも信者達がいた。
作戦行動の邪魔になるといって何度も断ったのだが、今もなお20人がぴったりと張り付いていた。
「あなたたち、燐を助けてくださいませんか？」
ウルウルと目を潤ませて信者達に問いかける。
今まで一顧だにしてもらえなかった彼らは、初めて隣から声を掛けられたことに狂喜乱舞した。
「りんﾀﾝのためなら死ねる！りんﾀﾝのためなら死ねる！」
「だったら･･･お願い。私のために死んで？」


***希望崎太朗


希望崎太朗はとまどっていた。
「俺は一体、何をやっているんだ？」
今まで何度となく自分に問いかけた疑問のように思うが、この時のそれは全く違う意味だった。
彼がこの戦いに参加したのは至極利己的な理由であった。
希望崎学園の理事である希望崎家に生まれながら、正妻の子ではないという理由で太朗は冷遇されて育った。
甘やかされてぬくぬくと育つ兄たちを見るたびに生まれる劣等感と憎しみで彼の心は満ちていた。
自分でそれを疑ったことはなかった。
人を殺せば褒められる。勝てば権力が手に入る。そう聞いたからここにいたはずだった。実家でこそこそと居候する陰気な小男。小竹のことはその程度にしか思っていなかった。
「なのに、なぜ俺はこんな事を？」
太朗の足はまっすぐに範馬軍の方へ向かっていた。
範馬軍はいきり立って怒濤のような勢いで向かってくる。
太朗は両手を広げ、あらんかぎりの声で叫んだ
「聞け、貴様ら！！いまはこんな事をしている場合ではないのだ！！


***スリミ


「頭が下がっておるぞ、しっかり持ち上げんか」
そんなこというなら自分も手伝えばいいのに･･･年寄りはものぐさばかりだ。
スリミは玉藻の方を睨み付ける。
ハイジがみつけてきた担架を使ってサツキを運ぶ途中である。
決して揺らさないように、しかし悠長にはしていられない。
担架を持つ両腕にかかるのは二人分の生命の重み。
魔人とは言え非力なスリミとハイジにとっては容易な仕事ではなかった。
職員や警備員の死体を踏みつけながら進む。
戦場の出産、か。
生と死の鮮やかな対比。これまで手がけたどんな舞台よりも素晴らしいモチーフだ。

「ごめんなさいね。こんなときに私が迷惑を掛けてしまって」
サツキが心底すまなそうに詫びる
「そんな、奥様は気になさらないでください。もうすぐ給湯室につきます。
　そこならお湯も清潔なタオルもあるはずですよ。何の心配もありません」
自分で言いながら、とても信じられない。
しかしこれだけはどんなことをしても成功させてみせる。
それだけの価値のある仕事だと思った。

ようやく給湯室が見えてきた。
ほっと息をつきかけたとき、視界の隅で玉藻の躯が翻った。
パラララララララッ！同時に乾いた破裂音が響き渡る。
スリミをかばうように立った玉藻の全身に数十発の弾丸が着弾した。
馬鹿な…範馬軍！？
「ずいぶん早いお着きじゃないかい」
表情一つ変えずに玉藻が言う。
周囲は武装した複数の兵士達に取り囲まれていた。
いつのまに…？いくらなんでも早すぎる。
まだ本格的な戦闘が始まった風には思えなかった。
それとも、私兵団は既に音もなく壊滅させられたのだろうか…
「ふん。こいつら、この世の存在じゃないね。どっからか湧き出してきたらしい」
霊体？それならまだ給湯室は無事かも知れない。
他のみんながまだ守ってくれているはずだ。
「サツキ、動けるかい？あんたの子供はわたしが取り上げてやるつもりだったけどね。
　ひとりでやらないといけなくなっちまったようだよ」
「はい…わたしなら大丈夫。心配しないでください」
とても大丈夫そうには見えない。
顔色は真っ青だし全身は汗でびしょ濡れだ。
それでも気丈な表情を浮かべ、サツキは立ち上がった。
「良い子だ。こんなことで参ってちゃ母親なんてできないからね。しっかりやるんだよ。
　スリミ。ハイジ。こいつらは一歩もここから通さないよ！」
言われるまでもない。舞台を演出することこそが私の使命。
範馬軍よ、貴様らの血で王子の誕生に華を添えさせてもらうぞ！


***梶留建造


ふらつく足取りで、サツキは一歩ずつ足を進める。
決して振り返ってはいけない。
みんなに応えるために、私は私の仕事をやり遂げなければならない。

とうとう給湯室にたどり着いた。確かにそのはずだった。
そう思っていたのだけれど、これは何かの間違いかしら…
ドアを開けたそこには頑丈そうなベッドが備え付けられていた。
清潔そうなシーツやタオルも準備されている。
これは一体？もしかして私は夢を見ているのかもしれない。
そうではないことに気がついた。
ベッドのすぐ脇には大きな給湯器、そしてでかでかとその存在を主張するガスの元栓があったからだ。
「オール電化になんてもったいなくて変更できないくらいの立派なガス栓をつくってやりますよ」
梶留の笑顔が浮かぶ。彼は本当にやってくれたのだ。
ついでにこんな素敵なベッドまで。
涙があふれた。
ありがとう。わたし、必ず立派な赤ちゃんを産んで見せます。


***春夏秋冬巡


春夏秋冬巡はサツキのことが好きだった。
サツキの表情にはいつも少女のような瑞々しさがあった。
それはきっと小竹への一途な想いによるものなのであろう。
愛は永遠。…とはいうものの、それは愛が幻想であるからこそ成立する言葉である。
ところがサツキは愛を現実にしてしまった。
小竹の愛を手に入れてからというもの、サツキはどんどん変わってしまった。
充足感、憂い、そして自信。
これまで見られなかった表情が数多く見えるようになった。
そして変化はついに肉体にまで及んだ。受胎したのだ。
サツキの身体がいびつに歪んでいくのを、巡は見ていられなかった。
自分と共に永遠を語るにふさわしい存在だと思っていたのに。裏切られた思いだった。
子供を産んだ女性は決定的に変わる。
元の神聖さは影も形もなくなり、取るに足らない現実に縛り付けられる醜い存在になりさがるのだ。
巡はそう信じていた。

サツキが給湯室に入っていくのを巡は見ていた。
「そんなものが、そんなものが本当に大切なの…？お願い、私を置いていかないで」
追いかける巡の足取りの方がよほど不確かだった。
戦場の中を亡霊のように進む。
「そうよ、殺してしまえば良いんだわ。サツキさん、私と永遠を生きましょう」
給湯室までたどり着いた。
ドアを開けようとノブに手を掛けたとき、部屋の中からサツキの声が聞こえた。
「ふ、ンンっ・・・！！！はぁっ、はぁっ・・・ふ、ンンンッ！！」
花のように可憐だったサツキと同一人物とは思えない醜いうなり声。
しかし、それは生命の力強さに満ちあふれていた。
巡はその場に崩れ落ち、そして泣いた。
地球に命が生まれてから、繰り返され続けてきた不変の真理。生命の営みこそまさにそれではないか。
「サツキさん、ごめんなさい。私が間違っていたわ…
　私にも、あなたの作る未来を見せてちょうだい。」
巡が力を解き放つと、給湯室の時間が加速し始めた。
24時間あれば出産には十分だろう。
力を使い果たした巡は反動で眠りについてしまう。
目が覚めたときにはきっと、新しい未来が迎えてくれるに違いない。


***中田彼方


中田彼方の真実

分娩室のドアを開けて入ってきたのは見慣れない顔の男だった。
いや、そういえば私兵団の中にいたような気もする。
とにかく特徴のない男だった。確か名前は･･･
「中田･･･さん？ごめんなさい、いまはちょっと」
「いや、そうではないんだ。」
中田は自分のあごに手をかける。
勢いよくその手を引くと、ビリビリッという音とともに顔の皮が剥がれた。
その下から現れた顔は、誰あろう小竹その人であった。
「あなた…いらしていたのですね…」
サツキの顔に安堵の表情が浮かぶ。
小竹は陰からみんなを見守ってくれていたのだ。
「あなたの子供です。抱いてあげてください。」
しかし小竹はその場から一歩も動こうとしなかった。
「いや、やめておこう。僕はこれからまた地獄に戻らなければならないからね。
子供のことは君に任せるよ」
自嘲的な笑みを浮かべて去っていこうとする小竹。
しかしその体はドアの外に現れたスズハラエイジによって押しとどめられた。
「すみませんがお話は聞かせていただきました。一体なぜそんな心にもないことを言うのですか？口では強がっていてもこちらは正直なようですよ」
エイジが小竹の眼鏡を外す。小竹の目には今にも零れんばかりに涙があふれていた。

「…僕にはそんな資格はない。だって僕の手はあまりに血に塗れすぎてしまった。」
震える声で小竹が言う。事実、戦闘の途中であった小竹の両腕は文字通り返り血で真赤に染まっていた。
「そんなことを気にされていたのですか。それでは良いことを教えて差し上げます。あなたのその力は一体何のためにあるとお思いですか？」
ハッと小竹が顔を上げる。小竹の能力…それは、第三の手。

背中から現れた大きな手が、生まれたばかりの赤ん坊を優しく包む。
光に包まれたその光景は神々しさすら感じられた。
「これが…僕の子供…」
今度こそ小竹は涙を隠そうとしなかった。
戦場のど真ん中にある分別室で、小竹は大声を上げて泣いた。
泣きながらガス栓をひねった。


***真実の愛に目覚めた木蔭サツキ２


サツキ、両方の手のひらを上に向け、害意のない事を精一杯示す。

「お願いします。待ってください」

ピョンフ「ふざけるな！　何を待つっていうんだ！　立て！　外へ出ろ！」

「何でも！　何でも言うことを聞きますから！」
「だから待ってください。私は」
「どうしてもこの子たちを、助けなくちゃいけないんです！」

ピョンフ「タスケ、タスケ、何？」
ピョンフ「タスケナクチャって、何？」

「この子たちは私と…私と小竹様の、大切な子どもたちなんです」
「この子たちがいたから小竹様は、小竹様に」
「この子たちがいなくなったら、小竹様は…小竹様でなくなる。それ程の…だから」
「私はこの子たちが…助かればそれでいいんです。この子たちの無事さえ保障してくれるのなら、あなた達の望む通りにします…！」
「だから、待ってください」

バキィッ！
サツキ、左腕を自らの力でへし折る。

「望むならば…右腕も」
「それでも足りなければ、両の足も…！」
「この子たちが助かった後で私が…妙な気を起こすかもしれないと思うのならば」
「授乳に…支障が出ない範囲で私を壊してくれて構いません…！」
「お願いですからこの子たちを…助けさせてください…！」


***真実の愛に目覚めた木蔭サツキ３


木陰「ああ、なんとこと…誰か…誰か私の赤ちゃんを助けて…」
中田「くそ、こんな事で…終わってしまうのか…」

小竹軍の停戦の申し出を拒否したグーダター軍の残酷な仕打ちに
中田彼方と木陰サツキはただひたすら誰かが自分の子を助けてくれることを祈り続けた。

――――そのとき、奇跡が起こった。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

木陰「っ！？　これは一体！？」

突如分娩室の壁が歪みその中から多数の11人の忘却の戦士たちが現れたのだ！

ヤスヒロ「子供が生まれれば新車が必要になる、その新車を雨ジミから守る「昇陽」はいかが？」
チャーシューマン「ガスがあっても火をつければ意味がないだろ？」
果日明「貴方達は私の事を呪わない唯一の友達…」
朱実「こんなちっちゃな赤ちゃんが死んじゃうなんて可哀そうだよう…ウァーン！」
透流「影の薄い俺のことを部隊に誘ってくれたあんたちに礼がしたい」
シノコ「どうせ死ぬなら一緒に死のうよ…ねえ…」
歩渡羅帆「俺の超スピードで全員救って見せるぜ！」
ウォーリー「クーデター軍の野郎ども！オレを探す時間があったら、お前自身を探すんだな」 
リリス「やめて～！！赤ちゃんが死んじゃう。」
マリアッチ「カンパ、キーノたとえ演奏ができなくても俺達に出来ることはまだまだある」
和義「もう俺は目の前で誰も死なせない…あいつらの死を無駄にはしない！」

これはまさに木陰サツキの願いが天に届いた奇跡―――――

―――――否！！これは奇跡などではない！
そう、これはまさに小竹と木陰の愛が生んだ必然！

中田「み、みんな…一体これはどういうことだ？」

そしてさらに歪みの中からガスマスクを着けた男と背中に亡霊を憑依させた少女が現れる

「おっと、人の事を過去に置き去りにしておきながら忘れたとは言わせないぜ小竹！」
中田「お、お前はまさか鮎阪！？」
一夜「かつてそういう名前を名乗ったこともあったな」
木陰「一体どういうこと！？」
一夜「俺の力で空間を湾曲させてお前の部下と共にここへやってきた。勿論その子供たちを救うためだ」
ヤスヒロ「小竹…俺達はあんたの部下だ、そして部下が上司を助けるのは当然のことだろ？」
透流「俺達合わせて１５人*一人につき一人小竹様の子供を保護すれば丁度頭数が合います！」
果日明「我々は残念ながら…小竹様達を守ることはできません…しかし！二人のお子様を守ることはできます！」

中田「み、みんな、う…うぅ…有難う…本当にすまない…」
木陰「それじゃあ…私たちの子供を、どうか…お願い…」

チャーシューマン「何泣いてるんですか！小竹様らしくない！」
歩渡羅帆「任せて下さい！俺達がお子さんを守って見せます！」
和義「それじゃ、もう俺達は行きます。どうかお二人も生きて帰ってください…」
一夜「みんな、時空の門が閉じるぞ！急げ！」

全員が時空の歪みの向こう側に消えると
時空の歪みは収縮し、分娩室は静寂に包まれた

中田「みんな…本当に……ありがとう……」


&amp;nowiki(){*}スタメン落ち11人+カンパとキーノ+矢塚白夜と矢塚千夜、一夜は亡霊なので赤ん坊を抱けない


***ポエム


「ＢＬＯＯＤＹ　ＷＩＮＧ　～追憶ノ　ヨルニ～」 
作詞：ロケット商会 with シャドウ・イズミ　作曲：未定 　歌：未定

どこまでも静かな夜　眠れないよ 

嗚呼(Ah-Ah-)　貴方はなぜ逝ってしまったの？ 

こんなに愛していたのに　もう声も届かない 

嗚呼(Ah-Ah-)　悪魔たちの笑う　闇の向こう 

苦しくてたまらない　貴方と手をつなげたら 

空っぽの手　いまはただ虚しいだけ 

ネオンきらめく　街を歩く　堕天使たちの　行進が 

穢れた　叫び声が 

私を　復讐へと　駆り立てる 

覚悟するがいい　不浄なる魂よ 

今宵からは　震えて眠れ 

（※） 
「この一撃は　我が友の遺志　師の願い 
　森羅万象を満たす　聖霊よ　その無垢なる手を　かざし 
　罪深き者どもに　浄化の裁きを ！
　消えうせろ！ 
　これが　神技！　Ｂｌｏｏoooooｄｙ　ｗｉiiiiiｎｇ！！！」 
（※くりかえし） 

貴様らが逝くのは神の元ではない…永劫の闇だ！


サツキ出産祝福ポエム
題名　True Love

我が子よ
この世は決して　楽なところじゃないけれど
苦労ばかりが降りかかるけど
それでもお前に生きて欲しい
強く強く生きて欲しい
それが母の願いだから

我が子よ
温かな右手にはコンパスを
柔らかな左手にはガスの元栓を
強く強く握りしめて
父をも超える大人になあれ


小竹ジュニア　生誕の叫び　ポエム
題名　ガス漏れ

ガス　ガス　ガスは爆発する
それは命のトモシビ
ガスさえあれば他に何もいらない
電気さえも
でも　コンパスは大事だよね
ガス　ガス　ガスは爆発する
上手く使えば　人のよきパートナー
間違えたら　みんなさよなら
人は知恵を身につけなければならない
道をあやまっては　いけない
おとうさん　おかあさん
わたしは立派な　大人になりたい    </description>
    <dc:date>2009-02-21T09:41:06+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/86.html">
    <title>小竹軍イラスト</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/86.html</link>
    <description>
      *小竹私設兵団イラスト
***真実の愛に目覚めた木蔭サツキ
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***春夏秋冬　巡
|&amp;ref(meguri1.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by hatoko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=meguri1.jpg)|&amp;ref(meguri2.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by hatoko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=meguri2.jpg)|
***玉藻
|&amp;ref(tamamo.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by hatoko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=tamamo.jpg)|
***姫野崎　燐
|&amp;ref(rin.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by hatoko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=rin.jpg)|
***スリミ
|&amp;ref(surimi.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by hatoko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=surimi.jpg)|

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    <dc:date>2009-02-21T09:28:44+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/1.html">
    <title>トップページ</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/1.html</link>
    <description>
      *&amp;i(){戦闘破壊学園ダンゲロス番外編～逆襲の小竹様～}
&amp;font(i,14px){　　「魔人再生法案」の可決}
&amp;font(i,14px){　　それは魔人が法的に「人間ではない」とされたことを意味していた…！}
&amp;font(i,14px){　　暴力と知略で個々の力を纏め上げた男、範馬慎太郎}
&amp;font(i,14px){　　圧倒的なカリスマで多くの狂信的な部下を持つ男、小竹}
&amp;font(i,14px){　　それぞれの野望を胸に立ち上がる両雄}
&amp;font(i,14px){　　そして起こるクーデター}
&amp;font(i,14px){　　血と炎に彩られる国会議事堂}
&amp;font(i,14px){　　…だがそれすら内閣総理大臣松平健三の予定の内だった}
&amp;font(i,14px){　　タイムリミットまであと２時間}
&amp;font(i,14px){　　人と魔人の運命をかけた戦いが、今始まった！}

----
#center(){
&amp;size(large){&#039;&#039;ダンゲロス番外編はクーデター軍が勝利しました&#039;&#039;}
}

----
*INFOMATION
-&#039;&#039;戦闘破壊学園ダンゲロス番外編～逆襲の小竹様～&#039;&#039;にようこそ！
-分からない事があれば総合掲示板でどうぞ！初心者も大歓迎！！ 
-たくさんのご参加お待ちしております！
-&amp;color(red){当キャンペーンは2008/4/25（金）に終了しました}

**スケジュール
-&#039;&#039;3月21日（金）21：00&#039;&#039;　告知ラジオ開催
-&#039;&#039;3月26日（水）～4月6日（日）23：59&#039;&#039;　キャラ募集期間
-&#039;&#039;～4月18日（金）23：59&#039;&#039;　キャラクター修正期間
-&#039;&#039;4月19日（土）0：00&#039;&#039;　キャラクター＆所属各陣公開、掲示板誘導
-&#039;&#039;4月20日（日）&#039;&#039;　先攻後攻決定 →&amp;color(red){先攻はクーデター軍となりました}
-&amp;bold(){&amp;del(){4月21日（月）}&amp;color(red){4月22日（火）}}23：59　スタメン提出＆発表（小竹・範馬の称号設定＆追加ポイント振り）
-&#039;&#039;4月25日（金）21：00&#039;&#039;　封印キャラ提出
-&#039;&#039;4月25日（金）22：00&#039;&#039;　封印キャラ発表、その後ゲーム本番開始
-&#039;&#039;4月26日（土）&#039;&#039;　ゲーム本番予備日

**PLAYSYSTEM
-キャラクターエントリー用メールフォーム：http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P99569899
-ＧＫへのメール：gyakukota☆gmail.com（☆→@に変換してください）
-ＧＫのスカイプ：ID:monoski4
-当日のダイスルーム（IRC)
--サーバー名：irc.toybox.ne.jp (Friend Chat)
--チャンネル名：#GKダイス
-総合掲示版：http://jbbs.livedoor.jp/game/39801/
-ベースwiki：[[戦闘破壊学園ダンゲロスwiki&gt;http://www34.atwiki.jp/hellowd/]]

-&#039;&#039;wiki編集用ログイン情報&#039;&#039;
--メンバー名：&#039;&#039;member&#039;&#039;
--パスワード：&#039;&#039;password&#039;&#039;
--※ 文章や効果数値の改変はご遠慮ください

----
*一行インフォメ
■ ここで逆こたwikiの更新や変更の告知をします。下に行くほど新しい投稿だよ。

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    <dc:date>2009-02-19T08:45:27+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/85.html">
    <title>クーデター軍イラスト</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/85.html</link>
    <description>
      *クーデター軍イラスト
***バッド・F・ワーカー
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***プラチナ・ゴードン
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***出鯉真名
|&amp;ref(dekoi.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=dekoi.jpg)|
***フジクロ
|&amp;ref(fujikuro1.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=fujikuro1.jpg)|&amp;ref(fujikuro2.png,画像保管庫,x=100,title=illustrated by kyouko,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=fujikuro2.png)|
***星野 夜
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***N
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***ぽぽ＝アーネ
|&amp;ref(popo.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=popo.jpg)|
***ピョンフ
|&amp;ref(pyonfu.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=pyonfu.jpg)|
***園部香夏子
|&amp;ref(sonobe1.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=sonobe1.jpg)|&amp;ref(sonobe2.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by nakamura,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=sonobe2.jpg)|
***羽生 異電斗
|&amp;ref(twoface.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=twoface.jpg)|
***待宵　桃
|&amp;ref(yoimati.jpg,画像保管庫,x=100,title=illustrated by keiso,http://www7.atwiki.jp/attindh?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=17&amp;file=yoimati.jpg)|

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    <dc:date>2008-05-08T21:37:49+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/48.html">
    <title>小竹あJ</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/48.html</link>
    <description>
      *小竹あＪ 
-所属：クーデター軍
-性別：男性
-所持武器：ちんこバット
-&amp;bold(){攻撃：２０　防御：０　体力：２　精神：３　FS「仕事」：０}
・&amp;color(red){シークレットキャラクター}

**特殊能力『性転換Ⅳ』
-&amp;bold(){【発動率：６３％　成功率１００％】}
・&amp;color(red){シークレット能力}／隠匿項目は【制約】【カウンター補正】

【効果】
・小竹あＪが周囲1マス以内の敵キャラによって殺害された瞬間、その敵キャラに体力5ダメージ与える。
・小竹あJの周囲1マス以内で敵が能力を発動する瞬間（能力のカウンターで）に効果が起動（発動）され発動したキャラに体力3ダメージ与える。

***計算式
・効果：体力5ダメor体力3ダメ

・対象：敵一体
・範囲：周囲1マス
・効果時間：瞬間

・&amp;color(red){カウンター補正}：

・&amp;color(red){制約}：
・・制約1：小竹あＪが死亡しても能力が発動しない。（メイン補正）
・・制約2：ＧＫ独断マイナスを-15%付けなければならない。
・・制約3：小竹あＪが死亡した瞬間に効果が発動し敵によって死亡扱いになる。このとき・・発生するＤＰは通常の2倍となる。

・純ダメージボーナス　+20%
・一発ボーナス　+10%
・ＧＫ独断(両面補正+α)　-25

・【最終発動率】
・・63%

**キャラクターの説明：
小竹さま小竹様言ってるゴミ共を撲殺するために生まれた魔人。白金あＪがニートになった時に落とした”ちんこバット”を装備し凶暴化。
彼は言う。「小竹が圧倒的なカリスマだぁー？ただの人間が魔人気取ってんじゃねーよ！！！！こ・こ・こた・け・け・けけけけけけけけけけけけけけけｋ」 

----    </description>
    <dc:date>2008-05-08T01:26:07+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/52.html">
    <title>メタルデコイβ</title>
    <link>http://www7.atwiki.jp/attindh/pages/52.html</link>
    <description>
      *メタルデコイβ 
-所属：クーデター軍
-性別：男性
-所持武器：メタルボディ
-&amp;bold(){攻撃：０　防御：０　体力：５　精神：２　FS：１８}
・&amp;color(red){シークレットキャラクター}

**特殊能力『Ｄドレスチェンジ』
-&amp;bold(){【発動率：７７％　成功率１００％】}
・&amp;color(red){シークレット能力}／隠匿項目は【効果】【対象】【制約】

・&amp;color(red){効果}：
・・自分の周囲の人間の衣服をダイナマイトに変えるはた迷惑な能力。しかも自分は逃げる。
・・本家ドレスと違い、ダイナマイトは身につけている者が死んだ場合にのみ効果が発揮され、周囲１マスの敵に３ダメージを与える。
・・ただし、ダイナマイトに火がついてしまった場合効果が発揮されずに即死する。

***計算式
・&amp;color(red){効果}：カウンター待ちうけ付与　38.5(※）
・範囲：隣接１マス　0.2
・&amp;color(red){対象}：範囲内全員　0.7
・効果時間：３ターン　1.5

・&amp;color(red){制約１}：自分が戦線離脱　40
・&amp;color(red){制約２}：火気に当たると効果を発揮することなく即死　30

・一発ボーナス 10%
・ＦＳ：18

・【基本発動率】
・・100-20*(1+0.2+0.7+1.5)＝24.1
・【最終発動率】
・・24.1*(1+18*0.1)+10=77.48%=77%

・（※）死亡カウンターで周囲１マス「敵全員」に体力３ダメージ。
・・効果１：体力３ダメ　35%
・・範囲：周囲１マス　0.4
・・対象：範囲内全員　0.7
・・効果時間：一瞬　0
・・制約：なし
・・ＦＳ： 0
・・カウンター条件：死亡　30
・・カウンターのタイミング：後手　5
・・条件範囲：自マス　0
・・待ち受け時間補正：３ターン　0
・・発動率61.5％　100-61.5=&#039;&#039;38.5&#039;&#039;

**キャラクターの説明：
数年に一度催される天下一陽動祭において
出鯉家相手に辛酸をなめ続けたロシアの天才囮オトリニコフ。
メタルデコイは彼により設計開発された対魔人戦用アンドロイドである。
囮界で最強の名を欲しいままにしている出鯉一族の戦闘データを収集、コピーし、
陽動記憶合金ボディにインプットすることで驚異の囮性能を実現している。

今回の戦闘に投入されるβはその製造過程で生まれた廃棄品であるため、
ボディの性能は完成版より劣っており、行動ロジックもデコイとは呼べないものとなっている。

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    <dc:date>2008-05-08T01:03:47+09:00</dc:date>
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